【実録】公務員の働き方改革はどこへ?50代職員が直面する「無理ゲー」な職場環境とメンタルの危機

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036-ホビー

貧乏アラフィフ超ド底辺地方公務員の管理人です。

2026年4月。新年度が始まり早1か月。

本来であれば、春の陽光と共に清々しい気持ちで新たなスタートを切るべき時期ですが、

管理人の視界は「戦場」のような慌ただしさで霞んでいます。

以前の記事でも触れた通り、管理人は地方の自治体に勤務する、

いわゆる「中堅」をとうに過ぎたロートル職員。

しかし、令和8年度の幕開けは、これまでの30年に及ぶ公務員人生の中でも、

群を抜いて「絶望的」な色彩を帯びていました。

本日は、多くの地方自治体が抱える「人員削減」という名の病理と、その皺寄せを一心に受ける現場の生々しい実態について備忘録として掲載しておきます。

「6人から4人へ」算数が成立しない職場

ここ数年、わが部署の人数は着実に減らされ続けてきました。

かつては6人で回していた業務を、この4月からはついに4人で回すことになったのである。

人数の減少率は実に33%。

しかし、ここで不思議な現象が起きる。

人数が3分の2になれば、仕事量もそれに応じて減るのが道理だが、現実は真逆だ。

自治体の事務というものは、法律や制度が変わるたび、

あるいは「標準化」という名の新たな枠組みが導入されるたびに、雪だるま式に増えていく。

「仕事をしなくてもいい」という許可が出ているのなら、人数が減っても問題はない。

しかし、市民サービスは待ってくれないし、議会対応や予算執行の締め切りは容赦なくやってくる。

今の状況を一言で表すなら、まさに「無理ゲー」。

初期装備のまま、いきなりラスボスの軍団に突っ込まされたようなロープレイングゲームの絶望感みたいなもんだ。

「元・兵隊」の所属長という唯一の救い

そんな阿鼻叫喚の戦場において、唯一の救いといえる要素があります。

それは、今年度から新たに所属長となった職員が、

昨年まで一緒に泥にまみれて働いていた上司であることだ。

彼は現場の苦労を骨の髄まで理解している。

「所属長に現場の兵隊仕事をさせるわけにはいかない」というのは組織の鉄則であるが、

今のわが部署にそんな綺麗事は通用しません。

苦しい時は、猫の手も借りたい状況なので。

管理人も、役職やプライドを捨ててサポートを乞うしかない。

しかし、彼もまた別の戦場で戦っている。

所属長になれば、今度は上層部への根回しや、議員への説明、組織全体の調整といった「見えない仕事」が山積しているらしい。

結局のところ、現場のマンパワー不足を埋める抜本的な解決策にはなり得ないのが、

地方自治体の悲しい性である。

主治医が語った「公務員界のパンデミック」

4月、定期的に通っている精神科の通院日がありました。

担当の主治医に、今の職場の惨状――人数が減り、仕事が増え、身体がもたないことを吐き出すように伝えました。

すると、主治医は静かに、しかし確信を持ってこう言ったのです。

「ここのところ、診察に来る自治体職員の患者さんは、判を押したように皆さん同じことを言っていますよ」

この言葉に、管理人は深い溜息をつかざるを得ませんでした。

もはや、わが自治体だけの問題ではない。

全国の自治体で、同じように職員が削られ、疲弊し、心が折れかけている。

これは一種の「パンデミック」と言っても過言ではないでしょう。

世間では「公務員は安定している」「楽をしている」というイメージがいまだに根強いのかもしれない。

しかし、現場の人間からすれば「異動しても地獄、異動しなくても地獄」という状況が常態化している。

稀に「楽園」と呼ばれるような部署へ異動して幸せを感じるラッキーな職員もいるようだが、

管理人の30年の歴史の中で、そんな当たりクジを引いたことは一度もない。

「2年で辞める職員」が残した傷跡

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特にこの2年間は、管理人のメンタルを決定的に追い詰める要因があった。

隣の席に配属された「2年で辞めるつもりだった」職員の面倒を見させられたことだ。

彼は自身のスキルアップしか興味がなく、泥臭く田舎の自治体の仕事はする気がなかったようだ。

すくなくとも与えられた仕事に対しては向上心もなければ、組織への貢献意欲も薄い。

そんな彼の毒気に2年間当てられた結果、管理人のうつ病は著しく悪化した。

「人を育てる」という仕事は、相手にその気がなければ、

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ただ自分のエネルギーを吸い取られるだけの、不毛な作業になり果てる。

その彼が去った後、残されたのは減らされた人員と、スカスカになった管理人の心。

「降格願い」という禁断の果実

あまりのしんどさに、先日、人事部の課長にグチをこぼしてしまいました。

彼とは古くからの付き合いで、冗談も言い合える間柄だ。

「もう限界だよ。サビ残も増える一方だし、身体がもたない。なあ、降格願いの様式をくれないか? 責任の軽いポジションに下げてほしいんだ」

冗談半分、本気半分でそう切り出すと、課長は苦笑いしながら首を振りました。

「そんなもの、うちの自治体にはないでよ!」

なぜ、「降格願い」が制度として存在しないのか(あるいは機能していないのか)。

理由は簡単だ。

そんなものを正式に認めてしまえば、激務に耐えかねた職員たちが雪崩を打って降格を願い出てしまい、組織が崩壊してしまうからに他ならない。

公務員制度というものは、一度登り始めたら最後、ボロボロになってもその場所で戦い続けることを強いる「蟻地獄」のような構造をしているのである。

2026年度この戦場をどう生き抜くか

2026年の戦いはまだ戦いは始まったばかり。

毎日が増える一方のタスクと、減っていくスタミナとのチキンレース。

管理人の唯一の癒やしである、趣味の動画編集や愛車でのドライブに割く時間すら、サビ残の影に消えようとしています。

しかし、嘆いていても現実は変わらん。

今はただ、自分の中の「安全弁」を壊さないよう、ギリギリのところでバランスを取るしかない。

降格が叶わないのなら、せめて心の「役職」だけでも下げて、

自分を守る術を身につける必要があるのかもしれません。

同じように「無理ゲー」な職場で戦っている全国の同志の皆さんはどのくらいいるのか?

一度話を聞いてみたいものだ。

さて、今夜も遅くなりそうだが、せめて帰宅後の1杯を楽しみに、残った書類の山を片付けることにしよう。

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