ディーラーオプションナビは割高
ディーラーオプションナビは、8インチナビが選べるので、大きい画面が好きな方にとっては良いのですが、液晶が感圧式です。
感圧式は、スマーフォン等で採用されている静電容量方式と異なり、反応が若干鈍いので操作性にストレスを感じます。
社外品と比較するなら、ディーラーオプションの8インチナビは、パナソニックのOEMですので、同レベルの社外ナビとなるとRXシリーズが対象となります。
RXシリーズの液晶は静電容量方式ですので、スマートフォンと同じようにスムーズな操作が可能です。
オーディオフォーマットについては、ディーラーナビは、
「MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC」が対応していますが、
パナソニックのRXシリーズは、
「MP3/WMA/AAC」のみで、「WAV/FLAC」には対応していません。
ハイレゾ音源(リニアPCM)には対応していますが、SDカードやUSBメモリに保存したハイレゾ音源データは、再生出来ない様です。
個人的には、ハイレゾ音源を買うことは無いと思いましたので、社外ナビにしました。
純正ステアリングに付いているスイッチを車外ナビで全て使いたい
純正ステアリングの左側には、次のオーディオ関連のスイッチが付いています。
①ソース切替え
②音量変更
③曲の頭出し
④ミュート
⑤ハンズフリー
⑥音声認識
この中で、⑥の音声認識スイッチを是非とも使って見たかったので、パナソニックの「CN-RX05WD」を選択しました。
ちなみに、2019年時点の最新モデルは、「CN-RX06WD」です。
全方位モニター用カメラパッケージにも対応したい
車外ナビでも「全方位モニター用カメラパッケージ」に対応することは可能です。
「データシステム」の「RCA084K」を付けば、車両側からのカメラ信号を変換し、車外ナビに入力することができます。
車種別ハーネスは・・・?
車種別ハーネスは、「エーモン」の「S2484」を購入すれば、必要な物は全て揃います。
①スピーカー及び電源用の20ピンハーネス
②車速信号用5ピンハーネス
③アンテナ変換ケーブル
その他、ナビ枠等も付いてきますが、必須の①~③をバラで購入するよりは、結果的に安価となります。
社外ナビの実際の取付方法は・・・?
実際の配線は、次の手順で説明書を読みながら行えばOKです。
①車両側20ピンハーネス → エーモン20ピンハーネス → ナビ附属ハーネス
②車両側車速5ピンハーネス → エーモン5ピンハーネス → ナビ附属ハーネス
③車両側アンテナケーブル → エーモン変換ケーブル → ナビへ
④車両側GPSアンテナ → ナビへ
⑤車両側テレビアンテナ(車両側は3本しかありません) → ナビヘ(4箇所の内の3箇所へ)
⑥車両側カメラ信号 → データシステムRCA084K → ナビ附属ハーネス
以上で、基本的な配線は終了です。
エーモンのS2484の20ピンケーブルは、純正ステアリング用の配線が1本足りないので注意!
エーモンの「S2484」の20ピンケーブルには、ナビ側に必要な「ステリングスイッチ2」用の配線が足りません。
下図の3本の内、1本足りませんので、1本配線を追加する必要が有ります。(車両側のハーネスには、線があるが、エーモン側のハーネスに線が出ていない箇所がある)
これを追加しないと、社外ナビで「ハンズフリースイッチ」と「音声認識スイッチ」が作動しません。
配線の追加方法は、エーモン等で売っている、手ごろなコネクタのオス端子を使っても良いですし、車両側のハーネスから直接結線してもOKです。
追加した配線を、ナビ側ハーネスの「ステリングスイッチ2」に接続すすれば、、車外ナビでも「ハンズフリースイッチ」と「音声認識スイッチ」が使える様になります。
どちらか、自身がやり易い方法で結構です。
車両側のUSBのコネクタがナビに接続できない・・・?
ディーラーオプションのナビがパナソニックのOEMにも拘わらず、車両側に付いているUSBの配線のコネクタが、パナソニックのナビには、接続できません。
微妙にコネクタ形状が異なります。
これが地味に頭に来ます。
みんカラ等でもいろいろ紹介されていますが、一番簡単な方法が、
「サンワサプライ」の「TK-USB1」を購入し、純正USBソケットから直接社外ナビ側のオプションUSBケーブルに接続する方法です。
しかし、これでは、車輌側の付いているUSBケーブルが余ります。
そこで、もう一つの方法は、いずれにしても車外ナビ側のオプションUSBケーブルは購入する必要がありますので、車両側に付いているUSBケーブルと直接結線する手法です。
どちらのケーブルも途中で切断する必要がありますが、「サンワサプライ」の「TK-USB1」を購入する必要が無くなりますので、多少はコストが抑えられます。
また、車外ナビ側のオプションUSBケーブルは、「無駄に長い」ので、切断する事により適切な長さに調整できます。
残念ながら写真を取り忘れたのですが、両方のケーブルを丁度良い長さに切断し、同じ色の配線を結線するだけです。
結線方法ですが、ハンダ付けが出来る方であれば、ハンダ付した方が安心ですし、エーモン等の4ピンカプラを使っても良いと思います。
私は、ハンダ付けし、ハーネステープで絶縁処理後、シールド代わりにアルミホイルを巻いて、さらにハーネステープを巻いておきました。
なお、車輌側USBケーブルは、結線する為に一度外す必要があるのですが、これがなかなか外れなくて難儀します。
車両側のUSBケーブルを止めているタイラップをニッパで切らないと恐らく外れません。
以上で、全ての工程は完了です。
一番期待していた、「CN-RX05WD」の音声認識機能は、ショボすぎる・・・
なんと言っても、もっとも期待していた、「CN-RX05WD」の音声認識機能は、期待外れで残念でした。
この為だけに、下位機の「CN-RE05WD」よりも4万円も投資しましたが、全くの無駄だったと言っても過言ではありません。
CN-RX05WDの音声認識について
音声認識では、地点情報のデータベース(POIサーバ)と音声認識データベース(音認サーバ)とで、 それぞれ独立したクラウド型のデータベースを活用。
単語だけでなく、対話するような文章での検索が可能になりました。
約1,700種類の検索キーワードの組み合わせで、多彩で自然な対話による目的地検索を実現しています。(メーカーHPより)
クラウド型サービスということで、スマートフォン並みの音声認識ができると思っていましたが、全然駄目でした。
もしかしたら、私が田舎に住んでいるので、データベースが蓄積されていない可能性はあります。
都会だったらある程度、データベースが蓄積されており、認識率も上がるのかもしれません。
しかし、私の住んでいる地域では「家に帰る」以外は、まともに認識してくれないことが殆どです。
この結果が始めから分かっていれば、純正ステアリングスイッチの音声認識ボタンの使用は諦めて、下位機種の「CN-RE05WD」にしていたと思います。
「CN-RE05WD」の タッチパネルは抵抗感圧式で上位機種よりスペック的には劣りますが、ダイレクトレスポンス採用で、画面操作も案外スムーズで、実際に操作しか感じは特に問題ありませんでした。
先代の 「CN-RE04WD」は、店頭で操作した感じでは、かなりモッサリしており使い難いと思いましたが、 「CN-RE05WD」 は、その点がかなり改善されていると思います。
ちなみに、2019年11月時点での最新機種は、「CN-RE06WD」です。
機能的には、それほど変わらず、音声認識機能の有無とブルーレイディスクの再生機能の有無程度の差しかありません。
ブルーレイディスクを再生する必要が無いのであれば、下位機種の「RE-05WD」でも十分です。
まとめ
スイフトスポーツ(ZC33S型) セーフティパッケージ・全方位モニター用カメラパッケージに、社外ナビ(CN-RX05WD)を付けるには、「データシステム」の「RCA084K」と「エーモン」の「S2484」が必要
純正ステアリングのハンドルスイッチを全て使うには、エーモン側のハーネスに配線を1本追加する必要がある
「CN-RX05WD」の音声認識は、スマートフォンの様には使えない
機能的には、下位機種の「CN-RE05WD・CN-RE06WD」でも十分
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