へっぽこヘタレスキーヤーの管理人です。
今シーズンは、十数年ぶりにスキーの上達を目指し自分なりに雪上トレーニングを実施しましたが・・・
シーズン終盤を迎えてもパットしない結果に終わりそうです。
さて、雪上トレーニングにあたり・・・
様々な自称プロスキーヤーのHOWTO動画を見てきましたが・・・
正直なところ・・・
感性やイメージ的な話ばかりで、全く意味が分かりません・・・
例えば・・・
- 谷回りから早く捉える
- スキーを動かし続ける
- スキーを縦に落とす
- スキーを回旋させる
等という言葉は出てきますが・・・
身体の使い方で言えば・・・
- どこの関節をどのように動かすのか
- どの様な物理法則によってどのような結果を生み出したいのか
等の理論的な部分が欠落しています。
無意識に当たり前に出来る人が、個人・個人の感性やイメージだけで説明するので・・・
できない人には分かる訳がありません。
話している方と、聞き手の理解に祖語があるという事です。
システム開発に例えていうならば・・・
要件定義工程で・・・
現場とのすり合わせが上手くいかずに・・・
要件と要望のギャップがあるまま要件定義工程を完了し・・・
外部設計・内部設計・開発・単体テスト・結合テスト・・・
と進み・・・
上流工程での運用テスト段階で・・・
要件定義工程での不具合が露呈・・・
大きな手戻りが発生する・・・
という具合と同じということです。
教える側と教わる側の祖語があるままで・・・
いくら形だけを真似て練習しても正しい運動に導く事はできません・・・
無駄な練習時間だけが過ぎ・・・
変なクセが付くだけです。
管理人も酷くこの負のスパイラルに嵌ってしまい・・・
シーズン序盤から中盤に掛けて、時間をムダにしてしまいました。
唯一の救いは・・・
シーズン終盤にNZSIAの教程により・・・
スキー運動の力学的要素を正しく理解できたことだけです。
出来る出来ないは別として、正しいスキー理論が頭の中で整理できただけでも、随分と気持ち的にも楽になりました。
また、この正しいスキー理論を理解する事で、少なくとも整地されたゲレンデに関しては、雪質に関係無く、同じ運動で効率よく滑走することができます。
基本的に大回りも小回りも同じ運動となります。
深雪やコブでは、整地よりも運動要素が複雑となりますので・・・
管理人の頭の中ではまだスキー理論が整理できていませんが・・・
NZSIAの教本には、シチュエーション別の滑り方も掲載されていますので、読み解く事ができれば、頭の中で整理できるかと思っています。
いずれにしても・・・
スキー指導の多くの現場で、祖語が発生しているのが現実です。
スキーが上手い指導員はガキの頃から滑っているので無意識にやっている
無意識にやっているので、感性やイメージでしか説明できない・・・
できない人がが何故できないか理解できない・・・
適当にバリエーショントレーニングをやって終了・・・
こんな感じでしょうか?
では例えば・・・
良く言われる谷回りから早く捉える・・・
ですが・・・
これを実践するには最も重要な前提要素が一つあります・・・
それは・・・
落下方向に働く重力を使って・・・
重心が斜面を横切る慣性を発生させる・・・
という事です。
これが始点となる最も重要な要素であり・・・
これができない限りは、谷回りなんてできません。
この要素なくして、谷回りはできませんが、現場では全くこの説明がされません・・・
重心の移動による切り替えをいくら練習したところで、この前提が無ければ、どどうしようも無い訳です。
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