底辺地方公務員の情報システム管理者です・・・
本日は、役所のネットワーク機器のメンテナンスです。
スイッチのコンフィグを変更する際には、リビジョン管理が重要です。
どれが最新のコンフィグか分からなくなると・・・
次回変更時に、古いコンフィグを触ったりしてしまし、失敗する【デグレード】となる場合があります。
ですので・・・
スイッチが壊れた場合を想定して、コンフィグファイルのバックアップを別に取っておく方が安全です。
コンフィグファイルのバックアップを作る
まずは、スイッチ内のフラッシュにコンフィグファイルのバックアップを作成します。
スイッチに管理IPを設定してあることが前提ですが、【Tera Term】等を使って、【telnet】でスイッチにアクセスします。
管理者権限でログインし、管理者モードに変更します。
//コマンド
enable
現在のコンフィグをスイッチのフラッシュ内でバックアップを取ります。
ファイル名は、管理人の場合は、日付をよく使います。
//コマンド
copy running-config YYYYMMDD.cfg
続いて、パソコンのIPアドレスをスイッチの管理用IPと同じセグメントに設定変更し、TFTPサーバーを起動します。
管理人は【3CDaemon】を使っています。
現在は、本家サイトからのダウロードができない状況の様子ですが、代わりになるソフトがあるのでしょうか?
パソコン側で【TFTPサーバー】の起動が確認できれば、次はスイッチからファイルを【TFTPサーバー】に転送します。
//コマンド
copy flash tft
YYYYMMDD.cfg //コピー元のスイッチ内のファイルの名称
NNN.NNN.NNN.NNN //パソコンのIPアドレス
YYYYMMDD.cfg //コピー先のファイルの名称
以上で、終了です。
反対に、パソコンからスイッチにファイルを転送したい時は、次のコマンドを使います。
//コマンド
copy tft flash
スイッチが壊れて、新品に交換する場合などは、同じ型番のものであれば、バックアップしておいたコンフィグファイルを転送して、【startup-config】にコピーして、スイッチを再起動すれば、復旧できます。
こういった場合に、ポチポチをコンフィグを打ち込むのは面倒ですので、TFTPを利用します。
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