へっぽこヘタレ超ド底辺地方公務員の管理人です。
ちなみに職場のシステム管理者ですが、名ばかり管理者状態です。
さて、送ればさせながら職場に無線LANを導入することになったのですが・・・
かなり手こずっています。
チャンネル設定に悩む
さて、自宅のwi-fiであれば、アクセスポイントの設置は、
せいぜい1~2個なので、それほど悩む必要もないのですが・・・
これが職場となると・・・
アクセスポイントの設置も多くなりますし、
平面だけでなく、上下の階の電波干渉も考えなければなりません。
電波の届く範囲で同じ周波数が被ると電波干渉が発生し、
通信が不安定になるので、これはなるべく避けたい。
しかし、wi-fiの周波数って思いのほか少なくて、
チャンネル設定が難しい。
イロイロと調べてみると、
2.4Ghz帯は、干渉が多いので5Ghz帯域を使った方が良いとまでは分かりました。
2.4Ghz帯は、チャンネル数は14個ありますが、
隣同士のチャンネル周波数が被っているので・・・
- 1・6・11(14)
- 2・7・12
- 3・8・13
上記の組み合わせのどれかで、
実質的に3チャンネルしか使えません。
5Ghz帯
5Ghz帯だと、W52の場合は、4チャンネル使えます。
W53とW56まで使えば、20チャンネルまで行けます。
ただし、W53とW56は、気象レーダーや航空レーダーと干渉することがある。
滅多なことは無いので、近くに気象レーダーや空港が無ければ、
大丈夫という意見もある様ですが、
万が一でも干渉すると停波して業務ができなくなるので、
できれば使いたくない。
通信速度?
ただ、チャンネルボンディングしないとMAXでも150Mbps程度ということで、
そんなに通信速度が出ないんですよね。
管理人の職場の有線LANは、
設計が古く末端のクライアントでは、
基本的に100Mbpsしか出ません。
ですので、
チャンネルボンディング無しでも、理論値は早くなるのでそれでも良いのですが、
できれば、チャンネルボンディングで、
300Mbpsくらいは出したい。
しかし、チャンネルボンディングすると、
チャンネルが足りなくて、電波干渉が起こる。
悩ましいところです。
いずれにしても、チャンネルボンディングをするならば、
W53とW56を使う必要が出てきます。
かなり悩みましたが、
最終的に、やはり万が一のDFSとTPCが怖いので、
20Mhzで設定することにしました。
ちなみに、良好なwi-fi環境には、
- 電波強度:-65dB以上
- D/U比:20dB以上
が必要です。
アクセスポイントを実際に設置して電波を出してから、
再度、サイトサーベイを行い、
設計上の電波強度とD/U比が出ているか確認しなければなりません。
無線LANって便利ですが、
業務用のクライアントは、やはり基本は有線LANにして、
センサーなどのIOTデバイスや、
ちょっと自席から離れたところでの会議用途などに限定にするのが、
正解の様な気がしてきました。
結構な投資額なので、
【使い物にならない】などの失敗プロジェクトにならないとよいのですが・・・
心配でたまりません。
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