バイクのバッテリーはすぐ上がる・・・?
通勤等で毎日バイクに乗っている人はともかくとして、趣味として週末にしか乗らない人も多いと思います。
仕事が忙しかったり、天候が悪かったりすると、週末どころか、月1回や年に数回しか乗れないこともあります。
大型2輪を持っている方は、特にそういう傾向があるのではないでしょうか・・・?
私も、ここ最近は、仕事が忙しくて、あまり乗る事が出来ずに、今年も冬を目の前にして、数回しか乗れませんでした。
今年は、車検の年だったのですが、2年前の車検でバッテリーを交換したにも拘わらず、既にバッテリーがダメになりかけているので、交換が必要とのことでした。
忙しくて、殆ど乗れないので、今回は交換を見送りましたが、バイクを冬眠させる前に1回エンジンを掛けてみようと試しましたが、セルモーターが弱々しく回るだけで、エンジンは掛かりませんでした。
とりあえず、充電し様子を見ます。
バッテリーは案外繊細な部品・・・?
一般的な鉛バッテリーは、スマホ等に利用されているチリウムイオンバッテリーと異なり、自然放電量が多いので、暫くバイクに乗らないと、思った以上に早くエンジンの掛かりが悪くなります。
前回エンジンを掛けたのが約2カ月前ですので、バッテリーがダメになりかけていたことを考慮しても、ちょっと早いかなという感じです。
鉛バッテリーが劣化するのは、サルフェーションが原因
サルフェーションとは、バッテリー内で、電解中に溶け込むはずの硫酸鉛が硬くなり結晶化し、その結晶化した硫酸鉛が、電解液の中にある負極板の表面に貼りついてしまうことです。
サルフェーションの量が多くなる程、バッテリーの寿命が短くなり使えなくなります。
サルフェーションは、長時間放電状態のままでいると発生する現象ですので、結局バイクに乗らないと、バッテリーの寿命が短くなるという事です。
GSユアサの純正バッテリーは高いので、できれば交換サイクルを伸ばしたい!
GSユアサの純正バッテリー(型番YTZ10S)は、正規価格で、2万円以上します。
インターネット等で、半額程度で出回っているものがありますが、バッテリー事情に詳しい人曰く、検品で引っ掛かった低品質のバッテリーが、安い価格で横流しされている可能性のあるものとのことです。
ちなみに、台湾ユアサは、GSユアサとは全く別の企業だそうです。
また台湾ユアサの互換バッテリーは、厳密にはシールド型ではないので、横置きは液漏れの可能性があります。
横置きタイプのバイクには、念のため使わない方が安全かと思います。
バッテリーのサルフェーションを除去してバッテリーを復活させる
バッテリーの劣化の殆どは、サルフェーションの影響ですので、バッテリーのサルフェーションを除去してあげれば、程度によりますが理屈上バッテリーは復活します。
サルフェーションを除去するには、「パルス電流で電気的振動」 をバッテリーに与える等の方法があります。
サルフェーション除去するには・・・?
サルフェーションを除去するには、 サルフェーション除去機能が付いた充電器を使います。
トリクル式充電機能(満充電になると自己放電分を補うため微量の電流を流し続けて満充電状態を維持する方式 )も付いていますので、基本的には、繋ぎっ放しでも問題ありません
しかし、繋ぎっぱなしにしていると、目を離している間に電気火災等の心配も出てきますので、なるべく外出時には、外しておく等など注意して使いましょう。
割り切って、安価なバッテリーを車検毎に交換するのもアリ!
高い純正GSユアサのバッテリーを買っても、あまり乗れなければ、2年程度でサルフェーションでダメになります。
バッテリーは消耗品と割り切って、純正バッテリーの半額程度で買えるシールドバッテリーもありますので、車検毎に交換することもアリかと思います。
まとめ
鉛バッテリーの劣化は、サルフェーションが原因
サルフェーションは、バイクに乗らないと起こりやすい
サルフェーション除去には、サルフェーション除去機能付充電器を使う
消耗品と割り切って、車検毎に安価なバッテリーを交換することもアリ
追記:2019/11/16
サルフェーション除去機能付充電器を使って
①バッテリーを充電
②エンジンを掛け少しフカシ、オルタネーター・レギュレーターからバッテリーに電圧を掛ける
③再度充電
を、2~3回繰り返したら、ややバッテリーが復活しました。
もう少し何回か繰り返して、様子を見ます。
追記:2019/11/23
しつこくサルフェーション除去機能付充電器を繋ぎっぱなしで、充電していたらバッテリーが復活して自動診断機能上では、「非常に良い」まで復活しました。
目安的には、1月に1回2晩ほど、繋げておけば状態を維持できそうです。
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