へっぽこヘタレスキーヤーの管理人です。
さて、スキーが何故加速するのかを・・・
頭が悪いなりに物理を使って考察してみました。
スキーは基本手的には自由落下運動?
スキーは、斜面を下るスポーツですので・・・
重力による自由落下運動になるかと思います。
斜面を下る以上、物体を空から落とした様には、行きませんので・・・
仮に、斜度30度の斜面を降りることを考えます。
抵抗が全くないと仮定すれば・・・
重力加速度は【9.8m/s2】となりますので・・・
上の図の様に計算すると斜面のフォールライン方向に対しての加速度は【4.9m/s2】となります。
初速を【0】とすると・・・
スピードは・・・
v=at
となります。
つまり、まったく抵抗が無ければ、毎秒【【4.9m/s2】で加速し続けることになります。
次に、ターンをした場合を考えます。
上の図では・・・
斜度30度の斜面をフォールライン方向に対して、60度と30度に斜滑降した場合を想定しています。
60度の場合の加速度は【2.45m/s2】
30度の場合は【4.24m/s2】
となります。
つまり、斜面に対して直滑降するよりも・・・
【斜滑降の角度が強い方が加速度は鈍る】ということになります。
また、直滑降だろうが斜滑降だろうが・・・
いずれにしても、抵抗が無ければ、重力加速度により加速し続けることになります。
加速度を調整するには?
スキーは斜面を落下する運動ですので・・・
とにかく、抵抗が無ければ、重力加速度により加速しつづけます。
また、加速度を調整するには・・・
ターン弧を深くすれば、加速度は鈍り・・・
ターン弧が浅ければ、加速度は増す・・・
という事になります。
実際には加速し続ける事はない
しかし、実際には、雪面との摩擦や空気抵抗・スキーのズレによる抵抗がつくり
加速度を調整しているので・・・
スピードが上がり続ける事はありません。
ターンの走りは重力加速度をスピードにつなげている
ということは・・・
ターン後半の走りを引き出すには・・・
スキーがフォールラインを向いてから・・・
出来る限り板をズラさずに、カービングして、ターンを抜け出せれば・・・
重力加速度を有効に生かして、加速してスピードが出る・・・
ということになります。
要するに・・・
板の抜け出る方向が決まったら・・・
板をズラさずに板の進行方向に進めば・・・
斜度と板の抜け出る角度に応じた重力加速度を上手く利用して・・・
スピードを出すことができるという事になります。
速度の計算式は・・・
初速が【0】であれば【v=at】ですし・・・
初速が【v1】であれば【v=v1+at】となります・・・
つまり、理論的には、緩斜面であっても、ズレの要素が無ければ、どんどんスピードを乗せて行くこともできるという事なります。
また、急斜面であれば・・・
前のターンでブレーキ要素が多くても、緩斜面よりも得られる重力加速度が大きいために、スピードが出やすいという事になります。
まとめると
まとめると・・・
板の走りとは・・・
ターンの構成で考えると・・・
山回りで板の抜け出る方向が決まったら、ズレを止めて・・・
最大限に重力加速度を利用してスピードを乗せる・・・
ということになるかと思います。
反対に、板の走りが出ていない場合は、板の抜け出る方向が決まってからも、板がズレているという事になります。
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