連日底辺を彷徨うヘタレ公務員の管理人です。
さて、例年の予算編成要求の次期がやってきました。
毎年の事ながら、予算要求と決算の事務は面倒極まりなく苦痛で仕方がありません。
日本のヘタレな政治の所為か・・・
国民の所得もあがらず・・・
経済成長も底辺を彷徨い・・・
税収も上がらず・・・
管理人の勤務する自治体でも財政状況が宜しくないために、例年予算編成は困難を極めている様です。
このため、各部署の予算要求も思うように付かないのが現状なのですが・・・
これも政治の所以か例年予算規模が微増している状況です。
高齢化率が年々上昇しているため、年々扶助費が増大しているのが大きな原因の一つでありますが・・・
全く扶助費が無い管理人の部署でも要求額が増額していくのは悩ましいところです。
デジタル庁のDX【デジタルトランフフォーメーション】が大きな要因なのですが・・・
マイナンバー絡みのコストは、金額も大きく上に国からの交付金などもありませんので自治体にとっては結構な負担となっています。
また、システムの運用が複雑で、事務効率が上がるどころか、非効率極まりありません。
多少、国民にとっては、便利なところもあるのかもしれませんが・・・
それ以上に、運用する側のコストが掛かり過ぎるので・・・
費用対効果は激悪なシステムと言えるでしょう。
そういえば・・・
マイナンバーカードを健康保険証として使える制度が、2021年10月20日から本格運用されましたが・・・
実際に使える病院は、現時点で7%程度です・・・
病院側もマイナンバーカードを健康保険証として使える様にするには、システム改修や国のシステムへの接続など、莫大なコストが掛かると聞いています。
マイナンバー制度なんて、SIベンダに金をばらまくための公共事業の様なものだとつくづく実感します。
公共事業といえば、ハコモノが代名詞でしたが、時代が変わって、対象物が有形資産から無形資産に変わっただけのことですね。
話はズレましたが・・・
管理人が勤務する自治体の場合ですが・・・
例年予算要求事務の期間が短くなり・・・
今年は、3週間くらいとなりました。
会計システムが解放されなければ入力できませんし、期限が過ぎると入力できなくなります。
3週間と言えば、長く感じるかもしれませんが、実際に事務をやると結構タイトです。
管理人の場合は・・・
業者の見積もりや国や他の機関からの負担金の資料が間に合わず、入力する金額が定まらないくて苦労するというパターンが多いですね。
作る資料としては・・・
- 予算要求書
- 予算要求の資料
- 概要書
- 概要書の詳細
等があるのですが・・・
これを紙で提出わけです。
特に【予算要求の資料】については、例年100~200ページとなるので、資料を作成するだけでもかなり面倒です。
資料を付けないと、バッサリと予算を切られるので、財政当局が理解できるように資料を作成する必要があります。
反対に言えば、財政当局が理解できない様な資料の場合は、予算が付かないという事になります。
毎年決まっている経常的な経費の場合は、特に問題ないのですが・・・
例えば・・・
施設の修理や更新等の臨時的な経費を計上する場合は、かなり詳細な資料を要求されます。
まぁ財政状況厳しく予算のシーリングがありますので・・・
言ってみれば、ゼロサムゲームでどっかの部署が予算を獲得すれば・・・
一方で別の部署の予算がカットされるわけです・・・
【選択と集中】という都合の良い言葉で逃げる事もできますが・・・
結局は、問題を先送りしているだけとなります。
また行政の悪いところは、一回始めたことは簡単に止める事ができないという問題があります。
本来は新しい事をやりたいなら、スクラップアンドビルドで古いモノを止める事が必要なのですが・・・
政治的な問題で、実際にはビルドアンドビルドで、毎年予算規模が大きくなるという矛盾です。
民間企業であれば、採算の悪い事業は切り捨てるのが当然ですが・・・
行政はそれができないんですよね。
ですので、新しい事をやればやるほど・・・
雪だるま式に金が掛かるわけです。
全く無駄な話です。
コメント