アラフィフ貧乏オタク親父の管理人です。
さて、先日職場で有志による災害ボランティアの招集が掛かったので・・・
災害ボランティアに行ってきました。
作業時間よりも往復の移動時間の方が圧倒的に長いという条件でしたが・・・
実質の作業時価は、午前約2時間・午後約3時間弱で、5時間/日でした。
ボランティア内容は当日のボランティアセンターのオリエンテーリングまで
分からないとのことでしたが、
事前に分かっていのは、とにかく力作業とのことでした。
管理人は、虚弱体質なので、力仕事は苦手なのですが、
多くの方が行っている中で、さすがにスルーすることも憚られたので、
一念発起していってきました。
なお、ボランティアのしおりを見ると・・・
持参しなければならない持ち物が多い・・・
- カッパ
- 防塵マスク
- 防塵ゴーグル
- 踏み抜き防止安全靴
- ヘルメット
- 防刃グローブ
- 着替え
- 食料
- 飲料水
- 免許証
- 保険証
- お財布
- 等々
かなりの大荷物・・・
しかも持ってないモノも多い・・・
ということでしたが、
全てはムリでしたが、可能な限り用意したところ、
相当な荷物料・・・
正直なところ作業するにはかなり邪魔な物量でした。
しかし、ボランティアの基本は、自分の事は全て自己解決・・・
ゴミも残さず持ち帰って撤収することが基本ですので、止むを得ません。
さて、長時間の移動の末、到着しオリエンテーリングで指示された作業が・・・
ある被災した一軒家の災害ゴミの搬出とゴミ集積所までの運搬でした。
ボランティアの人数は13人でしたので、
一軒家であることを考えると、かなり多い構成だったと思います。
さて、いざその一軒家に到着して、玄関を開けて家主と対面したところ・・・
管理人は愕然としました。
なお、当該一軒家は、外観的には地震のダメージもそれほど無さそう・・・
外壁の亀裂も殆どありませんでしたし、屋根瓦が落ちているということもありませんでした。
もちろん、発災から半年以上経過しているので、修繕したのかもしれませんが・・・
さて、愕然とした理由ですが・・・
足の踏み場もないくらいのゴミ・ゴミ・ゴミ・・・
一見すると、災害ゴミなのか、一般ごみ(燃える粗大ゴミ・燃えない粗大ゴミ)なのか、
分かりません。
地震で出る災害ゴミと言えば・・・
- 1.被災した可燃粗大ごみ(木製・プラスチック製家具、布団など)
- 2.被災して出た木くず
- 3.被災したガラス・陶磁器・瓦くず
- 4.被災したコンクリートくず
- 5.被災した壁材
- 6.被災した石膏ボード、スレート
- 7.被災して出た金属くず
- 8.被災した小型家電(充電式バッテリーなどの電池、暖房器具の灯油は必ず抜いてください。)
- 9.被災したリサイクル家電(テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機、エアコン)
- 10.被災した畳
が一般的で・・・
回収できないものが・・・
- 1.生ごみ(使用済み簡易トイレ含む)
- 2.資源ごみ
- 3.産業廃棄物(被災した事業所の設備機器や仕掛品、業者による建物解体含む)
- 4.廃タイヤ・自動車バッテリー
- 5.農薬・劇薬
- 6.廃油・液体
- 7.石・土・砂
です。
最終的に、軽トラで10回分くらいのゴミを出したのですが、
どう見ても、被災していないゴミ(燃える粗大ごみ・燃えない粗大ごみ)の方が多かったですね。
実際の災害ゴミは、搬出・運搬料の1割程度だったと思います。
ぶっちゃけていえば、一見するといわゆるゴミ屋敷???
かと思いました。
災害ゴミと言えば、
- 屋根から落ちた瓦とか
- 崩れた外壁とか
- 倒れて壊れた家具とか
- 倒れて壊れた家電とか
- 落ちて割れた食器とか
- 浸水や雨漏りでダメになった布団や瓦や襖とか
だと思うんですよね。
しかし、実際に搬出・運搬したゴミの中には・・・
どうみても割れてない食器とか
古くなっただけの家電とか
古くなっただけの座布団とか毛布とか
別に水に浸ったとも思えない紙類とか
ひいき目に見ても、普通の燃えないゴミの日や不燃物の日にだせるモノの方が多かったんですよね。
現地のボランティアセンターがどうマッチングしているのかは不明ですが・・・
かなり疑問を感じました。
また、当該一軒家が元議員の実家若しくは親戚の家の様で、
なんか、もうこうなると、
特権を使ったのか、何らかの忖度が働いたのかと疑いたくもなってきます。
言葉は悪いですが、
災害のどさくさに紛れて、災害ゴミではなく、
ゴミ屋敷の整理をさせられただけ???
と感じました。
ベテランのボランティアさんにも意見を聞いてみましたが、
同じような感想を持たれていたので、実際にそうだったのでしょう。
たまたま、管理人が行ったところが、そういう状況だったのなら良いのですが、
こんな状況が常態化していたとしたら、
ボランティアさんも来なくなるリスクがあると思いました。
コメント
被災地へのボランティアだったのですね。
お疲れさまでした。
なかなかハードな活動だったようで。
私は以前、災害系のボランティア団体におりましたが、現場には行かず、もっぱら事務作業でした。自分の体力を考えると行けませんでした。
あとは疑問を持ってしまうとモチベーションを保てなくて、ね。
ともかく、お疲れさまでした。
ボランティア意識自体は当方はそれほど高くは無いのですが、
職業柄断れません。
しかし、一般の方が積極的にボランティアで、
頑張っているのを見ると・・・
自分もできる限りの事はしないといけないなと・・・
その時は思います。
ただ、先日も誘われたのですが、
体力的に厳しいと思い断ってしまいました。