ヘタレシステム管理者の管理人です。
今回は・・・
RAID1を構成している【synology】のNASが壊れてデータが読み込めなくなったので、データのサルベージを試みてみました。
なお、復旧方法については、症状によりイロイロありますので、次の症状別の復旧ほうほうを参考にしてください。
ちなみに、ミラーリング構成のRAID1が対象です。
RAID5等のパリティがある場合は、対応不可です。
1.単純にNASの箱が壊れた場合
同じケースを買いなおしてディスクを入れあげて立ち上げればOKの場合が多いです。
2.DISKが1本壊れた場合
もう1本のディスクが壊れる前にディスクを交換して、RAIDの再構成を実施してください。
3.NASの箱もDISKも壊れていないが読み込めなくなった
今回はこの様な故障の場合に復旧できる可能性がある方法となります。
ubuntuが動くPCを1台用意する
まず、NAS箱のOSのほとんどは、LINUXですので・・・
ハードディスクのフォーマット形式もLINUXで読み取れる形式となっています。
この為、ハードディスクの中身を見るために、ubuntuが必要となります。
ubuntuのisoイメージはここからダウンロードしてください。
次に、インストールメディアを作成します。
DVDに焼くか、USBブートのUSBメモリを作成してください。
USBブートができる媒体を作成する場合は【rufus】がオススメです。
次にパソコンにubntuをインストールします。
管理人は、vmwareplayerを使って、Windows上にubuntuをインストールして試してみましたが・・・
うまく、NASのハードディスクを認識してくれませんでした。
このため、予備のPCにまっさらな状態にubuntuをインストールしました。
ubuntuをインストールしたら【mdadm】をインストールする。
【mdadm】は、ubuntu上で、RAID構成されたDISKの内容を参照できるようにするソフトです。
ubuntuのターミナルで・・・
sudo apt install mdadm
と入力してインストールしてください。
この際に、管理者権限のパスワードを求められます。
NASから取り出したハードディスクとサルベージ先のディスクをパソコンに接続します。
尚、サルベージ先のハードディスクにすいては、Windowsで認識できる様に、NTFS形式でフォーマットしておくと何かと便利です。
NASのハードディスクが破損していなければ・・・
自動的にマウントされて【他の場所】の中にディスクが認識されている筈です・・・
サルベージ先のディスクも自動で認識されますので・・・
適宜、読み込めるファイルをサルベージ先のディスクにコピーすれば、サルベージできます。
なお・・・
管理人の場合は・・・
NASのディスクがかなり危うい状態で、読み込めるファイルと読み込めないファイルがあり・・・
100%のサルベージという訳にはいきませんでした。
できれば・・・
NASにバックアップディスクを接続しておき、週次の自動バックアップ等をしておいた方が安心だと思います。
管理人の自宅のNASは、10年以上前のものですが・・・
今のところ、なんとか正常に稼働しています・・・
いつ壊れるか分かりませんので・・・
念のため、USBのハードディスクを接続し、週次で自動バックアップを取得する設定にしております。
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