国民1人10万円給付【特別定額給付金】の支給事務で、連日連夜のサビ残続きの管理人です。
既に、7割弱の申請書が届いていますが・・・
入力作業がなかなか捗りません・・・
パンチャー6人・RPA2台体制で、入力事務を行っていますが・・・
1日当たり平均で・・・
- パンチャー:2,000件前後
- RPA:1,000件前後
- 合計:3,000件前後
程度という具合です・・・
支給状況としては、全体の2割弱・・・
まぁ、他の自体対と比較てもそんなに悪い進捗状況ではないと思います。
管理人が勤務する役所のパソコンは相当古く、スペック的にはかなり物足りません。
- OS:Windows7
- CPU:Corei5
- メモリ:4GB
- ドライブ:HDD
というスペックです・・・
端末としては、5年以上前の機種となります。
この状態で、ウイルスバスターや資産管理ソフトが常駐していますので、かなり動きが遅いです・・・
そのうえで【WinActor】を動かしていますので、かなりPCに負担が掛かっていると思われます・・・
目次
RPAは重いのか?
管理人は、RPAを初めて使いましたので、【WinActor】しかしりませんが、【WinActor】に関しては、立ち上がりは遅いですが・・・
一端、立ち上がってしまえば、そんなに動作が重いとは感じませんでした。
5年以上前の機種でも十分に使えます。
どのような環境で使用するかにもよりますが、WEB系のシステムへの入力であれば、単純にRPAの速度を上げるとシステム側の反応速度が遅くて、RPAがコケる様です。
管理人が作った、特別定額給付金の支給システムへの入力シナリオでいろいろ試してみましたが・・・
特別定額給付金の支給システムの反応速が遅いので、5年以上前のパソコンあっても、RPAの速を上げると、システム側の反応速が遅くて、RPAがコケました。
適度に待機時間を設定して、ギリギリシステム側の反応速度に合わせて、1件あたり約30秒まで、チューニングできたという具合です。
RPAにパソコンのスペックは必要なのか?
では、RPAにパソコンスペックは必要なのかという問題ですが・・・
これは、使用する環境によります。
あくまで、スタンドアロン環境で、1台のパソコン内での処理(例えばエクセルからエクセルへの転記等)であれば、マシンスペックが高ければ高いほど、RPAの処理速度も上がるので、処理も速くなります。
しかし、クライアントサーバーシステムやWEBシステム等の入力の場合では、システム側の反応速度が、関係してきますので、単純にRPAを動かすパソコンのスペックを上げても、システムが稼働しているサーバーのスペックが低ければ(システムの反応速度が遅い)・・・
又はネットワークの通信速度が遅ければ・・・
期待した処理速度を得る事はできないでしょう。
RPAに過度な期待はしてはいけない
RPAは、あくまで人間がパソコンで作業する動作を機械的に自動化するものです。
エクセルからエクセルの転記作業をRPAとエクセルのマクロで、比較してみましたが、エクセルのマクロが圧倒的に早いのが分かりました。
ですので・・・
作業内容に応じて、マクロを使うのか、RPAを使うのか適切に判断する必要があります。
マクロで出来る事は、マクロを使い、マクロを使えない事をRPAにやらせるというのが良いと思います。
特にシステムへの入力に関しては、管理人が務める役所の環境では、RPAの速度は、手の早いパンチャーとそれほど変わりませんでした。
RPAには、過度な期待をせずに、パンチャー1人分の仕事を夜中でも自動でしてくれるモノという程度に考えるのが良いと思います。
AI-OCR【Tegaki+Seisho】の方がマシンスペックに左右される?
特別定額給付金の入力作業で、RPAを2台体制で運用した為、どうしても入力データの作成が追いつかなくなり・・・
AI-OCRも2台体制にしたのですが・・・
たまたま、2代目を高スペックマシンにしたところ・・・
- OS:Windows8.1
- CPU:Corei7
- メモリ:16GB
- ドライブ:SSD
- 年式はこちらも5年以上前の機種
明らかに・・・
- OS:Windows7
- CPU:Corei5
- メモリ:4GB
- ドライブ:HDD
よりも、処理が早かったです・・・
AI-OCR【Tegaki+Seisho】の処理は・・・
- ファイル分割
- データ送信
- データ受信
- データ変換
という処理の様ですが・・・
どうもファイル分割の処理にマシンスペックが影響している様です。
100ページ単位のPDFデータになると、ファイル分割に結構時間がかかり、低スペックPCでは、処理開始から処理が終わるまでに、40分程度掛かりますが、高スペックPCでは、20~30分程度で終わりした。
ASPサービスなのに、何故クライアント側での処理が必要なのか、納得がいきませんが、 AI-OCR【Tegaki+Seisho】 の処理速度に関しては、間違いなく高スペックPCの方が良いです。
まとめ
RPAはマシンスペックを上げても期待した処理速度が得られない場合がある
特にシステムへの入力処理に関してはシステム側の反応速度に影響される
AI-OCR【Tegaki+Seisho】に関してはマシンスペックが高い方が明らかに処理速度が早い