公務員ってテレワーク・リモートワークってできるの?紙文化である限りはできるわけがない!

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080-お仕事

絶賛超底辺地方公務員中の管理人です。

いつもド底辺です。

もちろんGWなんて関係ありません。

全てではないですが・・・何日かは仕事の予定があり・・・

昨日ももちろん仕事でした・・・【サビ残です】

さて・・・

昨年からのコロナ騒動がから1年以上が経過し・・・

その間・・・

役所でも、テレワーク・リモートワークを導入しろ!

とか・・・

DXを進めて、テレワーク・リモートワークに適した環境にしろ!

とか・・・

いろいろ言われています。

ところで・・・

DXは【デジタルトランスフォーメーション】の略らしいですが・・・

何故、トランスフォーメーションなのに【X】なのでしょうか?

ちょっと調べてみましたが・・・

「Transformation」は「X-formation」と表記されるため、頭文字を取ってDXと略される。

「Transformation」が「X-formation」と表記される理由は、「Trans」という言葉の由来ある。

この単語はラテン語の「trans」が由来であり、「変える」や「超える」といった意味を持っている。

この場合の「trans」は、「cross」という言葉と同義となる。

「交差する」という意味の「cross」は省略して「X」と書かれるため、同じ意味の「trans」も「X」で代用されるようになった。

という具合だそうです。

どうでもいい話ですが・・・

なぜ日本人は、すぐに横文字を使いたがるのでしょうか?

日本人に分かり易く・・・

【情報化推進】とか【情報化改革】・・・

でいいと思うんですよね。

それか、一層・・・

日本の公用語を【英語】に変えればいいじゃんと思うわけですよね。

もちろん管理人は、【英語】はまったくしゃべれません。

けど、公用語になれば、強制力が働くので・・・

必然的にしゃべれるようになるのでは???

なんて、思ったりもしていますが、どうなんでしょうか?

英語の勉強は、社会人になってからも何回も挫折してます・・・Orz

役所でテレワーク・リモートワークはできるのか?

さて・・・

話は、それましたが・・・

本題の、役所でテレワーク・リモートワークができるか?

という話ですが・・・

結論から言うと・・・

できる業務は、10%未満です・・・

逆に、10%くらは、できるということになります。

テレワーク・リモートワークができない最大の理由は・・・

紙文化を捨てられない!

という事です。

管理人が務める役所の電子化が特に進んでいないからかもしれませんが・・・

とにかく紙が多くて仕事が進みません。

幹部職員や・・・

議員に提出する資料は・・・

いまだに殆どが紙です・・・

予算・決算・答弁書・支払・各事業の簿冊・・・等々・・・

全てが紙です・・・

パソコンを使って資料を作成するのですが・・・

保存は印刷して紙なんですよね・・・

しかも・・・

予算・決算・答弁書などは・・・

何百枚も紙を使って印刷します・・・

こんな状態ですから・・・

テレワーク・リモートワークなんて進むわけがありません。

テレワーク・リモートワークの前提条件

まず・・・

当然ですが・・・

アクセスするデータが電子化されている事が大前提となります。

紙である以上は、物理的位置に制約されますので・・・

アクセスするには保存されている場所に行く必要があるので・・・

リモートワーク・テレワークなんて無理な訳です。

ということは・・・

パソコンで作成した資料は、すべて電子状態のままサーバに保存し・・・

決済もすべて電子化する必要がある訳ですね・・・

しかし・・・

役所の場合はとにかく決済の手順が面倒です・・・

例えば工事の発注と支払いを例にとりましょう・・・

工事の発注

1.担当部署が起案

添付する文書類

  • 起案
  • 負担行為
  • 設計書
  • 仕様書

になるのですが・・・

大きな工事ともなると・・・

この設計書と仕様書が電話帳の様な厚さになります。

2.合議

さて、金額により決裁者は異なるのですが・・・

発注の了承をえるために・・・

財政担当課 → 幹部 → 特別職 → 入札担当課 → 指名委員会

というルートを辿るわけですが・・・

このルートを全て電子決済となると・・・

なかなかハードルが高いんですよ。

何故かは、想像にお任せします・・・

今の時代になっても、資料の閲覧性は・・・

紙が一番ですので・・・推して量るべし・・・です・・・

次に支払いです

1.発注部署による工事の完了

2.検査員への完成検査の依頼

添付文書

  • 検査調書
  • 発注関係書類一式
  • 完成図書
  • 検査依頼書
  • 工事評点
  • 等々

3.検査が合格した合議

入札担当課 → 財政担当課 → 特別職 → 支払担当課

というルートになるわけですが・・・

発注の場合と同じく、このルートを全て電子決済となると・・・

なかなかハードルが高いんですよ。

とまぁこんな感じで、紙で文書を回すので・・・

結局、文書の電子化が進まず、紙の文書がどんどんたまっていくわけです。

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しかも、工事関係の書類は、永年保存です・・・

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電子に対応するには業務プロセスの変更が必要

これらを全て電子に対応するには・・・

役所が大の苦手なBPRが必要になる訳です・・・

ビジネスプロセスを電子化に合わせて変更する・・・

既存の業務のやり方を変更するというのは・・・

前例主義の役所にとっては、大の苦手とするところです。

まず・・・

内部統制を有効に機能させるために・・・

相互牽制の為に、職務分離は必要ですが・・・

これは、見て分かる者が見なければ、まったく意味がありません。

見て分からないモノを、見て分からない者に、諮ったところで・・・

それは、すでに形骸化しており意味がないわけですね。

ですので・・・

ある程度、職務分離をしつつ・・・

必要な範囲で内部統制を効かせるという具合に現在の業務プロセスを変更する必要があります。

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例えば・・・電子決済システムを導入するのであれば・・・

必要な役職が必要な書類を見るだけでOKだと思うんですよね

前出の発注を事例に考えてみると

添付文書は

  • 起案
  • 負担行為
  • 設計書
  • 仕様書
  • 等々

があるわけですが・・・

これを全て電子化して決済を取ると仮定しても・・・

設計書と仕様書なんて、入札担当課だけでよいわけで・・・

あとは起案【工事の概要】と負担行為くらいしか見ないわけなんですよね。

支払いに関しても同じで・・・

工事の関係書類や完成図書なんて検査員くらいしか見る必要がなく・・・

検査が【合格】になればそれで支払いはできるわけで・・・

あとは検査員が合格したという証跡と支出命令だけチェックすれば良いわけです。

となると・・・

電子決済のハードルもグッと下がると思うのですが・・・

だれも、こんなことを提案しません。

イチバン効果的なのは、トップダウンで進めることなんですが・・・

こればかりは、どうにもなりません・・・

例えば、ICT分野に長けた首長が選挙で選出されれば・・・

そういう方向に改革が進むと思いますが・・・

そうでなければ、そうはなりません。

これが現実ですね。

とはいっても環境だけは整えた

とはいってもです・・・

今のご時世ですので・・・

テレワーク・リモートワークができる環境を整えておかないと・・・

それはそれで宜しくないわけで・・・

管理人が勤務する役所では・・・

閉域SIMによるテワワーク・リモートワークの環境を整備しました。

毎月のランニングコストがそれなりに高いので、ごく少数の台数ですが・・・

これは、使っても使わなくても、毎月携帯料金と同じ様に課金されますので・・・

台数が多くなれば多くなるほど、それだけコスト負担が大きくなります。

モバイルルーターは、LTE回線

役所側は、1Gbpsの回線ですが・・・

回線速度は、想像以上に遅いです。

なんとか、役所のシステムに遠隔でログインして・・・

メール等を確認できるという感じでしょうか?

財務会計や文書管理を使おうと思うと結構遅延が発生しますし・・・

ファイルサーバ内の文書ファイルを見るのもの結構辛いですね。

LTEってこんなに遅かったかな???と感じるくらいです。

役所内の物理配線【100Mbps】よりも遅いですので・・・

LTEの公称【150Mbps】って何なんだろうって思いますね。

個人的には結構使える

さて、このリモートワーク・テレワーク環境ですが・・・

他部署に関わる仕事には全く使えませんが・・・

個人の範囲で完結できる仕事では、遅いですが案外使えます。

内部的な資料の作成等は、自分のパソコン内で完結できる仕事が多いので・・・

そういった業務に関しては、家でもできるのは結構便利ですね。

どうせサビ残になるくらいなら、家でやった方が、内線電話で邪魔されない分気分的に楽です。

GW中も決算事務に関する資料を自宅で作成しておりますが・・・

思った以上に仕事が捗りまいた。

上手く使えば、それなりに使えるという感じですね。

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