閉域ネットワークでのWEB会議システム構築!【Ubuntu18.04 Server】で【Jitsi Meet Server 】を立てて動かしてみる方法!

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037-PCスマホ等

さて、テレワーク続きですが・・・・

前回の【Apache Open Meetings】に続いて・・・

【Jitsi Meet Server】も試してみることにしました。

WEB会議システムとしては・・・・

【Apache Open Meetings】よりも機能はおとりますが、【URL指定】で会議室に入室できるなど、使いやすい様です。

Ubuntu18.04 Serverを立てる

さっそくですが、前回と同様にUbuntuサーバーを立てます。

これは、ISOイメージがダウンロードできますので、インストールしましょう。

サーバーマシンがベストですが、無ければ、ある程度高性能な(ゲーミングマシン程度)デスクトップPCでもOKだと思います。

管理人の役所には、それすらも余っていませんでしたので、ノートPCで立てました。

スペックは、つぎのとおりです。

  • CPU:Corei7
  • メモリ:8G
  • ストレージ:512GBSSD

最新のUbuntu Serverのダウンロードはこちらから

Ubuntu18.04Serverのダウンロードはこちらから

ダウンロードしたISOイメージをDVDに焼くかブータブルUSBを使ってインストールします。

ブータブルUSBを作るには

ブータルブUSBを作るには【rufus】が便利だと思います。

【rufus】のダウンロードはこちらから

使い方は、非常に簡単です。

赤枠の部分、USBドライブとISOファイルを選択してスタートをクリックすれば、ブータブルUSBが作成されます。

サーバーが立ったらSSHで接続できることを確認する

Ubuntu-Serverが立ったらまずは、SSHで接続できることを確認する。

OpenMeetingsのインストールは、基本的に【CUI】となります。

Windowsの様に【GUI】とはいきませんので、リモートで【SSH】で接続できることが必須となります。

Ubuntu-Serverが立ったらまずは、インストール時に設定したサーバーの【IP-Address】を確認しましょう。

コマンドで次のとおりに入力します。

ip address show

IP-Addressが確認できますので、【SSH】で接続できるか確認します。

管理人は、【ttermpro】を使っています。

とりあえず管理者権限を取得

sudo su

まずは最新にアップーデート

【ttermpro】で接続し最新状態にアップデートし再起動します。

sudo apt update

sudo apt -y dist-upgrade

sudo apt -y autoremove

sudo reboot

ここまでは、前回の【Apache Open Meetings】の設置方法と同じです。

ファイアウオールを設定する(ポート開放)

ファイアウォールでTCPの22,80,443、およびUDPの10000-20000を解放します。

sudo ufw enable

sudo ufw allow in ssh

sudo ufw allow in 80/tcp

sudo ufw allow in 443/tcp

sudo ufw allow in 10000:20000/udp

sudo ufw status

モジュール用の鍵をダウンロード

ダウンロード

sudo wget https://download.jitsi.org/jitsi-key.gpg.key

鍵を追加

sudo apt-key add jitsi-key.gpg.key

リポジトリの追加

echo 'deb https://download.jitsi.org stable/' > /etc/apt/sources.list.d/jitsi-stable.list
echo 'deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu bionic universe' > /etc/apt/sources.list.d/openjdk-8.list

Webサーバーのインストール

【nginx】または【apache2】をインストールする。

sudo apt update

sudo apt install nginx

何故か【apache2】では上手くいかなかった。

【jisti-meet】&【Openjdk】をインストール

sudo apt update

sudo apt install openjdk-8-jre-headless

sudo apt install jitsi-meet
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インストール中の設定

The hostname of the current installation:

IPアドレスを入力する

SSL certificate for the Jitsi Meet instance

Generate a new self-signed certificate

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以下問い合わせが無ければ飛ばす。
【ここから】

Full local server path to the SSL key file:

/etc/ssl/temp.IPアドレス.key

Full local server path to the SSL certificate file:

/etc/ssl/temp.IPアドレス.crt

【ここまで】

再起動

sudo reboot

IPアドレスでアクセスする

デフォルト言語を日本語にする

次の設定ファイルを変更する

/etc/jitsi/meet/IPアドレス-config.jp

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// Default language for the user interface.
// defaultLanguage: ‘en’,
defaultLanguage: ‘ja’,

黄色の部分を変更する

音声レベル表示を消してクライアントの負担を軽減する

次の設定ファイルを変更する

/etc/jitsi/meet/IPアドレス-config.jp

// disableAudioLevels: false,
disableAudioLevels: true,

黄色の部分を変更する

画質を落として通信量減らす

次のセッテイファイルを変更する。

/etc/jitsi/meet/IPアドレス-config.jp

resolution: 720,
constraints: {
video: {

height: {
ideal: 720,
max: 720,
min: 240
}
}
},

黄色の部分の数字を減らしてみる

排出されるログを減らす

次の設定ファイルを変更する

/etc/jitsi/videobridge/logging.properties
handlers= java.util.logging.ConsoleHandler
#handlers= java.util.logging.ConsoleHandler, com.agafua.syslog.SyslogHandler

#java.util.logging.ConsoleHandler.level = ALL
java.util.logging.ConsoleHandler.level = SEVERE

java.util.logging.ConsoleHandler.formatter = net.java.sip.communicator.util.ScLogFormatter

net.java.sip.communicator.util.ScLogFormatter.programname=JVB

黄色の部分を変更する

UbuntuServerのIPアドレスの変更方法

まず、デフォルとの設定ファイルをリネームします。

cd /etc/netplan/

sudo mv 50-cloud-init.yaml 50-cloud-init.yaml.disabled

新たにネットワーク設定ファイルを次のファイル名で作成する

99-network-config.yaml

設定例は次を参考にしてください。

設定にあたっては、スペースの位置が重要のようです。
1行目のネットワークの最後の文字からエンターを押して改行された部分から次の行を順に入力すると良い様です。
改行により自動的にインデントされますが、そのまま入力していってください。
管理人の環境では、インデント位置を変更すると、ネットワークの設定変更で何故かエラーがでました。

network:
  version: 2
  renderer: networkd
  ethernets:
    ens50:
    dhcp4: false
    dhcp6: false
    addresses: [NNN.NNN.NNN.NNN/24]
    gateway4: NNN.NNN.NNN.NNN
    nameservers:
      addresses: [NNN.NNN.NNN.NNN,NNN.NNN.NNN.NNN]

ネットワーク設定を反映させます。

sudo netplan apply

アンインストール方法

sudo apt purge jigasi jitsi-meet jitsi-meet-web-config jitsi-meet-prosody jitsi-meet-web jicofo jitsi-videobridge2

sudo apt purge apache2

sudo apt purge nginx

sudo reboot

まとめ

【Jitsi Meet Server】は【OpenMeetings】より機能は少ないが、利用が簡単な会議システム

インストールは【Open Meetings】よりも作業数は少ないかもしれないがネットワーク(IPアドレス)の設定を変更するとコンフィグファイルを直す必要がある

接続ユーザーが10人を超えてくると遅延し易い?

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コメント

  1. ヤマザキ より:

    linux初心者です。Jitsi Meet Serverのインストール方法を検索して、貴殿のサイトにたどり着きました。インストールも完了し、稼働することも確認できたのですが、イントラネットで使用するため、サーバーのipアドレスを変更したところ、共有ができなくなりました。ubuntu-server20.04のipと/etc/jitsi/meetにあるconfigファイル内のipも変更しました。あと何を変更すれば稼働するのか、お知恵をお借りいただければ幸いです。

    • てるぞう より:

      初めまして、私も記憶がかなりあいまいですが・・・
      コンフィグファイル

      /etc/jitsi/meet/IPアドレス-config.jp

      内のIPアドレス部分を全て変更して、
      さらに、コンフィグファイルのバックアップを取ってから、
      コンフィグファイルのIPアドレスに該当する部分を
      リネームして再起動でどうでしょうか?

      • ヤマザキ より:

        早速の返信ありがとうございます。「/etc/jitsi/meet/IPアドレス-config.jp」を変更すると、アプリは立上がるものの、画面共有や会議進行時刻も表示されず、正常には稼働していないようです。ちなみに、「さらに、コンフィグファイルのバックアップを取ってから、コンフィグファイルのIPアドレスに該当する部分を…」とは、「/etc/jitsi/meet/IPアドレス-config.jp」以外のファイルですか?たくさんあるconfigファイルのどれを変更すれば良いのか、おわかりになりましたらよろしくお願いいたします。お手数をおかけします。

        • てるぞう より:

          こちらでも検証してみましたが、最終的には、IPアドレスを変更してから
          次のコンポートネントを削除してから、再インストールが必要でした。

          nginx
          jigasi
          jitsi-meet
          jitsi-meet-web-config
          jitsi-meet-prosody
          jitsi-meet-web
          jicofo
          jitsi-videobridge2

          こうなると、インターネットに接続できない環境ではちょっと難しくなるので、
          ホスト名付けてサーバーを立て直して、IPアドレスを変更後にDNSサーバーに記述するか、
          DNSサーバーが無い環境であれば、クライントのhostsファイルに記述するしかないかなと思います。

          IPアドレスを変更することが前提であれば、open meetings の方が簡単かと思います。
          こちらは、いろいろ汎用性がありますので、最終的に当方の環境では、
          open meetings を使用しています。

          • てるぞう より:

            参考となる分かりませんが、別のやり方を新規記事として投稿しました。
            2021/11/13日でアップ予定です。

  2. ヤマザキ より:

    てるぞうさんへ、
    検証までしていただいて、大変恐縮いたします。ちょっと私の現段階のスキルでは、難しそうなので、もう少し勉強してからこのやり方はすることにしました。新規記事も楽しみにしています。今度open meetingsものぞいてみようと思います。いろいろとありがとうございました。

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