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キャリアのスマホはやはり高いし、料金体系が不明瞭・・・?
2019年6月21日に、総務省が改正電気通信事業法の施行に伴い必要となる関係省令等の規定整備案を作成し、解約違約金1000円や端末の値引き上限2万円など大がかりな改正となる新ルールについてを公表したことは、周知の事実であります・・・
これにより、各社料金体系のや違約金の大幅な変更を余儀なくされました。
2019年11月現在のキャリア各社の新料金体系は・・・?
3大キャリアの新料金体系は、以前と比較するとかなり分り易くなったのではないかと思います。
やはり、端末と回線料金を分けた事が大きいのでしょう。
私は、それほどスマホの利用頻度が高く無い為、ここでは、ヘビーユーザーとは異なり多くの方の利用方法に該当するであろうボリュームゾーン(パケット月当り3GB前後まで)に絞って比較していきます。
ドコモの場合は、新料金プラント「ギガライト」が該当・・・
2年間の定期契約ありの場合は、従量制プランの3GBまでであれば、
3,980円(税抜)
これに、5分間通話無料オプションを追加すると
+700円となりますので、合計で、4,680円(税抜)となります。
2年以内の解約時の違約金は、これまでの「9,500円」から「1,000円」に大幅減額されました。
違約金の無い通常プランとのそれぞれのプランの価格差は、「170円」ですので、半年以上使えば、差額は回収できます。
AUの場合は、新料金プラント「ピタットプランN」が該当・・・
2年間の定期契約ありの場合は、従量制プランの4GBまでであれば、
4,480円(税抜)
これに、5分間通話無料オプションを追加すると
+700円となりますので、合計で、5,180円(税抜)となります。
こちらも2年以内の解約時の違約金は、これまでの「9,500円」から「1,000円」に大幅減額されました。
違約金の無い通常プランとのそれぞれのプランの価格差は、「170円」ですので、半年以上使えば、差額は回収できます。
ソフトバンクの場合は、新料金プラント「ミニモンスター」が該当・・・
しかし、ドコモ・AUと比較すると料金体系が若干複雑で分かり難いですね。
まず、1年目と2年目以降の料金体系が異なります。
2年目以降は、月額料金が1,000円高くなるのは、スマートな料金体系とは言えません。
また、ちょうど良い3GBまでの従量制プランが無く、5GBまでとなります。
HPの説明が分かり難いのですが、新規契約の場合で、2年目以降の料金は、
6,480円(税抜)
これに、5分間通話無料オプションを追加すると
+500円となりますので、合計で、6,980円(税抜)となります。
ソフトバンクの新プランについては、通常プランが無い為、が違約金が発生しない様です。
ボリュームゾーンを考慮すると、ドコモが一番安価ですが、自身が毎月どのくらいパケットを使うかを判断し、いちばん有利なプランを契約するのが良いでしょう。
格安SIM(MVNO)の料金は・・・?
格安SIM(MVNO)は、もはや沢山ありすぎて、比較することも難しいので、私が契約している「OCNモバイルワン」を参考として掲載します。
OCNモバイルワンの場合は、「音声対応SIMの3GBプラン」が該当・・・
音声対応SIMの3GBまでのプランであれば、
1,800円(税抜)
これに、10分間通話無料オプションを追加すると
+850円となりますので、合計で、2,650円(税抜)となります。
音声SIMを、6カ月以内に解約した場合は、違約金「1,000円」が発生します。
格安SIMの使い心地は、キャリアと比べてどうなの・・・?
格安SIM(MVNO)に変えるまでは、ドコモ・ソフトバンク等を使っていました。
格安SIMI(MVNO)の最大のメリットは、月額利用料を安価にできることであり、これ以外に無いと言っても、過言ではありません。
通話の音声品質は、3大キャリア契約と比較しても、劣ると感じたことはありません。
所詮携帯電話ですので、そもそも音質を気にすること自体ナンセンスだと思っています。
通話先としっかりと意思疎通ができる音質が成立するかという点においては、問題はありません。
ただし、電話を掛ける際には、「プレフィックス番号」を頭に付ける必要がありますので、注意が必要です。
しかし、各社専用アプリを用意していますので、その専用アプリを電話アプリとして使用すれば、なんら問題ありません。
既存の電話帳とも連携ができますので、新たに「プレフィックス番号を付加した連絡先を再登録」するといった手間も必要ありません。
また以前は、格安SIMは、通話料が高いと言われておりましたが、最近では各社とも、無料通話オプション等を設定しておりますので、これも併用すれば問題ありません。
OCNモバイルワンであれば、 10分間無料オプションがあります。
仕事の電話では、1通話当たり10分間を超えた通話をすることも少ないと思いますので、の十分です。
しかし、友人・知人等と長電話をする事が多い方は、3大キャリアの「カケホーダイ」プランを契約することをオススメします。
MVNOのパケットの速さは・・・?
パケットの速さについては、さすがに3大キャリアに軍配があがります。
パケットの使用量(回線負荷)が上がる時間帯(通勤時間帯・昼休み・夕方等)は、特に遅くなります・
これは、格安SIM(MVNO)が、3大キャリアの回線を借用して実施してるサービスなので、止むを得ない点であると理解していますので、特に気になった事はありません。
少々スピードが遅くなるなと感じる程度で、全く使えないという程ではありません。
また、回線が空いている時間帯であれば、全く普通に使用できます。
キャリアメールが使えない・・・
長年、3大キャリアと契約している方にとっては、これが一番の格安SIM(MVNO)への切り替え障壁になるかと思います。
しかし、キャリアのメールアドレスは、案外不便なもので、キャリアが変われば、アドレスも変わります。
ドコモ・AU・ソフトバンク間で、行ったり来たりしてもキャリのメールアドレスは変わります。
恒久的に使えるものではありませんので、素直にGメール(G-Mail)に移行することをオススメします。
Gメール(G-Mail)であれば、キャリアに依存せずに恒久的に使用てきますので、その時々に応じて、自身に最適な回線を選択できますので、長い目でみると結果的に便利となります。
Gメール(G-Mail)であれば、しっかりと設定さえすれば、キャリアメールと遜色なく、プッシュで受信することができます。
3大キャリアの新プランはパケットの繰り越しができない・・・?
3大キャリアの新プランの詳細を目を皿にして見てみましたが、パケットの繰り越しについては、記載されていない様です。
恐らく、旧プラントは異なりパケットの繰り越しはできないと思います。
OCNモバイルワンの場合は、前月分の余ったパケットだけ、翌月に繰り越しできます。
また、翌月は繰り越したパケットを優先的に使ってくれますので、パケットを無駄なく使用することができますし、アプリでスピード設定をすることにより、そもそもパケットを消費しなくすることもできます。
アプリで、いちいち切り替えをするのが若干面倒ではありますが、パケットを節約した場合は、こういう使い方も可能です。
ロースピードモードでも、画像が少ないテキストベースのブログ程度あれば、閲覧はできます。
家族が多い場合は・・・?
3大キャリアの場合は、家族が多く、まとめて契約することで、1人当たりの単価を下げることができます。
格安SIM(MVNO)の場合は、そういった割引サービスがございませんので、家族が多い場合は、家族割りを含めた家族全員分の総支払額を、それぞれ比較して検討すると良いと思います。
まとめ
格安SIMは、月額コストを抑えることが最大のメリット
格安SIMの音質は問題無い
格安SIMの通話定額オプションを利用すれば、通話料金も安い
格安SIMのパケットは、時間帯によって遅くなる場合がある
格安SIMは、キャリアメールが使えないので「G-Mail」に移行する
スマホヘビーユザーは、これまでどおり3大キャリアが無難
格安SIM(MVNO)は、ある程度自身で、問題を解決できる方が対象
3大キャリアの実店舗で、手厚いサービスを受けられていた方は、これまで通り、3大キャリアでの契約継続がオススメ!