へっぽこヘタレシステム管理者の管理人です。
管理人の職場では地味~に【WinActor】を使っています。
RPAって別の端末で作るとコケル?
しかしながら、1回の処理件数が少ないシナリオが多く・・・
まだまだ、ライセンスに掛かるコストを回収できていないのが現状です。
RPAは、結構ライセンス費用が高いので・・・
かなりの件数を処理する業務で活用できない限りはコスト回収が難しいでしょう。
管理人が勤務する自治体程度では、処理件数のすくない業務のシナリオがあちこちで散在することとなり、シナリオの管理コストが上がり・・・
国が言うほどの効果が得られないのが現実です。
規模が小さな自治体になればなるほど、その傾向は大きくなります。
【End To End】ですべて電子で処理できる全体最適化ができない限りは・・・
自治体の業務効率化なんて夢のまた夢です。
さて、話がズレましたが・・・
【WinActor】は比較的扱いが簡単で、素人でもシナリオが、ほぼノーコードで作成することできます。
人がする操作をRPAでトレースさせるだけなので・・・
処理速度を追求しない限りは簡単にシナリオを作成できます。
管理人は、エクセルからシステムへの入力作業などでは、画面遷移等で予期しないエラーが発生した場合・・・
例外処理を実行し、システムを再起動させ入力を再開させる処理を入れるようにしています。
こうしておけば、仮にエラーが出たとしても、当該入力行は飛ばし・・・
システムを再起動後に、次の行の入力をしてくれますので、
帰るときにRPAを始動しておけば、多くの場合に翌日の業務前までには入力が終わっています。
一方で処理速度を追求しだすと・・・
画面の状態確認等の細かな設定を入れこまないと・・・
RPAの処理が、画面の遷移速度を追い越してしまい、シナリオが止まったりします。
早さを追求するとコケ易い?
コツは待機処理を入れながら、ゆっくり目の動作で、確実に画面が遷移してから次の処理を行わせるようにすることでしょうか・・・
さて、先日の事ですが・・・
フルライセンス版がインストールされているパソコンが変わり・・・
実行ライセンスをインストールしているパソコンと機種が変わりました。
CPUやメモリ等のスペックも違うのですが・・・
イチバンの違いは液晶の解像度です。
具体的には・・・
- フルライセンス版:フルHD液晶・画面拡大表示125%
- 実行ライセンス版:ハーフHD液晶・画面拡大表示100%
でした・・・
さて、この環境で・・・
フルライセンス版のパソコンでシナリオを作成し・・・
実行ライセンス版のパソコンでシナリオを動かしてみると・・・
- ウインドウの識別がうまくできない
- 画像認識によるクリックがうまくできない
という問題が発生しました。
何回かシナリオの設定を変更してもうまくいかず・・・
かなり悪戦苦闘したのですが・・・
シナリオを作るPCと実行するPCの解像度は同じ方が良い!
最終的に・・・
画面の解像度と拡大表示が関係していることが分かりました。
フルライセンス版をインストールしたパソコンは・・・
デフォルト設定で、拡大表示が125%となっており・・・
システムを起動するとウインドウがなんとなくぼやけた表示なっています。
まず、これがウインドウ識別がうまくいかない理由だったようで・・・
拡大表示を100%に変更するとウインドウ識別がうまく行くようになりました。
また、フルHDの液晶でもハーフHDの液晶でもシステムの画面自体はすべて画面内に表示され・・・
画面の一部が欠けるという事はないのですが・・・
フルHDのパソコンで作成したシナリオは、ハーフHDのパソコンでは、何故か画像認識が上手くいきません。
結局・・・
シナリオを作るパソコンは、シナリオを実行するパソコンと画面の解像度が同じで、拡大表示が100%でないと上手く動かいない可能性があるようです。
RPAは、便利な側面も確かにありますが・・・
コストを考えると、利用する業務環境によっては、かなりコスパが悪いモノだと言えます。
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