超ド底辺地方公務員の管理人です。
2026年3月。
例年であれば、年度末の予算執行の最終チェックや新年度の事業の計画を考え、
管理人の精神的キャパシティはとうに限界を超えている時期です。
しかし、今年の3月末は、追い打ちをかけるような「物理的な試練」がありました。
それは、自治体職員にとって運が悪いと避けては通れない春の恒例行事。
「部署の引っ越し」です。
新年度では、異動はなかったものの、物理的に居場所を追われ、
新たな戦場へと荷物を運ぶことになりました。
つまり、平たく言えば締め出しを食らいました。
「異動なき移動」という名の不条理
地方公務員にとって、3月下旬の辞令交付はまさに運命の分かれ道です。
「今年はどこへ飛ばされるのか」と戦々恐々とする同僚たちを横目に、
管理人の名前が異動名簿に載ることはありませんでした。
ひとまずは今の業務の継続。
これが幸せかどうかはまた別の話ですが・・・
しかし「異動はないけど、部署ごと場所を移るから・・・」と、上司からの一言。
管理人の膝からは力が抜けました。
異動はないが移動はった。
なんかシャレにもならん。
いずれにしても、今ある机や膨大な書類、書棚を自力で全て運び出さなければならないことを意味します。
しかも、2026年の3月末は平日。
当然ですが、引っ越し作業は「直前の土日」に設定。
貴重な休日が、段ボールとガムテープの山に消えていく。
これが田舎の自治体職員のリアルです。
52歳の肉体・書類の山に沈む
今回の引っ越し、何が辛いと言って「階が変わる」ことです。
エレベーターはあるものの、デスク、重たい書棚、そして果てしなく続く紙資料の束。
これらを全て新たなフロアへと運搬する。
管理人は50歳オーバー。
普段はスキーのコブ斜面で鍛えているつもりですが、
あちらは「重力に従って落ちる」運動。
対して、引っ越しは「重力に逆らって持ち上げる」運動。
使う筋肉が全く違う。
しかも、わが部署は少人数。
一人あたりの荷物量と作業強度は、笑えないレベルに達しています。
一般の方からすれば「引っ越し業者に頼めばいいじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、財政の厳しい田舎の自治体において、事務室内の移動で業者を呼ぶなどあり得ません。
慣例で部署の引っ越しは、他の部署は手伝ってくれません。
頼れるのは我が身のみです。
ビリヤードの玉突きと組織の力学
さて、ここで一つの疑問が湧きます。
なぜ、異動も新設もないのに、わざわざ部署を移動させる必要があるのか。
調べてみても、明確な戦略的理由は見当たりませんでした。
おそらく、どこか一つの大きな部署が動くことになり、
その空いたスペースを埋めるために他の部署がスライドする。
まさに「ビリヤードの玉突き」のような現象です。
一つの玉が動けば、玉座を奪い合うように次々と玉が押し出されていく。
以前、ビジネス書か何かで「定期的にオフィスを移転させない企業は成長が止まる」という説を読んだことがあります。
企業規模が拡大すれば社員が増え、仕事の範囲も広がる。
だからこそ、物理的な環境を更新し続けることが成長の証であると。
しかし、自治体は企業のように右肩上がりにデカくなるわけではありません。
むしろ、人口減少の中で「いかにスリム化するか」が至上命題となっている。
この環境下での頻繁な引っ越しは、単なる組織の慣習、
あるいは「動かした」という実績作りに過ぎないのではないか。
そんな毒づきたくなる気持ちを、重い段ボールと一緒に抱え上げます。
壁際という名の「聖域(サンクチュアリ)」へ
しかし、絶望ばかりではありません。
今回の引っ越しには、管理人にとって数少ない「希望」がありました。
今の部署の配置は、ぶっちゃけあまり好きではありませんでした。
人の動線が激しく、あまりに落ち着かない場所だったのです。
ところが、新天地での管理人の座席は、念願の「壁際」の位置です。
背中が壁なだけでも、落ち着きます。
壁際であれば・・・
後ろから覗かれることもありません。
※仮にさぼっていてもバレないかもしれません・・・
「場所が変われば、気分も変わる」
アラフィフの辛い身体で荷物を運んでいる間、
管理人はこの「壁際への期待」だけを心の支えに頑張りました。
4月からの新しい戦場に向けて
土日の作業を終えた今、管理人の体はバキバキです。
明日の朝、布団から起き上がれるかどうかすら怪しい。
月曜から仕事できるかな?
まだ荷ほどきが終わっていない新しい事務室を眺めると、
いつになったら片付くのやらと辟易します。
本音を言えば、できれば、この年齢で「階を跨ぐ引っ越し」はしたくありません。
管理人の部署の引っ越し人生を振り返ると・・・
- 20代で2回
- 30代で3回
- 40代で1回
- 50代で1回(今回)
- 合計7回ですね。
多いのか少ないのか?
管理人の異動が6回なので・・・
異動よりも移動が多いのはなんたる皮肉なのだろうか?



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