へっぽこヘタレアラフィフオヤジスキーヤーの管理人です。
管理人のスキー歴は、かれこれ20年以上となりました。
とりあえずクラウンプライズまではなんとかギリギリ取得できましたが・・・
自身を振りかえってみてどれだけ上手くなったかと改めて考えてみると・・・
微妙なところかなという感じしかありません。
カービングスキーでスキーは楽になったのか?
管理人がスキーを始めたころはカービンスキー黎明期でした。
だいたいサイドカットがR20前後の板が出始めたころだったと記憶しています。
一方で従来のスキーもありRがやたらとデカイ板でした。
管理人は、カービングスキーから入ったので・・・
パラレスターンは割とすぐにできる様になったのですが・・・
このせいか・・・
所謂エッジに乗ったターンしかできない、スレをうまくつかえないスキーヤーとなってしまいまいた。
今となっては、これがスキーが上達しなくなった原因だったのではないかと思っています。
やはりスキーはズレを上手く使えてナンボだと思う
エッジに乗ったターンでは・・・
ズレを上手く使えないので、急斜面や斜面状況の悪いバーンでは上手く滑れません。
あと、エッジを押し付ける滑りになるので、脚力の消耗も激しい・・・
反対に、ズレを上手く使えれば、急斜面でも不整地でもコントロールして滑り切ることができます。
今でも、ゲンレンデを見ていると・・・
エッジに乗ったターンで暴走しているスキーヤーをちらほら見ます。
また、バーン状況が悪い時は、上手くスピードをコントロールできずに、吹っ飛んでいく方もおられます。
管理人は、多少はズレも使える様になってきたので、そこまでには酷くありませんが、それでも状況が悪いとやはり滑りにくいと思う事が今でも多々あります。
何故スキーが難しいのか
何故スキーが難しいのか改めて考えてみると・・・
- 1.シーズンスポーツですので、冬にしか練習できない。
- 2.練習に行くこと自体が大変
- 3.頑張って年間30日に程スキーに行ければ良い方
- 4.家で練習ができない
- 5.日常生活とは全く異なる運動
- 6.道具がかなり重要
- 7.同じコンディションで練習ができない
- 8.反復練習が難しい
- 9.正しい運動が理解しにくい・分かりにくい
- 10.イメージどおりに動けない
等などです。
練習できる機会が限られる
まずこれが一番、大きい要因でしょうか。
スキーは基本的に雪がないとできません。
つまり冬の限られたシーズンしか練習できないわけです。
また、スキー場にいかないと練習できませんので、練習時間を確保することがそもそも難しいですね。
シーズンで30日も滑れればかなり良い方だと思います。
ただ、これを一般のスポーツに当てはめると・・・
年間、30日しか練習できなければ、なかなか上達は難しいのではないでしょうか?
家で練習できない
例えば、野球であれば・・・
素振りとかキャッチボールとか・・・
なんとかグランドに行かなくても練習できる方法がありますが・・・
スキーの場合はそいいう訳には行きません。
自宅で、スキーブーツを履いて、スキー板を履いても・・・
何の練習もできません・・・
一時ローラーブレード等がスキーの練習に良いとかと言われることもありましたが・・・
最近はあまり聞かな気がします。
ローラーブレードでは、ズレの感覚ありませんので、そもそもスキーと異なるんですよね。
エッジに乗った暴走スキーの練習には良いかもしれませんが・・・
道具が重要でしかも高い
初心者用ゲレンデで、ゆっくり滑る滑る分には・・・
道具は、足が痛くなければ、それで十分かと思いますが・・・
例えば検定(SAJの2級・1級・テクニカル・クラウン)となると・・・
上級モデルの用具が必要となります。
最近であれば、ブーツで10万円・・・
板で、15万円は、最低でも必要です。
また、ブーツについては、自分の足に合わせてチューンナップも必要となります。
さらにウエア・ヘルメット・ゴーグル・グローブ・ポールとなると・・・
軽く見積もっても、それなりのモノをそろえようとすれば・・・
25万円から30万円ていどはかかります。
非常にコストが掛かるスポーツです。
特にブーツは重要です。
まず第一に履いていて痛くない事です。
痛いとそもそも練習どころではありません。
次に、緩すぎずキツ過ぎない事です。
管理人は、足の寸法の実測値で選択しています。
管理人の足の実測値は、24.5センチですので・・・
スキーブーツも24.5センチを履いています。
当然、当たるところがあるので直して貰っています。
上達を目指すとなると、ダイレクトな操作感を求める事となりますので・・・
必然的に、ぴったりサイズのブーツを好むようになります。
板については、速度域があがるので、高速にも耐えうる板となります。
所謂、エキスパートモデルですね。
テクニカル・クラウンプライズとなると、ズレの要素をより少なくした滑走が求められるので・・・
高速でもしっかりと雪面を捉えられる、プレート入りの板やメタル入りの板を選択することになります。
ただ、エキスパートもでるは非常に高い・・・
近年、ますます値上がり状態で・・・
ビンディング込で、15万円をオーバーする板も当たり前となってきています。
反復練習が難しい
同じバーン・同じコンディションで練習しようと思っても・・・
スキーは天候と雪質に左右されるので・・・
同じコンディションで練習することができません。
1日の中でも雪質が刻一刻と変わるので・・・
前の滑走で出来たことが次の滑走ではできないことが多々あります。
逆言えば、いろんな雪質を経験して、いろんな雪質に対応できるようにならないといけないということです。
しかし、同じコンディションで反復練習ができないということは・・・
一つずつのコンディションで滑れる技術を1歩1歩、確実に身に付けるということができないとうことでもあります。
つまり1つのコンディションを確実に滑り切るテクニックが無い状況で、別のコンディションを滑らなければならず・・・
さらにそのコンディションは、次の滑走ではまた変わっているという、そもそもが非常に練習しにくいスポーツなわけですね。
低速練習は重要ではなるが
低速練習は、バーンコンディションが変っても影響を受けにくい練習です。
低速でできないことは高速でもできない言われているので低速で基本的な動作を身に着ける事は非常に重要ではありますが・・・
かといって、低速ばかりやっていても急斜面が滑れるわけではありません。
例えは、数学の基礎問題ばかりやっていても応用問題は解けません。
応用問題も分からないなりに、沢山経験することが、その解法が身に付きます。
基礎は大事ですが、基礎だけで応用ができるわけではないとうことです。
正しい運動がイメージしにくい
大人になると頭で理解していない事を子供の様に感覚でやることは非常に難しくなります。
ですので、正しい運動を頭で理解して実践することが大切なのですが・・・
この正しい運動というのがイメージしにくいんですね。
外的に同じような動きをしているように見えても、実際には別の運動をしているということが多々あります。
スキー教室などに入って、正しい運動を教えて貰おうと思っても・・・
これまた感覚的な部分が多く・・・
よほど教えるのが上手いスキー教師に当たらないと、正しい運動を理解することは難しいでしゅう。
スキーは間違った運動でもある程度は滑れてしまうので・・・
なおさら正しい運動イメージを持つことが難しいと思います。
イメージどおりに動けない
最後に、仮に正しいイメージを持てていたとしても・・・
ある程度、滑走スピードがある中で・・・
そのとおりに動けるかというと、これまた難しい・・・
常に移動し続ける状態の中で、思ったとおりに動けるかというとまた別の問題となります。
とくに不整地では、その傾向が顕著です。
やはりスキーは難しいです。
コメント