さて、「KTM 200DUKE」を気に入って乗っておりましたが、「このまま大型バイク」になったらどうなんだろう・・・?
純粋な疑問・・・です?
等と考えているうちに、なんと2013年「KTM 1290 SUPER DUKE R」が発表され、2014年に発売となりました。
で、記載した通りですが、通勤用の「KTM 200DUKE」には、ABSが付いており、何度かこのABSに助けられておりました。
Ninja1000は、大変気に入っておりましたが、私が買った「カナダ仕様」には、ABSが付いておりません。
この為だけでは無いのですが、「ABSを含むその他の電子制御」や、「衝撃的なスタイリング」に購入意欲をそそられ、Ninja1000も大変気に入っておりましたが、ついには売却して購入に至りました。
主な装備は?
①WP(ホワイトパワー)製、倒立フロントフォーク
②WP(ホワイトパワー)製、フルアジャスタブルリアショック
③ラジアルマントフロントキャリパー
④前後ブレンボ(Brembo)製キャリパー
⑤ブレンボ製ブレーキマスターシリンダー
⑥ABS
⑦トラクションコントロール含むパワーモード
⑧果敢なクラウチングスタイルなデザイン
200DUKEと同じように、国産バイクには無い装備ばかりです。
納期は、オプションパーツを含めると、半年弱程掛かりました。
納車! しかし・・・
待望の納車です。
購入店から自宅に持ち帰り、メーターの初期設定等をしていると・・・
何故か、バイクの下が濡れていました・・・
その液体を触ってみると・・・
どうやらエンジンオイルの様です・・・
外車だから、こんなこともあるだろうと思い、「おもらしの場所」を探していると、なんとエンジンの一部から、噴きだすように漏れていました。
どうやら、エンジンケースの一部に「巣穴」があった様でした。
余りの衝撃で写真を撮るのも忘れてました。
2019/11/03更新
写真が見つかりました。ちゃんと撮ってあった様です。
200DUKEとは異なり、スーストリア本国での生産でしたので、「まさかこんなことがあるはずは・・・」とも思いましたが、すぐに購入店へ連絡し、バイクを持って行き確認していただきましたが、やはり「エンジンに穴が空いている」とのことでした。
最終的には、本国からエンジンを送って貰い「エンジンを交換する」という話で決着しましたが、納期は、さらに2カ月延びました。
非常に楽しみにしていたバイクでしたが、いきなり「出鼻をくじかれる」形になり、かなり落ち込みました。
実際に乗ってみると
ネイキットモデル(ストリートファイター)ですが、180PSもありましたので、当然ですが、Ninja1000よりもかなり速いです。
ネット上のレビュー動画は、「大袈裟だろうと」思っていましたが、そんなことはありませんでした。
スロットルがかなり敏感で、少しでもラフにフロットルを開ければ、フロントが軽く浮きます。
慣れるまでは、Ninja1000との余りの違いに「恐怖」を感じました。
さすが、メーカーが「THE BEAST」と銘打つだけのことはありました。
だけれども乗り易い
だからといって、決して乗り難いことはありませんでした。
Ninja1000と比べると、足回りがかなりしなやかで、路面追従性が良く、高い接地性を感じられました。
純正タイヤは、ダンロップの「SPORTSMART2」という、国内未販売のタイヤでしたが、このタイヤのグリップ力もすばらしく、安心して走ることができました。
ダンロップのタイヤは、数種類履いたことがありますが、国内で販売しているものよりも、こちらの方が、総合的に良い感じがしました。
高速走行は?
動力性能的には、全く問題はありません。
しかし、スクリーンが付いていない為、ノーマルでは、スピードが出るにつれ、かなりの風圧を感じます。
これについては、社外品のスクリーンを付ける事で、解決できましたが、スクリーンを付けると、若干スタイリングがスポイルされるのが、残念でした。
ブレーキ性能
前後ブレンボキャリパーに、ブレンボマスターシリンダーの豪華仕様です。
ブレンボのブレーキタッチは、「真綿の様」と聞いておりましたが、実際に体感してみてその意味が分かりました。
Ninja1000に付いている、「NISSIN」のものも悪くはないと思うのですが、どうしてもブレンボと比べてしまうと、制動の立ち上がりが急激な感じがします。
「カックンブレーキ」という表現まで酷くは無いですが、敢えて例えるなら、そういう感じです。
対して、ブレンボは、ブレーキの効き始めが非常にソフトであり、ブレーキレバーを握った分だけ、制動が増して来るという感じでありました。
「車体の軽さ」、「エンジン性能」、「ブレーキ性能」が相まって、「走る」、「止まる」が非常に高次元でバランスが取られていると感じました。
あと付加価値ですが、国産と異なり、ブレーキホースが、標準でステンメッシュホースが付いております。
これがどの程度、ブレーキタッチに影響しているのかは、分かりませんでしたが、とにかく「見た目の高級感」違います!
これだけでも、大きいです。
コストがいかほど異なるのかは分かりませんが、何故に国産バイクは、標準でステンメッシュホースを採用しないのか不思議です。
国産バイクに多い、ゴム製ホースの方が、「寿命が長い」と言われておりますが、バイクに関しては、それほど差が無い様に思えます。
排気音
純正サイレンサーのデザインも気に入っておりましたので、最終的にサイレンサーの交換はしませんでしたが、純正サイレンサーでも「ドコドコという図太い排気音」で、素晴らしい「V2」サウンドが体感できました。
これは、正に「気持ちが良い鼓動」でした。
どこでも目立つ
国内輸入台数も少ないかなり「レア」なバイクでしたので、どこに行っても目立ちました。
道の駅等で、休憩していると、良くライダーの方々に「凄いバイクですね」とか「格好が良いですね」と声を掛けていただきました。
私は、人見知りが強い方ですが、それでも「お褒めのお言葉をいただく」のは、やはり良い気持ちが良いものです。
足付きは?
カタログシート高が「825ミリ」ですので、私の身長では、両足を付こうとすると、「つま先ツンツン」でした。
しかし、乾燥重量が、「181キロ」と軽いですので、不思議と不安感はありませんでした。
サイドスタンドが長め?
サイドスタンドで、バイクを立てると、割とバイクが立った状態となります。
左側がほんの少しですが、高く傾斜している道路で、サイドスタンドを立てて、バイクから降りようとした時に、バイクが右に傾斜し、右側に倒してしまった事が1度ありました。
さらに、サイドスタンドを出したまま、バイクに跨り、バイクを前後に煽っていた時にも、バイクが沈み込みすぎて、バイクが右に傾斜し、右側に倒してしまった事が1度ありました。
私の扱いが悪かったのも原因ですが、サイドスタンドがもう少し、短ければ良かったと思います。
購入店で、サイドスタンドを少し短くできないか、相談したこともありましたが、アルミ製の為、切るのは難しいとのことでした。
まとめ
パワーはあるが、電子制御で扱いやすい
見た目は派手 かなり目立つ!
ブレーキ性能は秀逸
運が悪いとハズレを引くかも?
(エンジンの巣穴以外で、故障はありませんでした)
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