貧乏アラフィフ親父スキーヤーの管理人です。
2026年4月。
春スキーには行けそうにないので・・・
そろそろスキーの道具を片付けようを考えています。
そんな中、知人より唯一の心の拠り所であるはずの「スキー」の世界から、
※いまでもそんなこともないのですが・・・
耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。
本日は、30年に及ぶスキー人生を歩んできた管理人にとって、
そして多くのコアなスキーヤーにとって、
まさに「寝耳に水」であり「憤り」すら感じる、SAJ(全日本スキー連盟)の新たな動向について愚痴りたいと思います。
泥沼の「バッジテスト」戦記を振り返る
管理人がスキーを始めたのは社会人になってからのことです。
いわゆる「社会人スキーヤー」として、ただ純粋に雪山を滑る楽しさに魅了されました。
しかし、しばらくすると「もっと上手くなりたい」という欲求が芽生え、
スキークラブの門を叩きました。
そこで出会ったのが、SAJが制定する「バッジテスト」という名の底なし沼でした。
今となっては笑い話ですが、管理人の合格履歴はまさに「血と汗と涙」の記録です。
- 2級: 2回受験で合格。
- 1級: 4回受験でようやく合格。
- テクニカルプライズ: 5回受験。この時すでに30歳を超えていた。
- クラウンプライズ: 合計17回受験。合格通知を手にしたとき、管理人は37歳になっていました。
クラウンを取得したあの日の震えるような歓喜は、今でも鮮明に覚えています。
※マジで涙がでました。落ちた時も何度も涙したけどね。
仕事の合間、週末の貴重な時間をすべてコブと整地の特訓に捧げ、
17回も不合格の判を突きつけられても諦めなかった。
それは「クラウン」という称号が、一般スキーヤーにとっての「最高峰」であり、
到達点であるという絶対的な価値があったからに他なりません。
「スーパークラウン」創設という名の悪夢
クラウン取得後は、検定の重圧から解放され、
純粋に不整地(コブ)を攻めるスキーを楽しんできました。
ところが先日、知人から衝撃的な話を聞かされたのです。
「SAJが『スーパークラウンプライズ』なる新資格の創設を画策しているらしい」
慌てて公式ホームページを確認すると、
確かにそこにはパブリックコメントの募集が掲載されていました。
2026/02/03
【お知らせ 教育本部】プライズテスト受検者の皆さまへのお願い
~新たな最上位検定制度(仮)に関するアンケート~本アンケートは、現在クラウンプライズテストに挑戦されている皆様、挑戦された皆様を対象に、クラウンプライズ到達後を見据えた次の目標像ならびに、新たな最上位技術認定制度(仮称:スーパークラウン)の必要性について、ご意見を伺うことを目的としています。
【スーパークラウンプライズテスト(仮)概要】
スーパークラウンテストは、
・83点オールを「プラチナクラウン」
・85点オールを「ダイヤモンドクラウン」
とする設定を設け、実施を考えています。
本構想では、特に検定員のジャッジ精度および評価の信頼性を最重要視しています。
現在検討している実施方法は、SAJ主催による全国3会場での年1回開催(年3会場)と、スキー技術選手権大会予選会(地方予選)に検定を組み込む方式の2案です。
技術選および最上位検定に対応可能な、高度なジャッジ能力を有する検定員(審判員)が検定を担当する体制を想定し、準備を進めております。
※ 本検定は、スキー技術選手権大会の順位・得点とは一切関係なく、勝敗ではなく「技術完成度」を基準に合否を判定する検定制度です。
※現在の制度設計となり、今後概要が変更になる場合もございます。
アンケートはこちらからご回答ください。
アンケート回答期限:2026年4月21日(火)17:00まで
管理人は、これまで感じたことがないほどの「拒絶反応」を覚えました。
もちろん、パブリックコメントには、即座に反対意見を投じさせていただきました。
なぜ、管理人はここまで反対するのか。理由は明白です。
まず、設定されるであろう「合格点」が異常である。
噂される83点、あるいは85点というスコア。
これは、全日本スキー技術選手権大会(技術選)の本選で予選を突破するような、
いわゆる「基礎スキーの怪物」たちにしか出せない数字です。
週末だけ滑るサラリーマンスキーヤーが、どれだけ人生を捧げたとしても到達できない、
文字通りの「無理ゲー」。
次に、相対的な価値の暴落です。
「スーパークラウン」が上に居座ることで、
管理人が17回も不合格を繰り返してようやく手に入れた「クラウン」の価値が、
相対的に引き下げられてしまう。
これは、必死に登り詰めた山頂のさらに上に、実はまだ登れる山があったということです。
動かされるゴールポストと「週末スキーヤー」の限界
現在、管理人は50歳を過ぎたアラフィフです。
加齢による体力の衰え、膝や腰の痛み。
現在の技術を維持するだけでも精一杯の状況において、
いきなり「新しいゴール」を設定されるのは、あまりにも残酷ではないでしょうか。
37歳でクラウンを獲ったあの情熱を、今からもう一度燃やせと言うのか。
週休二日の貴重な休みを削り、貴重な休息時間を犠牲にし、
高額な検定料と講習料を払い続ける。
そんな生活を、今の50代のサラリーマンに強いるのは酷というものです。
誰がための新設か? 透けて見える「守銭奴」の影
そもそも、なぜ今、こんな新資格が必要なのでしょうか。
背景にあるのは、深刻なスノースポーツ人口の減少に他ならないでしょう。
スキー人口が減れば、バッジテストの受験者も減り、
検定料や公認料、登録料を収益の柱とするSAJのビジネスモデルは崩壊の危機に瀕する。
そこで彼らが目をつけたのが、
我々のような「クラウンを取得して目標を失ったコア層」なのではないか。
「さらに上の資格がありますよ」と甘い言葉(あるいは煽り)を投げかけ、
再び検定の沼へと引き戻す。
一度取得してしまえば終わりの資格を、無理やり延長させるその手法は、
失礼ながら「信者から際限なく寄付を募る宗教団体」のそれと何ら変わりありません。
収益を得るための戦略としては理解できなくもありません。
しかし、それは「スキーの普及と振興」という本来の目的からは大きく逸脱している。
これはもはや、技術の評価ではなく、単なる「信者への追加課金」であると断じざるを得ない。
これは誰得の制度なのか?
この「スーパークラウン」なる制度、一体誰が幸せになるのか?
一部の超人たちが名誉を得るため?
それとも、連盟の通帳の数字を増やすため?
少なくとも、ゲレンデで純粋に上達を目指し、
週末のコブ斜面で一喜一憂している一般スキーヤーにとっては、
百害あって一利なしの制度だと思えます。
管理人は、スキーが大好きでした。
だからこそ、この愛するスポーツの頂点が、
金儲けの道具として安っぽく改変されることが我慢なりません。
17回挑戦してクラウンを獲ったあの日の誇りを、
守銭奴のような組織の思惑で汚されたくないのです。
とはいえ、もし万が一、この制度が強行突破され、
ゲレンデで「スーパー」のワッペンを自慢げに貼ったスキーヤーと遭遇したら・・・
悔しくてたまらないでしょう・・・


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