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日本海側は雷が多い!
年間の雷日数(気象庁HPより)
全国各地の気象台の観測に基づく雷日数(雷を観測した日の合計)の平年値(1981~2010年までの30年平均値)によると、年間の雷日数が多いのは東北から北陸地方にかけての日本海沿岸の観測点で、もっとも多い金沢では42.4日となっている。
これは、夏だけでなく冬も雷の発生数が多いことによる。
管理人が住んでいる地域もかなり雷が多いです!
2017年(平成29年)の九州北部豪雨・2018年(平成30)の西日本豪雨・2019年(令和元年)の九州北部の豪雨や台風19号など、ここ2~3年で豪雨による災害が多発しているが、それに伴い雷も多くなっています。
雷が落ちると、無線設備が壊れる!
毎回雷がゴロゴロと鳴り出すと、どこかに落ちるのでは無いかと不安で夜も眠れません!
とくに無線設備の基地局や中継局は要注意です!
管理人は役所勤めですので、管理する物件もまだ少ない方ですが、携帯電話会社等の通信事業者の保守担当者は大変だと思います。
特にここ数年は、よく雷が落ちて無線設備が直雷で壊れます。
毎年数か所は必ず直雷被害を受けます。
雷が落ちると、一番安い設備でも1局当たり約300万円がふっとびます・・・
保険は入っていますが、年々減価償却されますので、修理に掛かった経費の満額は出ません。
正直雷が落ちる度に勘弁して欲しいという気持ちになります。
これが基地局や中継局となると、雷の1撃で1か所数千万円がふっとびます・・・!
従来型の避雷針(フランクリンロッド)では雷を防ぐものではない?
渋滞型の避雷針(フランクリンロッド)は、雷を誘発させ、安全に落とすもの です。
当然雷を落としますので、雷が人や建物に直撃することは回避できますが、その際に生じる巨大な電流は、建物や地面を通してあらゆる電子機器にダメージを与えます。
この為、電子機器を保護する為に、耐雷ユニットや SPD(避雷器)を設置するのですが・・・
多くの場合、防ぎきれずに、電子機器を破壊します。
雷対策の救世主? 消イオン容量型避雷針!
消イオン容量型避雷針とは?
従来型の 一般的な避雷針(フランクリンロッド)と異なり、雷を「誘引して安全に落とす」のではなく、 雷を「落とさない(近寄せない)」避雷針です。
避雷針本体から半径100mの範囲で、上空のマイナス電荷を常に引き寄せる働きをし、周辺で発生するマイナス電荷が常に 避雷針本体へ向かって引き寄せられている形になる為、上空に向かってマイナス電荷が放出されることがありません。
また、同時に地面(対象となる接地極)のプラス電荷も常に 避雷針本体へ引き寄せており、空中から引き寄せたマイナス電荷と地面から引き寄せたプラス電荷を、本体で自動的かつ継続的に電荷交換を行うことで中和し続け、ごく微弱な電流として安全に地面に逃がしていきます。
その働きにより、保護範囲内では電位差が発生せず(大気中のマイナス電荷を飽和させない)落雷が発生しません。
消イオン容量型避雷針 の防護範囲は?
設置場所から半径100メートルの範囲で24時間、365日周辺環境の脱イオン化を促します。
ただし、設置場所の高さや位置により範囲は変わり、例えば、設置場所の高さが20メートルの場合、半径100メートルの円錐形が保護範囲となります。
フランスで200カ所に消イオン容量型避雷針を設置し、2005年~2010年までの5年間、消イオン容量型避雷針設置場所付近の落雷数を調査したところ、落雷位置特定の誤差(200m)を考慮しても消イオン容量型避雷針付近に落雷が無かったという統計があります。
消イオン容量型避雷針は最善の落雷対策か?
「雷を落とさせない」ということは?
従来型のフランクリンの避雷針では落雷を誘導するため、たとえ避雷針の設置された建物でも落雷による電磁誘導の影響を受け、電子機器への被害が生じる危険性があります。
建物は守られても、内部にある電子機器までは守ることができないのです。
しかし雷を落とさせない避雷針の場合は、保護範囲での落雷そのものが生じないため、建物だけでなく電子機器も保護することができます。
dinnteco-100plus!
dinnteco-100plusは、世界37カ国以上、6,400件以上の豊富な採用実績があり、ビル1棟からパナマ運河まで、あらゆるシーンでの落雷リスクに対応しています。
雷を落とさない!
正に夢のような避雷針です。
1箇所当たり約300万円オーバーとかなりの高額でありますが、よほどメーカーさんも自身があるか、3億9,000万円までの落雷補償まで付いています。
単価が高いので、全ての設備に付けると、費用対効果が出ませんが、1局数千万円する基地局・中継局には投資する価値があると信じ、管理人も無理やり導入させる事に決めました。
世界37国で導入され、次のとおり認証等も受けています。
2010年・ビューローベリタス認証
(ビューローベリタスとは:世界140カ国で品質、健康、安全、環境保護などの試験・検査・認証を行っている第三者機関。本部はフランス)
2013年・NATOカタログ登録
2014年・内閣府 防災推進協議会 防災安全協会から防災製品として認定
製品が納品されましたので、写真をとっておきました。
重量は、約10キロ程度
大きさは、約40センチ×30センチ程度です。
実際に取り付けてみて、経過を観測しないと評価はできませんが、評判を聞いている限りは、信頼できそうです。
しかし、まだあまり日本国内での知名度が低い様で、「眉唾もの・・・」という評価でなかなか導入の決済を取るのにかなり苦労しました。
管理人的には、これで落雷の確立が半分にでもなってくれれば、導入した値はあると思っています。
まとめ
消イオン容量型避雷針は、雷を落とさない夢の避雷針!
価格はまだまだ高いが落雷保証付!
高価な無線設備には、費用対効果を考えても導入検討の価値あり!