無線知識ゼロなのに防災行政無線の担当をやらされる
役所とは、無茶苦茶なところです。
無線の知識なんてゼロなのに、いきなり異動で防災行政無線の担当をやらされました。
しかも約20億円規模の新規プロジェクト付きです。
人事部門は、ホントに何を考えているか分かりません。
適材適所なんてあったものじゃないです。
役所でも、無線が趣味でアマチュア無線の資格を持っている方が沢山います。
せめて、そういう人を担当にするのが、ベターだと思うのですが、何故に無線知識ゼロの人間を担当にし、尚且つ約20億円規模の新規プロジェクトまで、おまけで付けるのでしょうか・・・?
こんな適当な人事で、プロジェクトがまともに進むとも思えませんし、もし失敗したら一体誰が責任を取るのでしょう・・・?
役所の防災行政無線の運用に必要な資格は、第三級陸上特殊無線技士で十分!
役所の防災行政無線の運用に必要な無線技士は、第三級陸上特殊無線技士(通称:三陸特)です。
これは、役所がお金を出してくれるのですが、1日講習を受けに行けば、誰でも取得できる資格です。
しかし、業者の名刺を見ると、最低でも第一級陸上特殊無線技士(通称:一陸特)を持っている様です。
凄い人になると、「第一級陸上無線技術士」や「第一級総合無線通信士」等を持っています。
業者に足元を見られない様に対抗するには、「第一級陸上無線技術士」か・・・?
私も、こうなったら、「第一級陸上無線技術士」を取ってやろうと思い、本屋で参考書を開いてはみましたが・・・
そのまま閉じて帰ってしまいました。
素人が手を出すには、「第一級陸上無線技術士」は、あまりにも敷居が高過ぎました。
第一級陸上特殊無線技士を取得することに決める
第三級陸上特殊無線技士であれば、役所からお金が出してもらい講習を受ければ、取得できるのですが、私は「やさぐれています」ので、税金から自分の資格を取得するお金を出して欲しいとは思いませんし、ましてや講習で取れるような資格には、興味がありません。
最低でも、業者に足元を見られない様に対抗できるだけの資格が必要なのです。
「第一級陸上無線技術士」は、敷居が高過ぎて、流石に無理だと分かりましたので、やむを得ず、下位資格の「第一級陸上特殊無線技士」を潔く自腹で取得することを決めました。
しかしながら、全く興味が無い分野であり、「仕事の為だけに取得する資格」でしたので、最小限の労力で効率よく合格する方法を考えました。
知識ゼロからのスタートですので、やはり参考書又は問題集が必要です。
本屋で何度も読み比べ厳選し、最も効率よく学習できそうな物を選びました。
購入した参考書は、サブブログで紹介しているとおりの1冊のみです。
「第一級陸上特殊無線技士」の試験は、無線工学と法規の2科目 H2
試験自体は、
無線工学が24問
法規が12問
合計36問を同時に行い3時間以内で解く必要があります。
試験会場(当日)は、全てにおいて緩い・・・
試験の当日(試験会場の雰囲気等)は、情報処理技術者試験と比べると全てにおいて緩いです・・・
時間も1時間以上余りますし、試験の監督員も甘いです。
情報処理技術者試験では、机の上に置けるものが決まっており、筆入れさえ置けません。
また、監督員の試験開始の合図があるまでは、受験番号さえ記載できません。
昔の事ですが、情報処理技術者試験で、「試験止め」の合図の後に、筆記用具を手に持っていただけで、不正扱いで退場させられた事もありました。
しかし「第一級陸上特殊無線技士」では、試験開始の前にも拘わらず、監督員が指示し、まず受験番号と名前を書かせます・・・
「書き忘れたら採点されないので」・・・という理由でした。
ちなみみ、情報処理技術者試験では、問題文の注意書きに、「受験番号と生年月日は、受験者の責任において、試験時間中に記載する事」と記載されています。
それからようやく、「第一級陸上特殊無線技士」の試験開始です・・・
情報処理技術者の試験の厳しさに慣れていましたので、この「第一級陸上特殊無線技士」の試験の余りの緩さに、一種吐き気の様なものを覚えた事を記憶しております。
効率のよい勉強方法は・・・
話は、それましたが、肝心の勉強方法は、購入した1冊をひたすら反復学習あるのみです。
1冊まるごと暗記するつもりでやります。
無線工学の難易度は、高校物理(電気)の初級レベルといったところでしょうか・・・
最初の1周目は、高校物理(電気)の全てを忘れていましたので、かなり時間が掛かりました。
高校物理(電気)を難なく解ける方であれば、計算問題については勉強しなくても良いかも・・・しれません。
但し、知識問題では、高校物理(電気)では、学ばない範囲もありますので、そこだけは押さえておく必要が有ります。
法規は、ただひたすら覚えるだけです。
情報処理技術者試験で言えば、午前科目の様なものです。
さらに、情報処理技術者試験の高度区分の午前2とは異なり、初見の問題は間違いなく出ませんので、過去問さえ解いて覚えていけば、間違いなく合格点は取れます。
ですので、やはり鬼門は、無線工学となります。
殆どが計算問題です。
但し、過去問と全く同じ問題が結構出ますので、過去問を覚えるだけでも案外解けます。
「出来る様になっておく方が勿論良いです」が、「完全に理解し計算できる様になる」必要はありません・・・
私は、この本を2カ月で通算5周程して、全てを暗記しました。
といっても、私の暗記力が凄いのではなく、5周もすれば誰でも覚えられますし、案外暗記量もそれほど多くは無いのです。
5周目ともなれば、休みの日にでも、1日掛ければ1周できます。
そもそもこの試験は、自動車の免許と同じで落とす為の試験ではありませんので、難易度はあまり高くはありません。
合格点は、
無線工学、24問中15問以上正解
法規、12問中8問以上正解
です。
真面目に2カ月勉強できる時間が取れれば、比較的容易に合格できます。
ちなみに、資格を取得してから、数年経過しました。
この記事を掲載する為に、参考書を読み直しましたが、残念ながら全てを忘れておりました。
今受験したら、確実に不合格となります・・・
通信事業者に勤めており仕事で必要な方や、趣味でマチュア無線等をしている方で無ければ、必要のない知識です。
普段全く使わない特殊分野の知識なんて、勉強したところでこんなものなのです・・・
まとめ
本1冊で合格可能(低コストで取得できる資格)
勉強期間は約2カ月もあれば十分
難易度はそんなに高くない
高校物理(電気)の学習経験があると有利
コメント
こんにちは 資格試験がっんぱってくたせさぃ
こちらの地域では 県の消防学校で 2陸特を受講します。
運用資格は3陸特ですが、他の無資格者を管理とのことで
上位の資格を取得しします。
ちなみに公共業務の局でしたら 1陸特ではなく
第一級陸上無線技術士の資格を業者に求めた方が良いです。
政令指定都市の市で消防ヘリ所有の所は 1総通とか 1陸技
の方いらっしゃって 私もあわてて 1陸技 取得しました。
1陸技を取得されているとは素晴らしいです!
管理人は、1陸技の問題集を見ただけで、気持ち悪くなり・・・
【絶対に無理!】と諦めました。
しかし、かなり困難になると思いますが、余裕が出たら、
チャレンジしたい資格の1つでもあります。