マウスコンピュータ・当初から不調だったタッチパッド(勝手に動作する)をDIYで直す・原因はEMI?

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037-PCスマホ等

へっぽこヘタレシステム管理者の管理人です。

管理人が仕事で普段使っているマウスコンピュータのタッチパッドですが・・・

パソコンを交換した当初から、結構へんな動きをしていました。

  • マウスカーソルが勝手に飛ぶ
  • マウスカーソルが勝手に動く
  • タッチパッドの一部が反応しなくなる
  • クリックが利かなくなる
  • 等々・・・

とにかく、タッチパッドが使い物になりません。

タッチパッドを切って、外付けマウスにすれば良いだけの話なのですが、

デスクが狭いので、基本的には管理人はタッチパッド派なんですよ。

キーボードから手をあまり動かさなくて良いので、案外効率的ですし。

原因は?

さて、タッチパッドが勝手に動く原因ですが・・・

  • 設定の問題 → 感度が良すぎる
  • ドライバの問題
  • タッチパッドのファームウエアの問題
  • OSの問題
  • ハードウエアの問題

など・・・

多々あるようですが・・・

管理人が行った対策は次のとおりです。

  • Windowsのタッチパッド関連の設定を見直す → 基本は感度を下げる
  • ドライバの入れ直し → デバイスマネージャ → ヒューマンインターフェース → HID準拠タッチパッド
  • PC本体のメーカーサポートページでファームウエアやドライバを探す → 無し
  • WindowsOSのクリーンインストール

なお、これらのいずれを行っても、症状は改善しませんでした。

となると・・・

ハードウエアの問題が高くなります。

メーカーサポートに連絡

こうなってくると・・・

ハードウエア的な不具合が濃厚になってきますので、

メーカーサポートに連絡してみると・・・

  • この機種は専用のドライバはなくWindowsOS標準のドライバを使っている
  • WindowsOS標準ドライバの入れ直しを行う → デバイスマネージャ → ヒューマンインターフェース → HID準拠タッチパッド
  • これでダメなら修理に出して欲しい

とのことでした。

仕事のメイン機種なので修理に出すのが面倒くさい

以上の結果から、ハードウエアの修理にだすのが、順当な次の行動になるのですが・・・

修理に出すのはかなり面倒くさい。

仕事で使っているので、結構ソフトウエアもインストールしてあるし・・・

バックアプは取ってありますが、頻繁に使うデータはパソコン内にもあります。

こうなると、修理に出す前に・・・

情報セキュリティ上の観点から、消すものは消さないと修理に出せません。

さらに、運よくパソコンが直って戻ってきたとしても、

まる1~2日かけて、初期セットアップのやりなおし・・・

非常に面倒くさい。

マウスをつなげて、タッチパッドを停止させれば問題ないので、

修理に出すか、出さないかかなり悩みましたが・・・

できれば、修理に出さずに直したい・・・

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電磁障害(EMI:Electromagnetic Interference)が原因?

次にネットで調べると・・・

電磁障害(EMI:Electromagnetic Interference)が原因で、タッチパッドの不具合が発生することがあることが分かりました。

なお、EMIとは次のとおりです。

EMIは、電波や高周波の電磁波がノイズとして電子機器に影響を与える現象である。

伝導ノイズと放射ノイズの2つの主要な種類がある。

伝導ノイズはケーブルや基板配線を経由して伝わるノイズで、ディファレンシャルモードノイズとコモンモードノイズに分類され、

放射ノイズは空中に放出されるノイズである。

とにかく、パソコン内の何かから発生する電磁波がタッチパッドの動きを狂わせている様です。

電磁波の原因は何か?

つぎに、電磁波の発生原因の特定です。

イロイロとネットでググってみると・・・

1件だけヒットして、その記事ではタッチパッド下の内蔵バッテリーから電磁波が出ているという内容でした。

さっそく、管理人も原因を特定してみます。

まずは、パソコンの分解です・・・

最近の昔のノートパソコンと異なり・・・

集積度が高いので、あまり分解したくないのが正直なきもちですが、

この際は止むを得ません。

まずは、外したネジの位置が分からなくならないように、

養生テープ等を活用して、元の位置が分かるように並べておきます。

ネジの長さが異なることがあるので、この方法はかなり活用できます。

裏蓋は、簡単に開けることができました。

このモデルは比較的バッテリーへのアクセスは良さそうです。

ただ、M.2・SSDの下にバッテリーを留めるネジが隠れていたので・・・

M.2・SSDだけは、外す必要があります。

さて、バッテリーを外して、一端組みなおして・・・

ACアダプタをつなげてパソコンを起動してみると・・・

これまで、不調だったマウスが嘘のように、正常に作動します。

基本的には、AC電源を繋げてしか使わないので・・・

バッテリーを撤去して使うという方法もあるのですが・・・

不意の停電や瞬断時にパソコンがいちいち落ちるのも困りものです・・・

さて、これはいったい本体側とバッテリー側のどちらの問題なのでしょうか?

  • 本体側の電磁対策の問題か?
  • バッテリー側の電磁対策の問題か?

EMI対策の一般的な方法を調べると・・・

EMI対策の主旨は、他の回路に影響を及ぼすノイズを出さないようにすること。

ノイズを発するポイントは、大きな電流がスイッチするノードやラインであり、対策は基本的にインピーダンスの整合やバイパス/フィルタの役目をするコンデンサや抵抗/コンデンサ回路を追加することであるとあります。

ということは、バッテリーが電磁波の発生原因であるならば・・・

そもそもバッテリーのEMI対策が不十分でるということになります。

バッテリーを見る限りでは、怪しい感じが並んでいたので、おそらく中華性でしょう。

中華バッテリーであるならば・・・こんなこともあるだろうと納得ですが・・・

変な電磁波が出ていて、日本の技適は通るのでしょうか?

マウスコンピュータは日本のメーカーらしいですが・・・

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部品が怪しい中華を使っているのであれば、その品質については、

推して知るべし・・・という感じですね。

DIYでEMI対策をしてみる

原因が分かったので、対策を考えています。

おそらくメーカーに修理に出したところで・・・

バッテリーのEMI対策品が出ていなければ、直る事はないでしょう。

ということで、DIYでなんとかしてみます。

まずは、タッチパッドの背面を眺めます。

結構デカイタッチパッドです。

おそらく、この白いケーブルが、タッチパッドとマザーボードを繫ぐケーブルですね。

タッチパッドの右側3分の1が反応しなくなるという症状が顕著なので・・・

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裏からみれば、タッチパッドの左から3分の1がノイズを受けやすいという事になります。

タッチパッド裏面の鉄板をみると・・・

右側よりも左側の方が穴が多い・・・

もしかしたらこれが原因なのでしょうか?

EMI対策といっても管理人はそっちの方面は全く分かりませんので・・・

とりあえず、手元にあった絶縁テープを貼ってみました。

あまり厚くなると・・・

パソコンの裏蓋が閉まらなくなるので、貼り過ぎ注意です。

こんな感じにとりあえず、タッチパッド付近を絶縁テープで覆ってみましたが・・・

結果は【全く効果無し】

絶縁テープでは電磁波対策はできないようです。

さらに調べると・・・

どうやらアルミホイールが電磁波対策に有効であるらしいということが分かりました。

そういえば、同軸ケーブルにはノイズ対策としてアルミ箔が巻いてありますね。

ホームセンターで専用のモノを買ってこようかと思ったのですが、

面倒くさかったので、台所のアルミホールで代用です。

ショートしないように気を付けてアルミホールを数枚重ねて貼り付けます。

最終的に8枚重ねくらいになりましたが・・・

そもそも薄いので、とくに問題なく、バッテリーを組みつけて、裏蓋も閉めることができました。

さて、緊張しながら電源投入です。

結果は【多分直った】

です。

マウスが勝手に動くこともなくなり・・・・

これまで、右側3分の1の反応しなかった範囲も無事に使えるようになりました。

しかも、これまで以上にタッチパッドの反応がすこぶる良くなりました。

正にストレスフリーですよ。

おそるべし、台所用アルミホイール・・・

効果は絶大ですね。

しかし、こんな面倒くさいことをユーザーにさせるメーカーってどうなんでしょうか?

しっかりと、品質検査を行ってから出荷して欲しいものです。

メーカーにはクレームを入れましたが、どのような回答が返ってくるのか

今から、楽しみで仕方がありません。

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