管理人がスイフトスポーツ【ZC33S型】に乗り出してから1年以上経過しましたので、レビューを掲載します。
スイフトスポーツ【ZC33S型】のスペック
車名・型式 | ZC33S | |||
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) | |||
トランスミッション | 6MT | 6AT | ||
機種記号 | VBRM | VBRK | ||
セーフティパッケージ | VBRM-J | VBRK-J | ||
装着車 | 全方位モニター用カメラ | VBRM-JM | VBRK-JM | |
パッケージ装着車 | ||||
寸法・重量 | 全長(mm) | 3,890 | ||
全幅(mm) | 1,735 | |||
全高(mm)※1 | 1,500 | |||
室内寸法(mm) | 長さ | 1,910 | ||
幅 | 1,425 | |||
高さ | 1,225 | |||
ホイールベース(mm) | 2,450 | |||
トレッド(mm) | 前 | 1,510 | ||
後 | 1,515 | |||
最低地上高(mm) | 120 | |||
車両重量(kg) | 970 | 990 | ||
乗車定員(名) | 5 | |||
性能 | 燃料消費率(km/L)※2 | 16.4 | 16.2 | |
(国土交通省審査値) | ||||
主要燃費向上対策 | 可変バルブタイミング、電動パワーステアリング、筒内直接噴射、ロックアップ機構付トルコン(6AT車) | |||
最小回転半径(m) | 5.1 | |||
エンジン | 型式 | K14C型 | ||
種類・弁機構 | 水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボ DOHC16バルブVVT | |||
内径×行程(mm) | 73.0×81.9 | |||
総排気量(L) | 1.371 | |||
圧縮比 | 9.9 | |||
燃料供給装置 | EPI(電子制御燃料噴射装置) | |||
最高出力(kW/rpm)ネット | 103<140PS>/5,500 | |||
最大トルク(N・m/rpm)ネット | 230<23.4kg・m>/2,500-3,500 | |||
燃料タンク容量(L) | 37 | |||
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | |||
動力伝達装置 | 変速比 | 前進 | 1速:3.615 | 1速:4.044 |
2速:2.047 | 2速:2.370 | |||
3速:1.518 | 3速:1.555 | |||
4速:1.156 | 4速:1.159 | |||
5速:0.918 | 5速:0.851 | |||
6速:0.794 | 6速:0.672 | |||
後退 | 3.481 | 3.193 | ||
最終減速比 | 3.944 | 3.683 | ||
ステアリング | 歯車形式 | ラック&ピニオン式 | ||
ブレーキ | 主ブレーキ形式 | 前 | ベンチレーテッドディスク | |
後 | ディスク | |||
制動倍力装置 | 真空倍力式 | |||
制動力制御装置 | ABS[EBD付] | |||
駐車ブレーキ形式 | 機械式後2輪制動 | |||
懸架装置 | 懸架方式 | 前 | マクファーソンストラット式コイルスプリング | |
後 | トーションビーム式コイルスプリング | |||
スタビライザー形式(前) | トーション・バー式 | |||
タイヤ | 195/45R17 81W
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発表前は4WDの噂もあった・・・?
スイフトスポーツ【ZC33S型】の発表前は4WDになるとの噂も一時期流れましたが、結局はFFのみでの販売となりました。
一度は、あこがれのスポーツ4WDという部類の自動車に乗ってみたかったという気持ちもあり、スイフトスポーツ【ZC33S型】の発表前にエスクードが同じエンジン(レギュラー仕様)を積んだ新型を発売したので、4WDでの発表を管理人もかなり期待していました。
4WDが出なかったのはちょっと残念です。
トヨタの新型ヤリスが4WD(GR-4)を発表するのは、正直なところ羨ましいです。(但し価格差を無視すればですが・・・)
2020年にはハイブリッド(マイルド)が搭載される・・・?
スズキ 新型スイフト スポーツ ハイブリッド マイナーチェンジ 2020年発売
スズキは新型「スイフト スポーツ」に新しいハイブリッドを搭載して2020年に発売する。
ヨーロッパでは2020年3月に発売。
新型「スイフトスポーツ」に搭載されるハイブリッド(マイルドハイブリッド)は、WLTPコンバインドサイクルで最大20%のCO2排出削減、トルクの増加、15%の燃費向上を実現。
改良版、新K14D Boosterjetエンジン 1.4L 直列4気筒直噴ターボを搭載。
新しく開発されたパワートレインは、設計上非常に軽量で、15kg未満の重量アップ。
48ボルトのリチウムイオンバッテリー、スタータージェネレーター(ISG)、および48V-12Vコンバーターで構成されている。ISGはベルト駆動、ローダウンからの追加トルクでガソリンエンジンを支援し、2,000 rpmから173 lb-ft(235 Nm)を提供。
バッテリーとコンバーターユニットは、重量配分を改善するためにフロントシートの下に配置。48V自己充電ハイブリッドシステムは、10 mph(16 km / h)未満の都市速度でEVのみで走行、燃料消費をさらに改善する。
<carscoops>
4WDではありませんが、来年のマイナーチェンジでハイブリッド(マイルド)が搭載されるそうです。
スイフトスポーツ【ZC33S】2020年マイナーチェンジの情報はこちら
欧州でのハイブリッドは「48V」が主流だそうで、それに「ボルト数」を合わせてくる様です。
これがどのくらい走行性能に影響が出るのか興味津津です。
ホンダのFIT2には「ハイブリッドRSの6MT」がラインナップされていましたが、FIT3ではラインナップ落ちしました・・・。
マイナーチェンジ後のスイフトスポーツ【ZC33S型】のラインナップが、ノーマルエンジンとハイブリッドの併売になるのか、ハイブリッドオンリーになるのかも興味があります。
管理人の予想では、併売であればハイブリッドよりもノーマルエンジンの方が売れると予測します。
現状スズキのラインナップでも、マイルドハイブリッドとフルハイブリッドでは、マイルドハイブリッドの方が売れています。
また、 ディーラーでも価格差を埋めるだけのメリットが得られないとの事で、フルハイブリッドとマイルドハイブリッドが選択できる場合は、マイルドハイブリッドを勧めてくる場合が多いのが現状です。
管理人の【ZC33S型】スイフトスポーツの妄想カスタム記事はこちら!
スイフトスポーツ【ZC33S型】のレビューは・・・?
話がそれましたが、ここから管理人が1年間実際に乗った感想です。
デザイン
管理人的には、ZC31S~ZC33Sの中ではイチバン好きです。
フリント・サイド・アリの各アンダースポイラーやテールゲートスポイラー等が標準で全て装備され、オプションで購入する必要が無いのも高いポイントです。
外装の後付けは案外高く概ねどのメーカーでも、フリント・サイド・アリの各アンダースポイラーを後付けすると、15~16万円は掛かります。
コンパクトスポーツというカテゴリーでは、3ナンバーに拡張されたトレッドを含めて、外国勢にも負けていないと感じます。
内装
価格相応でプラスティッキーな部分は否めませんが、それでもかなり雰囲気は出ています。
ところどころの赤いアクセントがスポーツモデルであることを印象付けています。
シートもノーマルでも十分なホールド感も出ておりますし、運転席にはシートヒーターまで標準装備されています。
但し、長距離には向きません・・・確実にお尻が痛くなります。
ステアリングは、下側の一部が革で覆われ折らず、樹脂がむき出しの「Dリング」形状となっています。
下側まで革で覆われていれば、言う事が無かったのですが、ここだけが管理人的にはマイナスポイントです。
調整機構は、シートの前後だけでなく、ステアリングにチルトとテレスコピックも付いていますので、かなり柔軟にシート位置を調整する事ができます。(この価格帯でテレスコピックが付いている車は小数ですので、かなり高ポイントです)
収納は、期待できません・・・
出来れば、カップホルダーは「Aピラーの下のエアコンの吹き出し口」付近の運転席・助手席の両側に欲しかったところですが、この辺りはスポーツモデルということで、割り切るしかありません。
FITと比べるとユーティリティーは勝負になりませんが、スポーツモデルと割り切るしかありません。
その他、細かい収納スペース等もあまりありません。
リアゲート下のアンダートレイすらオプションです。
ただの発砲スチロールのですが、これが30,000円弱もするのは驚きでした。
管理人的には必須アイテムでしたので購入しましたが、コスパが悪すぎて屈辱的にも感じました。
動力性能
大排気量のスポーツカーと比べれば、不満も出てくるのでしょうが、このクラスのコンパクトスポーツとしては、申し分無しです。
1トン切りのボディーを引っ張るには十分な動力性能があります。
管理人は大型バイクにも乗りますので、大型バイクとの比較になりますが、絶対的な加速性能はさすがに大型バイク劣ります。
しかし、乗っている感覚としては遅さは感じません。
むしろ300万円以内で買えるクルマとうい条件で括れば、間違いなく速いクルマです。
ECUチューンをするとさらに速くなる様ですが、10万前後の費用が掛かりますので、コスパを考えると、ノーマルでも十分かと感じます。
5万円だったら管理人もしていたと思います。
但し、燃費が悪くなるという情報もありますので、ECUチューンを検討している方は注意してください。
レブリミットは低めですが、概ね3,000~5,000回転前後を使って走る様にするとスムーズに走れます。
足回り
フロントはストラット、リアはトーションビームです。
管理人は、インチダウンしタイヤサイズを「205/50R16」にしています。
幅を1センチ増やし、タイヤも「DUNLOP DZ102」というロードスポーツタイヤに変えていますので、ノーマルと単純比較はできませんが、この状態でもかなり粘ります。(グリップします)
かなりのハイペースで、お山を走っても安定感もありますし、何よりもトーションビームにも拘わらず、リアが安定しているのが驚きです。
リアの接地感がしっかり出ているのでかなり安心感もあります。
ノーマルの足回りにかなりの満足感があるので、車高調整キットを入れるかどうかもかなり迷うところです。
そんなに高価な車高調整キットを入れる事は予算的に厳しいので、入れるとすれば「TEIN FLEX Z」辺りの価格帯のものになるかと思うのですが、この価格帯のレベルだと下手をするとノーマルよりもバランスが崩れる様な気もします・・・
見た目重視で、車高を下げるのもアリだとは思うのですが・・・
ブレーキ性能
冷感時はかなりカックンします・・・
温まってくると普通になります・・・
ストリート程度であれば、車両重量が軽い為、十分なストッピングパワーが出ますので、パッドを交換する必要も無いと思います。
サーキット走行等を視野に入れるのであれば、サスペンションを含めて交換した方が良いでしょう。
シフトフィール
シフトフィールはお世辞も良いとは言えませんが、不満も無いという感じです。
停車時から1速になかなか入らなかったり、3速から2速にシフトダウンする場合に引っかかりを感じる場合があります。
しかし、まだまだ走行距離が少ないので、もう少し走れば馴染んでくるかもしれません。
ペダル配置も特に問題ありません・・・
ヒールアンドトゥについては、しっかりブレーキを踏んだ状態で行えば、ブレーキベダルとアクセルペダルの高さも同じくらいになりますので、むしろやり易いです。
逆に街乗り等で、ブレーキを浅く踏んだ状態でしようとするとアクセルを空振りします。
ZC33S型スイフトスポーツのタイヤの購入ならこちらのサイトから!
総評
200万程度で買えるスポーツモデルとしては、唯一無二と言えるでしょう。
価格・性能のどれをとっても他社には真似できないと思います。
塗装については標準色は弱いです。有料色の方は塗膜が1層増えるそうですので、できれば有料色を選んだ方が良いと思います。
まとめ
コンパクスポーツクラスではダントツのコストパフォーマンス!
動力性能・運動性能・旋回性能のどれもノーマルでも満足できるレベル!
200万でこの性能は他社の追従を許さない!
買って後悔無し!
但し前提条件として大排気量スポーツカーと比較しない事!
標準職の塗装が弱いので、10年持つか不安・・・
有料色なら塗膜が1層増えるので安心・・・かもしれない
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