さて、新型コロナウイルス騒ぎで・・・とうとう
北海道が緊急事態宣言を行いました。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化している北海道で、鈴木直道知事は28日、道民に今週末の外出を控えるよう呼び掛けるなどの「緊急事態宣言」を出した
ソース記事はこちら:リンク切れ
これが、正しい判断かそうでないかは、底辺公務員の管理人には分かりません。
ネットコメント等を見ていると、「素晴らしリーダーシップ」・「英断」等の賞賛する意見が大多数です。
反対意見も聞いてみたいが・・・?
この決断に反対的・否定的な意見も見てみたいと思いいろいろと探してみましたが、見つけることができませんでした。
ほんらい物事を決めるには、多角的に分析して(肯定意見・反対意見も含めてブレーンストーミングで)決定する必要があるかと思います。
特に組織のリーダーが強力なリーダーシップのみで決定することは、同調圧力が掛かり易い状況となりますので、十分に議論を交わされたとは言い難い決定もります。
そこで、今回管理には、敢えて反対・否定的なポジションからこの決定について記載します。
別に個人的には、どっちでもいいのですが、反対・否定的な意見もでないと面白くないでしょう・・・
リスクコントロールとは
リスクを全て潰そうとするとコストが掛かって仕方ありません。
事実上リスクを100%防止することは不可能です。
ですので、一般的にリスクをコントロールする場合は、全ての対策を無制限行うのではなく、費用対効果を考慮して最善の方法を選択するということになっています。
リスクコントロールの種類は次のとおりです
- 回避:そもそもリスク事業を行わない
- 予防:リスクを予防する
- 軽減:リスクが発生しても被害を軽減させる
- 移転:リスクが発生したら保険で補填する
- 保有:そのままリスクを受け入れる
ここで、リスクに対してどこまでコストを掛けるかが問題となりますが・・・
リスクで受ける被害額 < リスクに対応するコスト
となってしまっては、コスト超過となり元も子もありません。
ですので、この見極めが非常に重要となります。
民事裁判では、人の命も金銭的価値に換価されますので、今回のこの新型コロナウイルス騒ぎ(緊急事態宣言)では、極端に言えば・・・
- 失われる人の命の金銭的価値
- 失われる経済的損失
のどちらが大きいかという問題となります。
ここで、人命はお金には代えられないという事はひとまず置いておきます。
新型コロナいウイルスの特性をまず知る
新型コロナウイルスのPCR検査の精度はそれほど高くない。
ある記事の一部抜粋ですが・・・
検査は万能ではない。特にこの新型ウイルスの検査は、感度が低いことが専門家によって明らかにされている。簡単に言うと、検査で陰性となっても実際は感染している場合がかなりある(偽陰性)ということだ。
陽性、陰性というように「シロクロ」つける類の検査は、どのような検査でも、以下の4つのパターンがあることを念頭に置いて議論しないといけない。
まず、真陽性、真陰性というのは、検査結果が正しかったというケースである。実際に感染していて、検査の結果「陽性」と判定されるケースが「真陽性」である。一方、実際に感染していないときに、検査でも「陰性」となるのが「真陰性」である。
しかし、先述のように「偽陰性」(検査では陰性だったが、実は感染していた)、「偽陽性」(検査では陽性だったが、実は感染していなかった)ということも少なくない。
真陽性、真陰性の割合が多いのが、言うまでもなく良い検査であるが、今回のPCR検査はそうではない。
ヤフーニュース→ リンク切れ
つまり、「検査、検査」と声高に叫んで、闇雲に手間のかかる検査をしたところで、相当な数の見落としがあれば、そもそも感染の予防や治療にはそれほど役立たないことになってしまう。
検査を万能視し、検査すればそれで安心というのは、きわめて非科学的で安易な考えである。国会議員もテレビのコメンテーターも、専門家の主張をよく聞いて、冷静に発言すべきである。
したがって、厚生労働省が言うように、熱が4日以上続くなどの症状がある場合、高齢者や基礎疾患のある場合、感染者との濃厚接触があった場合などの「ハイリスクケース」に限定して検査をし、その結果を確定診断に用いることは、きわめて合理的で正しい選択というべきである。
さらに言えば、「熱が数日続く」「高齢である」「基礎疾患がある」「武漢への渡航歴がある」ということでスクリーニングすること自体が、すでに「簡易検査」なのだともいえる。PCR検査だけが検査なのではない。
ヤフーニュース
つまり、記事からはPCR検査を実施したところで、その精度が低いのであまり意味がないという事です。
検査を沢山したところで、正確なウイルス保有者は把握できませんし、把握できたところでも、有効な治療法が無く、対症療法しかできない現時点では、どうにもなりません。
発生しえる予想被害は・・・?
リスクコントロールを語るうえで・・・
1回当たりの被害総額 × 発生確率
は無視できません。
これを今回の新型コロナウイルスに当てはめると、現実にどの程度の人が命を落とすかという事です。
罹患率も問題となるので、致死率だけの高さだけでは語ることはできません。
今回の新型コロナウイルスでも、死亡率ばかりがピックアップされ、新型インフルエンザと同等だなどと言われている。
しかし正確な状況認識のためには、感染者の罹患率・発生率(事前確率)に死亡率をかけて議論する必要があるのに、それが無視されています。
通常のインフルエンザの場合・・・
日本で季節性インフルエンザは毎年約1,000万人が罹患するので、事前確率は約8.3%である。死亡率は0.001%程度なので、その場合の死亡者数は
1億2000万(人口)×0.083(事前確率)×0.00001(死亡率)=99.6
ヤフーニュース
新型コロナウイルスの場合は・・・
一方で新型コロナウイルス場合は、の事前確率はまだわからないが、日本で今後仮に1,000人の感染者が出たとしても、事前確率は季節性インフルエンザの1万分の1であり、0.0008%である。
死亡率が仮に1%程度だとする(季節性インフルエンザの1,000倍、新型インフルエンザと同程度か低いくらい)。だとしても、死亡数はインフルエンザの10分の1である。
1憶2000万(人口)×0.000008(事前確率)×0.01(死亡率)=9.6
ヤフーニュース
最終的には結果がすべて・・・
最終的には結果がすべてです・・・
人命は確かに換価しにくいですが、それでも上記の数字から考慮すると、どう考えても・・・・
失われる人の命の金銭的価値 < 失われる経済的損失
となる様に思えます・・・
まとめ
北海道の緊急事態宣言は不安を煽っているだけかもしれない
マスコミも正確な情報を報道せずにそれに同調している
捻くれまくっている人間からすると今回の非常事態宣言は意図しているかは別として強力ハリーダーシップを示すことでのイメージ戦略と感じてしまう!
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