貧乏アラフィフ親父の管理人です。
本日、わが城・・・もとい、
住宅ローンという名の重圧に耐えながら住み続けている自宅を見渡すと、
一抹の寂しさと焦燥感に襲われます。
家を建ててから、早いもので13年。
一般的に、住宅というものは「10年」を過ぎたあたりから、
まるで申し合わせたかのようにあちこちにガタが出始める。
それは、時限爆弾が静かに作動し始めたかのような、抗いようのない経年劣化の足音である。
これまで、管理人がこの13年間で立ち向かってきた修繕の歴史は、
そのままわが家の通帳の残高減少の歴史でもあります。
外壁の全面塗装、そして給湯の要であるエコキュートの交換。
これだけで数百万円の単位で資金が溶けていきました。
しかし、そんな大きな修繕の影で、管理人の精神を地味に削ってくるのが、
住宅設備たちが発する「点検しろ」という名の警告メッセージ!
すなわち、ランプの点滅である。
本日は、13年目を迎えたLIXIL(リクシル)のトイレ「DT-B253U」との再戦、
そして「家を建てる前に知っておきたかったメンテナンスの真実」について備忘録として掲載しておきます。
10年目の「禁断の処置」を振り返る
遡ること3年前。築10年を迎えたわが家のトイレ「DT-B253U」が、
突然点検ランプを激しく点滅させ始めました。
これは故障ではなく、メーカーが推奨する「長期使用製品安全点検制度」に基づいた、
いわゆる「そろそろ点検時期ですよ(有料)」というお知らせである。
しかし、水漏れもしていなければ、機能も正常。ただランプを消すためだけに、
貴重な万札をサービスマンに差し出すのは、貧乏性の管理人には耐え難い。
そこで、3年前の管理人は「DIYによる強制消灯」を敢行しました。
リクシルトイレ【DT-B253U】の点検ランプ点滅の記事はこちら
当時の作業は壮絶であった。
トイレを分解し、心臓部である基板を露出させ、そこに存在する特定の抵抗(ジャンパー線)を切断する。
メーカー保証を自ら投げ捨てる、まさに退路を断った「外科手術」である。
この手術により、ランプの点滅は沈黙し、管理人の勝利で終わったはずだった。
13年目の「第2波」という衝撃
ところが、平穏な日々は長くは続きませんでした。
先日、トイレの蓋を開けると、あの忌まわしき点滅が再び始まっていたのである。
「あの時、抵抗は確かに切ったはずだ。なぜまた光るのか?」
狼狽しながらネットの海を彷徨うと、驚くべき情報に突き当たりました。
どうやらLIXILのこの世代の製品には、「10年目の点滅」の後に、
さらに数年(3年程度)が経過すると再度点滅を開始する「第2段階」のタイマーが仕込まれているという説があるらしい。
執念深い。
メーカー側の「何が何でも点検(あるいは買い替え)させたい」という強い意志を感じ、
管理人は暗澹たる気持ちになった。
しかし、ここで引き下がるわけにはいかない。
再度の分解手術を覚悟しつつ、まずは「切断」以外の回避策がないか、徹底的に調査を開始しました。
トイレとの対話、そして勝利の瞬間
ネット上に転がっている情報は玉石混交です。
管理人は、提示されていた以下の「消灯プロトコル」を片っ端から試すことにしました。
- 説1:別の抵抗がまだ存在する → 再度の分解は物理的に面倒すぎる。最後の手段として保留。
- 説2:コンセントを抜いて2~3分放置 → 試したが、効果なし。メモリが揮発するほど甘い設計ではないようだ。
- 説3:コンセントを抜いた状態で「おしり」ボタンを押しながら差し込む → 試したが、無情にも点滅は続行。管理人の指が虚しく震える。
そして最後に辿り着いたのが「おしりボタンとビデボタンを同時に20秒以上長押しする」という、
格闘ゲームの隠しコマンドのような手法でした。
期待せずに押し続け、10秒、15秒……。20秒を過ぎたその時、
あんなに主張の激しかった点滅が、スッと消えたのである。
1日経過しても再点灯はなし。13年目の戦いは、分解することなく、管理人の指先の勝利に終わった。
「一体型トイレ」という選択への後悔
今回の騒動で、管理人は改めて痛感した。
「家を建てた時の自分は、あまりにも無知だった」と。
わが家のトイレは、タンクと便座がシームレスに繋がった「タンク一体型」です。
見た目はスタイリッシュで掃除も楽。
しかし、メンテナンスの観点から見れば、これは「地獄の選択」であった。
一体型は、ウォシュレット部分(機能部)の基板が壊れたり、ノズルが故障したりすると、そこだけを交換することが難しい。
最悪の場合、陶器製の便器ごと、あるいはタンク部分を丸ごと「15万円コース」で交換する羽目になる。
これがもし、昔ながらの「組み合わせ便器(タンク・便器・便座が別々)」であれば、
壊れやすい電気系統の便座だけを数万円で買い替えることができたはずだ。
「保温便座」や「温水シャワー」といった電気系統は、陶器の寿命(数十年)に比べて圧倒的に短い。
これから家を建てる方、あるいはリフォームを考えている方には、声を大にして伝えたい。
「トイレは、絶対に『別体型』にすべきである」と。
終わらない「維持管理」という戦場
もちろんメンテナンスは、トイレだけではない。
築10年を超えると、家全体の「維持費」が牙を剥きます。
外壁塗装には足場代を含めて200万円オーバー。
エコキュートの突然死。
2回目、3回目と続くであろう点検ランプとの攻防。
特に外壁塗装の出費は、財政的な致命傷になりかねない。
3年前でさえ200万円を超えたのだから、人件費と資材が高騰している今なら一体いくら掛かることやら。
想像するだけで、管理人のメイン基板が焼き切れそうになります。
さらに24時間換気システムのファンの異音、窓サッシのパッキンの劣化。
夢のマイホームは、手に入れた瞬間から「緩やかな崩壊」へと向かっていく。
その崩壊を食い止めるために、管理人は今日もネットの裏技を検索し、
ドライバーを握りしめるのである。
あと何年持たせられるか
とりあえず、今回の13年目の点検ランプ点滅は、隠しコマンドによって沈黙させることができた。
しかし、このトイレもいつかは機械的な寿命を迎えるであろう。
その時まで、いかに「自力」で延命し、次なる15万円の出費を先送りできるか。
家を建てる時に「デザイン」や「最新機能」に目を奪われるのは仕方のないことですが、
真に検討すべきは、その「10年後、20年後の姿」だったのかもしれない。
さて、次はどこのランプが点滅し始めるのか。
戦々恐々としながらも、管理人は次の「DIY修繕計画」を練ることにします。



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