さて、とうとう2021年秋区分のプロジェクトマネージャ試験の目前となりました。
結局ですが、満足な論文対策は出来なかったという状況です。
アラフィフの衰えた脳では、やはり勉強はかなりキツイです。
記憶力も弱っていますし・・・
なによりメンタルがも仕事で疲弊していますので・・・
モチベーションが続きません。
マジですぐにヘタレます。
なんとか試験前にできたことといえば、論文の構成を3つ程考えることだけでした。
以下考えた論文構成
想定問題1:品質管理
1-1プロジェクトの特徴
自治体のDX関連での窓口手続きの電子申請システムの開発
全行程一括請負契約 リスク有
工期8カ月・工数80人月・5千万 納期遅延不可
1-2要求事項
画面の見やすさ・使いやすさ・高いUXという定性的品質
1-3考慮点
トップダウンの決定事項であり利用部門のコンセンサス不足
一括請負契約により利用部門の要件まとまらないリスク 納期遅延コスト増
2-1品質管理計画の策定
通常基準よりも厳しく設定・品質管理の実施の細分化 外部設計での品質確保
上流工程での手戻り発生防止
定性的品質についてはガイドラインを策定 ガイドラインにより合格判定
2-2品質管理の実施
すべての成果物のレビュー時間と欠陥指摘件数の調査 基準値内か?
1チームが基準値を下回る 理由があやしい 原因の調査
類似画面が多く流用可能 品質に問題無し
ガイドラインとの準拠確認
解釈の違いにより一部品質が確保されていない 修正には納期間に合わず
現実解として注釈をつける 修正は次年度以降の保守で
3-1品質管理計画と実施の評価
品質管理を細分化していなかった場合を想定
通常の通常の基準では外部設計全体として合格判定が出ていた
コンポーネント単位での品質が確保されない
上流工程での手戻り防止・コスト増加となっていた
これらを防止できた
3-2今後の課題
本案件では顧客の要望により品質管理を細分化したが基準がない
顧客の要望は年々複雑多様化
求められる品質を確保するには過度な負担とならない範囲で細分化必要
PMOに相談し基準の策定を提案
想定問題2:工程完了検査
1-1プロジェクトの特徴
想定問題1と同じ
1-2工程の完了条件
外部設計の全ての成果物のレビュー時間と欠陥指摘件数が基準値内
合格判定が出ている
適正なプロセスでのプロジェクトオーナー承認
1-3次工程の開始条件
次工程以降の開発要員が確保されている
機器・環境が整備されている
2-1工程完了評価の結果
外部設計の全ての成果物のレビュー時間と欠陥指摘件数が基準値内である
合格判定がでている
適正なプロセスでのプロジェクトオーナーの承認を得ている
2-2把握した問題
外部設計全体では基準値内である
コンポーネント単位で基準値を逸脱している
顧客の高いUXという要求を確保できない可能性あり
2-3次工程の影響
品質が確保されていないと判断
上流工程での手戻りが発生し納期遅延・コストの増大
2-4検討した対応策
基準を逸脱したコンポートと影響範囲を洗い出し修正し再レビュー実施
外部設計全体の品質を確保できる
ファストトラッキングにより当該コンポーネントを除き次工程へ移行
影響範囲の修正の取り込み漏れのリスクあるがスケジュールの影響小
検討した結果品質確保を優先し前者の対策をとる
プロジェクトバッファ内でスケジュール・コスト共に対応できた
3-1問題の原因
原因の調査を実施
当該チームは新人が多くスキルレベルが低い
要件定義と外部設計の整合性があいまい 品質低下
チーム内のベテランが多忙でフォローできない
工程完了検査前のチーム内でのレビューも不十分だった
3-2再発防止策と評価
新人が対応した等の品質が不安な部分については早期に対応する必要あり
ギリギリのタイミングでは場当たり的な対応となる
全体品質の向上・確保は望めない
悪い情報程早く上げる様に周知徹底
次工程以降で問題は解消され納期に間に合った
3-3残された問題
工程の全体評価ではコンポーネント単位で品質低でも合格判定となる
顧客の要望内容によっては上流工程での手戻りのリスクでる
品質管理の実施の細分化を考慮する必要あり
PMOに品質管理の細分化基準について検討するよう依頼
想定問題3:リスクコントロール
1-1プロジェクトの特徴
想定問題と同じ
プロジェクトオーナからクラウドの標準システム利用によるコスト低減
1-2リスクの兆候
コンポーネント単位の要件定義で要員の残業時間が右肩上がり
EVMでCPI・SPIが予定よりも1.0を下回っている
2-1顕在化すると考えたリスクと理由
要件定義の遅延による全体スケジュールの遅延 納期に影響
次工程工のスケジュールがタイトになり品質確保困難
次工程の内容クラウドシステムのパラメタ設定 連携システムの開発
2-2予防策
トップダウンのクラウド利用によるコスト低減が周知徹底されていない
プロジェクトオーナーに社長から周知を依頼
定性的品質については客観的判断基準無し ガイドラインを策定
2-3顕在化した場合の対応策
PMOに依頼し他のプロジェクトの余剰人員確保 クラッシング
スキルレベルは自治体システムの開発要員あり
仕様が固まったコンポーネントから開発先行 ファストトラッキング
3-1予防措置の実施と評価
プロジェクトオーナからの周知徹底及びガイドラインの策定により
要件定義での要求肥大が収束
顕在化した際の対応策は実施する必要なし
要件定義工程のバッファ内で対応できた コストも問題なし
納期・品質の面で問題が顕在化しかった 成功と判断
3-2今後の課題点
要件定義~外部設計の請負での受注はリスクあり
本来は委任契約で確定責任は発注者にある
自治体の発注では全行程一括請負契約は多い
PMOに全工程一括請負契約での対応策を策定する必要ありと提案
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