公務員という世界では守られる者は失敗しない部署に配属される!守られていないそこそこ仕事ができる者は困難プロジェクトにスケープゴートとして配属される!

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080-お仕事

公務員という世界は多かれ少なかれ40代中頃から明らかに、守られる者とそうでない者に分けられます。

組織の規模にもよりますが、このくらいの年代から将来の部長候補等が、おおよそ決まってくるのでしょう・・・

組織の体制が変わらない限りは、そのレールのとおりに進んでいきます。

守られる者とそうでない者の違いは?

この年齢になって初めて気づいたのですが、組織から守られている者とそうでない者がいる事が分かりました。

組織の法則として、「2:6:2の法則」があります。

働きアリの法則とも言いますが、要するに優秀な職員が2割、普通の職員が6割、仕事が出来ない職員が2割という事です。

では、その上位2割の職員が全員守られているかというとそうでもありません・・・

まず、仕事ができない職員に負荷を掛けるとすぐに休むので、そういう職員は楽な部署に回されます。

これが、全体の2~3割という感じでしょうか・・・

残り4~5割は普通の部署に回されます・・・

忙しい部署もありますが、基本的にルーティーンワークが基本の部署です。

さて、ここからが肝心の残り2割の処遇です

そこそこ仕事ができる職員は困難プロジェクトにスケープゴートとして配属される!

残り2割の内、守らている職員は、手堅い部署に回されます。

ある意味仕事で失敗することが無い部署です。

普通にやれば、普通にこなせる部署で、普通にやるだけで評価が上がる部署です。

しかし、役所にはこういう普通の部署だけでなく、困難プロジェクトをやらなければいけない事が必ず出てきます・・・

多くの場合、前例が無く手探りの状態からのスタートとなります。

本来は、こういう部署にこそ優秀な職員を配属するべきであると思うのですが、何故か守られている職員は、こういう部署には配属されませんし、よしんば配属されたとしても、主担当になる事はありません・・・

管理人は、ずっと辺の事情を誤解していました・・・

組織としては、将来の幹部候補職員には、失敗させたくありません・・・

ですので、こういうリスキーな仕事は基本的には、守られている職員にはやらせない訳です・・・

これは、新規プロジェクトは失敗するリスクが少なからずある為です。

この為、この様なリスキーな仕事は、そこそこ仕事が出来てもし失敗しても簡単に切り捨てる事ができる職員を配属します。

要するにスケープゴートです。

管理人は正にこのスケープゴートであったと自覚することが、ようやくできました。

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何故か管理人の異動先には新規プロジェクトが用意されていた・・・

20代後半からの管理人の異動先には何故か新規プロジェクトが用意されていました・・・

今思え返せばかなりリスキーな仕事が多かったと感じます。

いつくかの新規プロジェクトを経験しましたが、総額で50億円は軽く超えています。

ちなみに、役所ならよくある道路等の土木工事や学校等の施設(ハコ物)工事ではありません・・・

前例のないプロジェクトばかりでしたので「もし失敗したらとどうすれば良いのだろうかと・・・心配になりストレスで胃が痛くなる事が多々ありました・・・」

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それでもこれまでなんとかこなして来ましたが、自分がスケープゴートだと気づいてからは、もうアホらしくて、こんなリスキーな仕事はもうしたくありません。

と言いながらも、現在進行形で困難プロジェクトを押し付けられていますので、本当にこれで最後にして欲しいと思います。

リスキーな仕事は必要かどうかより政治的な要因に起因するものが多い

思い返せば、管理人がやらされてきた新規プロジェクトは、役所(地域)として本当に必要かどうかというよりも(必要なものもありましたが・・・)政治的な要因に起因するものが多かったというイメージです。

政治的にやるように仕向けられたプロジェクトといっても過言では無いかもしれません。

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また、この様なプロジェクトは、かなりの高額なコストが掛かりますので、失敗は許されません。

しかし、前例が無い故に、現実的には失敗のリスクは非常に高いものとなります。

さらに、この様なプロジェクトは、幹部的には成功して当たり前の仕事であり(予算を付けた時点で幹部の仕事は終わりであり、予算が付けば成功すると思っている)成功しても評価されません。

しかし、失敗したらそれで終わりです・・・

正に、綱渡り的な仕事です。

人事担当部署は、それを分かっているので、この様なプロジェクトには、将来の幹部候補職員は、配属しないのです・・・

代わりに、管理人の様ないつでも切れるスケープゴートを配属するのです。

組織とは、所詮こういうものです・・・

組織にとって都合のよい人物だけを残し、そうでない人物は排除する様に仕向けるのです。

それにしても、国しても地方にしても、 思い付きというか行き当たりばったり的な施策が多いと思います。

本来は、極力リスクを避けるために、入念なリサーチを行い、綿密な戦略と計画を立ててから実施するものだと思うのですが・・・

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まとめ

守られている者は、失敗しようがない部署に配属される

ややこしいプロジェクトには、そこそこ仕事ができるがいつでも切れる人間をスケープゴートとして配属する

リスキーな仕事でも成功するのが当たり前で評価はされないが、失敗するとそれで終わり

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