SAJ(全日本スキー連盟)1級は、実はスキーヤーのスタートライン
SAJ(全日本スキー連盟)主催のバッジテスト1級に合格すると、
①準指導員の受験資格
②テクニカルプライズ検定の受験資格
③全日本スキー技術選手権大会の地区予選会への参加資格
が得られます。
準指導員とは、インストラクターの資格で、スキー学校などでスキーを教える事ができる
「資格」です。
準指導員に合格すると、正指導員の受験資格が得られます。
テクニカルプライズとは、インストラクターの資格とは異なり、バッジテストの延長線上にあるもので、1級以上の実力を表すものです。
テクニカルプライズに合格すると、クラウンプライズの受験資格が得られます。
資格と技能検定の違いとは・・・?
資格と技能検定の違いは、履歴書に記載できるか否かです。
「準指導員」、「正指導員」は、履歴書に記載することができる「資格」となりますが、
テニクカルプライズ、クラウンプライズは、履歴書には記載できない「技能検定」ものとなります。
しかしながら、テクニカルプライズ、クラウンプライズは地区予選会出場者でも、上位者しか合格できないと言われており準指導員、正指導員でもなかなか合格できないという超難関の技能検定であります。
さて、私の所属していたクラブでは、1級取得者は、
準指導員を目指す方が若干名、
テクニカルプライズは、まだまだ恐れ多くて、受験できないとのことでスルー、
腕試しに地区予選会に参加してみる方が数名、
という感じに分かれました。
私は、当初の目標であった1級取得という目標が達成できたので、どうしようかいろいろ考えましたが、既に1級までのお受験でかなり痛い目にあっていましたので、「もうお受験がコリゴリ」という思いが強く、諸先輩方と一緒に地区予選会に参加してみることにしました。
しかし、現実はそんなに甘くはありません。
参加者の多くは「マジ」で全国大会を目指して頑張っている「猛者達」です。
私程度のレベルの者が腕試しに何回か参加したところで、思う様に成績を伸ばせらえる筈も無く、数回参加し挫折してしまいました。
ただ、1つのお祭りとして捉え、今でも毎年参加し通算で20回以上継続参加している強者の先輩もおられます。
大会の参加には当然エントリーフィーも掛かりますし、それがあって初めて大会の運営を賄うことができます。
あまりに参加者が少ないと、大会運営自体ができなくなる可能性もありますので、お祭りとして参加し、自身のレベルを確認する意味で参加することも大会の1つの楽しみ方だと思います。
20年近く前の話ではありますが、当時は参加者(約150名前後)も多く、土日の2日間での開催でした。
種目別の待ち時間もさることながらですが、参加者が多いため2日目に参加するには、1日目で50位以内に入らないといけないという足切りがありました。
このハードルが中々高く、私は何年も2日目に参加することが出来ず、涙を飲んでいました。
同じクラブから参加している諸先輩方の殆どが、2日目も滑っているのを目の当たりにすると悔しい気持ちで一杯となり、なんとも言えない「負の感情」で心が満たされました。
最近では、参加者も50人前後と少なくなり参加者みんなが2日目も滑られることとなっております。
20年以上前の時点でも、スキー人口の激減が危ぶまれておりましたが、今と比べると当時はまだなんだかんだで滑っている人は多かったのだと思います。
地元のスキー場はいつもガラガラ・・・
スキーブームの時は、リフト街も非常に長かったそうです・・・
管理人は体験したことはありませんが、ディズニラーンドのアトラクション並みの待ち行列だったと聞いております。
しかし、管理人がスキーを始めた20年前でも、そんなに待った覚えはありません。
ハイシーズン中の白馬や志賀高原でも、せいぜい10分といったところでしょうか?
唯一凄いなと感じたのは、11月中の岐阜周辺のスキー場(ダイナランドやウイングヒルズ)の人工雪でのオープン時です。
人工雪ですので、ゲレンデは1本、リフトも1本です。
そこに周辺地域からスキーやスノーボードのマニア達が、「待ってましたとばかりに一斉に集まってきます」ので、凄い混み様です。
リフト待ちも30分以上という事もありました。
ハイシーズの白馬や志賀高原よりも凄い状況には、かなり驚きました。
これに比べると地元のスキー場は寂しいものです。
リフト待ちも殆どありません。
スキー場自体の規模が小さい事もありますが、良くこんな状況で経営が続くなと心配になる程です・・・
恐らく何らかの理由を付けて公費が流れているとは思うのですが・・・
混むのは嫌だけど潰れても困る・・・
ここで、ジレンマなのですが、管理人的にはあまり混み過ぎるのも困ります。
駐車場が混んでクルマを止める所が無くなるのも困りますし、リフト待ちが長くなるのも困ります。
かといって、あまりにガラガラで地元のスキー場が潰れてしまうと、近場で滑られるところが無くなりますので、それもまた困ります。
最近は、暖冬で年々雪が減り、地元のスキー場の営業期間も長期的には、短くなってきています。
そのうちに、雪が降らなくなって、スキー場自体が営業できなくなるか、お客さんが減りすぎて経営難で潰れるかのチキンレースの様な状態ではありますが・・・
混み過ぎない程度にお客さんが来てくれて、スキー場の経営も続けられる状態が良いですね。
まとめ
スキー技能検定1級はスキーのスタート地点
準指導員・指導員の道を選ぶも良し
テクニカル・クラウンプライズテストを目指すもよし
スキー技術選手権で全国大会出場を目指すもよし
パトロールという選択肢もあり
スキー場が潰れない程度にお客さんが来てほしい
暖冬で雪が降らず潰れるスキー場も出て来るかも・・・しれない
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