いよいよ、卒業検定です。
前の日は、緊張のあまり眠れませんでした。
大型2輪の1本橋は嫌い
一番の不安要素は、「1本橋」と「コースを覚えられるか」です。
コースは、試験当日に発表となりますので、その場で覚える必要があります。
コースを間違えても、「停車して手をあげて検定員の指示に従えば」減点にはならないそうですが、覚えておくことに越したことはありません。
そもそも、コースを間違えた時点で、おそらくパニックになります。
当日は、4人の受験者だったと記憶しております。
私は、クジ運が悪く一番最後でした。
嫌な事は早く終わらせてしまいたい性格なので、一番最初が良かったのですが・・・
この言葉のおかげで、合格できた
さて、試験開始の前に、検定員のありがたいお言葉です。
「1本橋は、落ちたら即検定終了なので、落ちるくらいなら早くてもいいので、走り抜けてください。他に減点が少なければ、合格するかもしれません・・・」
とのお言葉を受けましたが、これが最後は、「良いアドバイス」となりました。
この日は、天候も良く、「絶好の検定日和?」だったと思います。
お日柄も良かったので、スムーズに進むかなと思っていたのですが、なんと、私の前の3人は、最初の2人が途中で検定中止で、3人目がようやく完走という状況でした。
コースを間違えても、減点にはならないと言うけれど・・・
やはり皆さん緊張していたのでしょう、最初の2人は、「1本橋に落ちて検定終了」、「コースを間違えてパニックとなりコースを逆走してしまい検定終了」でした。
3人目の方は、見事完走です。
こういう状況を見ていると、「もう合格云々よりも最後まで走れれば良いかも」と弱気な気持ちになってしまいます。
いよいよ私の番ですが、「緊張のあまり足がガクガク震えていた」のを覚えています。
基本的に気が小さいのです。
さて、実際の検定ですが、検定中の事は、正直なところあまり覚えていません。
緊張のあまり頭が真っ白でした。
唯一覚えているのが、不安材料であった「1本橋」です。
ここで、最初の検定員の「ありがたいお言葉」が絶大なる効果を発揮した訳であります。
1本橋は、「乗る時」が一番難しく、ここでバランスを崩してしいますと、大抵の場合落ちてしまいます。
検定の時は、なんとか「上手く1本橋乗り切る」事が出来たのですが、途中でバランスを崩して、落ちそうになりました。
その時に、検定員の「あのありがたいお言葉」を思い出し、「落ちるくらいなら」と思い、アクセルをひねって、無理やり「走り抜けました」、かなりバランスを崩していましたので、「最後まで橋に乗り切っていたか」は、微妙でしたが、なんとか検定中止とならず、検定終了まで完走することができました。
最後に、合格発表です。
結果から言うとなんとか合格できました。
ギリギリでも合格は、合格
しかし、検定員から、「かなりギリギリの点数だった」とのお言葉をいただきました。
「1本橋」と「波状路」の走行時間がかなり短かった様です。
合格できたのは、恐らくですが「自動車学校としての立場を考慮」されたのではないかと思っております。
この日は、4人受験したのですが、流石に4人受験して、4人全員不合格では、自動車学校としての立場がなかったのでしょう。
「あの自動車学校は、厳しい」との悪評が立ち、今後の集客に影響が出るかもしれません。
全員途中で、検定中止なら止むを得ないのかもしれませんが、せめて最後まで完走できた受験者が居るなら、1人だけでも合格者を出さなければという自動車学校側の思惑が、「たまたま私だったと」のではないかと推測しております。
運が良かったのでしょう・・・
さて、私のトータルの受験回数は・・・・・ヒミツです。
ちょっと恥ずかしくて、ここには書けませんが、「相当苦労した」とだけ、記載しておきます。
これで、晴れて大型バイクの免許を取得することができました。
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