ずっと気になっていた「MG ZZガンダム Ver.Ka」を正月休みに製作しました。
比較的大きなMSだけあって、パーツは多めです。
「ZZガンダム」は、元々プラモデル化を前提として、デザインされたと説明書に記載がありました。
アニメ放映当時の1/100のプラモデルもデザインを逸することなく完全変形を実現していた事が納得できます。
何せアニメ放映当時の1/100の「Zガンダム」のプラモデルは、お世辞も良い物とは言えませんでした。
元々の変形機構も複雑だったこともあり、キットのプロポーションも良い物とは言えませんでしたし、足の付け根のパーツがよく折れ、強度的にも無理がありました。
パーツはかなり多い!
パーツは多く写真のとおり100円均一ケース2個分です。
今回も全てのパーツを切り出してから、組み立てる事にしましたが、ポリキャップだけは、切り取りませんでした。
ポリキャップは、形が同じで、大きさのみが違う物があり、説明書を見ても判別が付き難いためです。
ポリキャップだけは、説明書を見ながら切り出すことをオススメします。
内部フレームが無い・・・
腕・足ともにMA形態時のスラスターを内蔵しているので、腕部と脚部には内部フレームがありません。
また、胴体パーツもコアファイターその物ですので、胴体部にも内部フレームがありません。
この為、外装兼フレームとなるモノコック構造ですので、内部フレームだけ組み立てて可動範囲を確認する事ができませんでした。
パーツ数は多いのですが、内部フレームが無い為か、思いのほか組み立てはサクサク進みました。
各関節やロック機構もしっかりしているので、グラツク事もありませんし、かなり安定しています。
いきなり完成写真です。
今回の「Ver.ka」は、アニメ版をイメージしたとのことで、あまりモールドもありませんでしたので、今回はデカールも貼らず、清み入れもしませんでした。
色分けは、ほぼ完璧にできていますので、パチ組みでも、ほぼ設定どおりとなります。
MGということで、大きさもあいまって、かなり重厚感があるキットとなっています。
設定が20m級ということで、MGシナンジュの横に並べると、数センチ小さいです。
「ZZガンダム」は、個人的に重MSに区分されると思っていましたが、MGシナンジュと並べてみると、シナジュの方がボリューミーに感じます。
関節はあまり動かない・・・
いちばん関節の可動範囲が分かり易い立膝にトライしました。
肘は150度くらい
膝は90度くらい
足の前後スイングは90度以上
立膝ポーズは、若干足の曲がりが足りず、傾きます
しかし、完全変形機構の有していることを考慮するならば、十分であると思います。
コアファイターは同じ物が2個付いてきます。
コアファイターも完全変形しますが、若干強度的な不安がありますので、MS形態専用の、強度重視の非変形の物でも良かったのではないかと感じます。
逆に動き過ぎてポージングが決まり難い事も・・・
足の付け根の腰部がロールしたり、胸部が左右に稼働(傾く)します。
この部分が、組み立てた時に渋かったのでワセリンを塗ったのですが、これがアダとなりこの部分がユルユルになってしまいました。
結果、なかなかポージングが決まらなくなってしまったので、注意してください。
プロポーションは秀逸
プロポーションはかなり秀逸です。
ほぼアニメの設定どおりではないでしょうか。
組立も案外容易でしたので、万人にオススメできるキットです。
管理人テクニカルレベル的には5段階中3です。
特に組み立て時に注意するところもありませんでした。
まとめ
パーツ数は多いが組立は比較的容易
万人にオススメできるキット
アニメそのままのプロポーション
非常に完成度が高いキット
機体紹介
ZZダブルゼータガンダムはΖガンダムの直系の発展型の機体である。
大出力のジェネレーターと火器を持つ機体であるが、機体全高は20m前後に収まっている。
バックパックに搭載されるエンジンは本来であれば航宙艦艇に積載されるクラスのもので、単基でその艦艇の全電力を賄える出力を有する。
MSモビルスーツ形態時には加速用のメインバーニアユニットとして機能し、大型の航宙艦艇並みの推進力を発する。
モビルアーマー(MA)形態からMSモビルスーツ形態へと移行する際、腕部・脚部の大口径ノズルは機体内部に格納される。
この際は一見総合推力が減少するが、余剰出力は全身に分散配置された姿勢制御スラスターへと供給され、実際に稼働するスラスター数は増加している。
その他の機動ユニットとしては、腕部のシールド兼用のフレキシブル・ウイングバインダーや肩部のショルダースラスターバインダー等を搭載する。
機体各所には計32基のサブスラスターを搭載している。
これは同時代の他のMSと比べ設置数及び分散率において突出しており、格段の機動力を有している。
また、重層的な構造を持つ可動モジュールと装甲は、マグネット・コーティングを標準で施された各部のヒンジやスライドレールによって分離しつつ堅固に結びつき、本来矛盾する機能である柔軟性と堅牢性を同時に実現するとともに、瞬間的な機体の変形を可能としている。
とりわけ本機の脚部構造は複数の要求を満たす試行錯誤が結実したものであり、多数のスラスターを内蔵した上で歩行/機動ユニットとして高い完成度を有する。
ただし、本機はシステム面での複雑化から、その整備性は劣悪なものであり、生産性も低い。
装甲はガンダリウムγを使用した多重空間構造である。
耐水圧性能も高く、至近距離でのMSモビルスーツの爆発にも耐えられる。
メガ粒子ビームの直撃を完全に防御することは不可能だが、バインダーはシールド並みの強度がある。
また、本機の機体管制システムにはNT対応のインターフェースとして、簡易サイコミュシステムであるバイオセンサーが搭載されている。
このデバイスはΖガンダムに搭載されたバイオセンサーの改良型であり、脳波制御によって操縦系のサポートが行われる事により、機体の追従性が向上している。
しかし、NT能力の低いパイロットが搭乗した際は、作動しない。
ZZガンダムにおいてはこのシステムをコア・ブロックに搭載しており、コア・ファイターごとにパイロットの脳波パターンを入力する事でバイオセンサーのシンクロを向上させている。
このシステムはサイコミュのコンパクト化・高密度実装化の点で有利であり、機体の追従性並びに運動性向上に対する効果は、フル・スペックのサイコミュと同等のレベルである。
また、本機に採用されたバイオセンサーは追従性が向上し、フルスペックのサイコミュと同等の性能に改良されている。
その半面、NTパイロットの搭乗を前提としている為、本機の操縦は非常に高難度となっている。
メンテナンス性についても換装システムを利用して機体構造をユニット化することで換装・改修を容易にする措置がとられていたが、機体内部には複雑な構造をとるパーツが多数存在するため、高度な技術と設備が要求され、高いジェネレーター出力や火器を持つ一方で、エネルギー消費が激しく長期戦には向かない。
しかし、当時のMSモビルスーツはいずれの勢力の機体も同傾向にあった。
実戦投入された本機は、単独でのアクシズへの潜入・帰還や砂漠地帯での数日間に及ぶ移動といった整備補給のままならない状況での作戦行動を遂行しており、十全な性能を発揮している。
ZZ Gundam | |
型式番号 | MSΖ-010 |
全高 | 21.11m |
頭頂高 | 19.86m |
本体重量 | 32.7t |
全備重量 | 68.4t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
出力 | 7,340kW |
推力 | 21,700kg×2 |
14,400kg×4 | |
総推力:101,000kg | |
センサー | 16,200m |
有効半径 | |
武装 | ダブル・バルカン×2 |
ハイ・メガ・キャノン | |
ハイパー・ビーム・サーベル | |
(ダブル・キャノン)×2 | |
21連装ミサイルランチャー×2 | |
ウイング・シールド×2 | |
2連装メガ・ビーム・ライフル | |
搭乗者 | ジュドー・アーシタ |
他(「劇中での活躍」を参照) | |
その他 | 姿勢制御用バーニア×32 |
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