底辺地方公務員の情報システム管理者です・・・
さて、今日はなんと・・・
ボリュームライセンスの【Office2019スタンダード】をインストールする事ができました。
さて、次は従来からある【Access2013】のインストールです。
【Access2013】については、ボリュームライセンスですので、マイクロフトのボリュームライセンスセンターからインストール用のISOイメージがダウンロードできます。
このISOイメージをマウントして、インストールするのですが・・・
インストールはできるが・・・
インストールはできましたが・・・
【Access2013】を起動すると落ちます・・・
詳しくは、【Access2013】を起動すると【最初に行う設定】という画面が表示されるのですが・・・
この画面で、何をクリックしても落ちます・・・
さて、弱りました・・・
そんなに多くはないのですが、【Access】を使う部署が少しありますので、動いてくれないと困るのです・・・
この画面で【同意する】を選択すると必ず落ちます・・・
インストール順番等いろいろ試してみたが・・・
【Office2019】を入れてから【Access2013】を入れたのが悪かったのかと思い・・・
まず、古い順からということで・・・
【Access2013】を入れてから、ライセンス認証も行い、確実に動作することを確認してから・・・
【Office2019】をインストールしてみました・・・
ところが・・・
【Office2019】をインストールした後に、【Access2013】を起動すると・・・
また【最初に行う設定(使用許諾承認)】画面が表示され、OKを選択すると落ちます・・・
どうしようもないですね・・・
インストールパッケージが異なると共存できない?
ここで、ようやくネットで調べてみます・・・
Office製品は、【2013】以降は、【MSI方式】と【クイック方式】の2種類のインストール方法があるそうです。
ボリュームライセンスの場合は、【MSI】での提供ですが・・・
これが、【Office2019】からは、ボリュームライセンスについても【クイック方式】に代わってしまったとのことです。
さらに、異なるバージョンのOffice製品の共存には、いろいろ制約がある様です・・・
なかなか複雑なので、管理人も全ての組合せは、理解できていませんが・・・
どうやら、【MSI方式】と【クイック方式】の共存はできない様です。
ということは、【クイック方式】しかない【Office2019】については、ボリュームライセンスで提供された古いバージョンの【Office製品(MSI方式)】は、共存できないという事になります・・・
実際に動かないのか?
それでは、実際に動かないのか・・・という問題ですが・・・
性格の悪い管理人はちょっと変な方法を試してみました。
- Access2013をインストール
- Access2013をライセンス認証して起動を確認
- Access2013を起動させたままにする
- Office2019をインストールする
さて結果は・・・
【Office2019】のインストールが完了後も、あらかじめ起動しておいた【Access2013】は正常に動作します。
しかし、重複して【Access2013】を起動すると、例の【最初に行う画面】が出て来て、OKを選択すると落ちます・・・
この状態でも、あらかじめ起動しておいた【Access2013】は問題なく動作しています。
次に、あらかじめ起動しておいた【Access2013】を終了して、再度【Access22013】を起動すると・・・
やはり、例の【最初に行う画面】が出て来て、OKを選択すると落ちます・・・
どうやら、マクロソフトが新しいバージョンを買わせるために故意に仕込んでいるとしか思えません・・・
【Access2019】を買えば良いのでしょうが・・・
数も少ないし、【Office2019】と共存できると思っていたので、予算を要求してなかったんですよね。
失敗しました・・・
Access2010は動いた・・・
しかし、ダメ元で【Access2010】をインストールしてみたら・・・
正常に作動しました。
ボリュームライセンスの【MSI方式】のものです・・・
ライセンス認証もとおりました。
とりあえず、令和対応のパッチも当てられましたので、【Office2019】と【Access2013】の共存問題が解決できない場合は、この方法を取らざるを得ません。
【Office2010】はサポートが終了しているので、正直使いたくはないのですが・・・
クイックインストール方式なら共存できるのか?
残念ながらこれは試せていません・・・
【Access2013】は、ボリュームライセンスで買っているので、クイックインストールライセンスがないので試せません。
この検証については、現在SIベンダに依頼中です。
世の中は何でもサブスクリプションに移行なのか?
世の中は、何でもサブスクリプションへ移行なのでしょうか・・・
確かにサブスクリプションは、金さえ払い続ければ常に最新のものを使えるというメリットはありますが・・・
お役所的には、別にワープロや表計算ソフトなんて、常に最新でなくても十分です。
耐用年数経過後のパソコンの更新時期に買い取りライセンスで入手した方が、長期的なトータルコストは安くなります。
コメント
てるぞう さん
私もまったく同じ現象が出て、困っています。
2019Home&Businessのライセンスを複数購入しているため
何とかしたいのです。その後何か進捗等あれば教えて頂ければ、
非常にありがたいのです。
※Microsoftにも確認したのですが、確たるアドバイスもなく・・・
ただ、2019Home&BusinessとAccess2013は共存できるとの
回答はもらっています。しかし今になって本当?と疑うばかりです。
プレインストール版のOffice2019Home&BusinessのPCには、
問題なくAccess2013インストール及び起動できました。
ますます理解不能になっております。
何か進捗ありましたら、お教えください。
同じ状況ということで、お気持ちお察しいたします。
当方の環境では、【リテール版】のAccess2013を一度インストールすることによって問題を回避できました。
詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
https://terzoblog.com/microsoft-office2019-4/
リテール版
一般向けの買い取りライセンスで、パッケージを購入するとダウロードキーが箱に入っており、
マイクロソフトのHPからダウンロードしてインストールする形態だったと記憶しています。