貧乏アラフィフ親父のエセシステム管理者の管理人です。
マウスを捨てトラックボールに救いを求めた
さて、管理人の右手は長年の事務仕事でのマウス操作により酷い腱鞘炎と
肩コリ首コリに悩まされています。
もう何十年も前の話ですが・・・
そこから、「普通のマウス」を使うことが苦痛になった管理人が、
最初に試したのは「左手でマウスを使う」という荒業でした。
右手がダメなら左手を使えばいいじゃないか。
これは、これで慣れれば、普通に使えるようになりました。
最近では、ペリックス等から左手専用のエルゴノミクスデザインのマウスも発売されており、
それを使えば、かなり快適に左手でマウス操作ができました。
ただ、これも同じマウスなので、今度は左手も腱鞘炎に・・・
最後は、右手と左手の両方にマウスを置いて、疲れたら交換するという
非常に場所を取る無断なことをしていました。
次に挑戦したのは、トラックボール界の王道、親指操作タイプです。
しかし、これが管理人の手には致命的に合わなかった。
親指の付け根に独特の負担がかかり、
腱鞘炎の箇所が移動しただけのような結果に終わったのである。
そんな管理人がようやく辿り着いた安住の地が、
人差し指・中指でボールを操作する「人差し指タイプ」でした。
エレコムの「DEFT PRO」に出会ったとき、これこそが運命のデバイスだと直感しましたね。
手首を固定したまま指先だけで軽やかにポインタを操る快感。
ボタンの多さ、マクロ機能の充実。
管理人はこのDEFT PROを数年間にわたって愛用し続けてきました。
しかし、トラックボールの世界には、ある「残酷な真実」が存在します。
それは、市場に出回る製品のほとんどが「右手用」であるという事実です。
管理人の右手の腱鞘炎を本格的に癒やすには、
理想を言えば「左手で、かつ多機能なトラックボール」を使いこなす必要がある。
しかし、左手専用、あるいは左右対称のトラックボールで、
なおかつ複雑なマクロ設定が可能な製品は、この世にほとんど存在しません。
ケンジントンの名機「スリムブレード」などは左右対称で左手でも使えますが、
決定的にボタンが足りない。
ボタンが少なく、ボタンのショートカット登録ができないことは、
管理人にとっては、非効率的・非合理的以外の何物でもありませんでした。
TB800 EQという「希望」の誕生とあまりにも早すぎるディスコン
そんな「左手・多ボタン難民」となっていた管理人の前に、2025年12月、救世主が現れました。
ケンジントンから発表された多ボタントラックボール「TB800 EQ」です。
この製品は、トラックボール界のロールスロイスとも言える高級機でありながら、
多数のボタンを配置し、さらに管理人が最も切望していた機能を搭載していました。
それが「オンボードメモリ」です。
オンボードメモリを搭載していれば、
ボタンの割り当て(キーマップ)をマウス本体に保存できます。
つまり、一度設定してしまえば、職場のパソコンが変わろうが、
持ち運ぼうが、専用ソフトをインストールすることなく、
自分好みの「左手用マクロ仕様」で使い続けられるということ。
これは、管理人のような環境の人間にとっては、喉から手が出るほど欲しい機能でした。
しかし、この希望は、発売直後から暗雲に覆われることになります。
当初の予約争奪戦。
管理人はこれに敗れました。
Amazonで注文はしたものの、手元に届くのを待つ間に、
ネット上には不穏な報告が相次ぎました。
2025年12月には、ポインタが特定の動きに反応しない「デッドゾーン問題」が発覚。
さらに追い打ちをかけるように、翌2026年1月、
不具合を修正するためのアップデートパッチを適用したユーザーから
「ポインタが勝手に動くドリフト現象」が報告されたのです。
このため、ケンジントンは再出荷を停止。
管理人の注文ステータスは「入荷未定」のまま固まりました。
そして迎えた2026年2月。
信じがたいニュースが舞い込んできました。
「TB800 EQの生産終了(ディスコン)」です。
発売からわずか2ヶ月余り。
不具合を修正して再販されることを信じて待っていたファンに対し、
メーカーが下した決断は、あまりにも冷酷な「打ち切り」でした。
修正版の販売予定も、再出荷の予定も、今に至るまで一切発表されていません。
ネットの評判と手に入らない悔しさ
ネットの情報を漁ってみると、気になる情報があります。
一部のユーザー、
特に「デッドゾーンなんて、大雑把な操作しかしないから気にならない」という人々からは、
かなりの高い評価がだされています。
このような情報を目にするたびに「本当に使ってみたかった」 と思わざるを得ません。
今や、国内の正規流通ルートでTB800 EQを手に入れることは不可能です。
海外のアリエクスプレスなどを見れば、在庫がないわけではありませんが、
そこには「ディスコン」という希少価値に乗じた凄まじい高値がついています。
貧乏公務員の管理人が、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買える価格ではありません。
しかも、その仮に高価なお金を出して手に入れたとしても、
もし、デッドゾーン問題が管理人にとっても致命的な場合は、お金をドブに捨てる結果になります。
もし、このTB800 EQが正常な状態で管理人の左手に収まっていたら。
あらゆるパソコン操作が、もっと軽やかに腱鞘炎の痛みを忘れてこなせていたかもしれない。
結論:技術の進歩と置き去りにされる「現場」
生成AIを使えば、一瞬でコードが書ける時代。
それなのに、たった一つのトラックボールの不具合すら克服できず、
製品そのものを葬り去ってしまうというメーカーの判断。
管理人は、非常に残念でなりません。
大手メーカーであれば、不具合を認め、改善した「Rev2」を出すくらいの気概を見せてほしかったと思う。
このまま歴史の闇に葬り去るには、
TB800 EQというハードウェアが持っていたポテンシャル(特にオンボードメモリと多ボタンの融合)は、管理人にとってはあまりにも魅力的すぎ。
今日も管理人は、古したエレコムのDEFT PROを左手で操作しながら、
騙し騙し仕事を続けています。
ちょっと壊れてきたんだけど、この商品も生産中止となっており市場在庫しか手に入らない。
さらに接続端子がminiB仕様で乾電池・・・
今さら新品で買う気にはならない。
「TB800 EQさえあれば」
とついつい考えてします。
そのうち、センサーの位置を変更する、
又はセンサーを2個搭載するといったマイナーチェンジを経て
再出荷される日が来るとは思うのですが、
いったいいつの日になる事やら・・・
気長に待つことにします。
スペック
| OS | macOS, Windows |
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色
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ブラック/グレー |
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接続方式
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2.4GHz USBレシーバー, Bluetooth® LE, Wired USB-C, 無線 |
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DPI
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400, 800, 1200, 1600 |
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センサー
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光 |
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トラックボール (mm)
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55 |
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USB レシーバー サイズ
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Nano USB レシーバー |
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ワイヤレス タイプ
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2.4Ghz, Bluetooth® LE |
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外形寸法
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124 x 61 x 163mm (4.89 x 2.41 x 6.42″) |
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保証期間
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3年間の限定保証 |
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包装タイプ
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Retail |
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ボールコントロール
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中指操作 |
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操作の利き手
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両方 |
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バッテリータイプ
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充電式バッテリー |


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