インターネットのオークションサイトでマスクを大量に販売していた静岡県が謝罪会見を開いたとの記事を目にしました。
記事では・・・
2020年2月4日から3月6日までの間、1ケース2000枚の医療用マスクをオークションサイトで89回にわたり出品したとのことです。
17万円ほどで落札されたものもあり、総額888万円の売り上げがあった。
全く凄いですね・・・
888万/((2,000枚×89)) ≒ 489円/枚
1枚約489円です・・・
さすがに高すぎでしょ・・・・
ヤフオクの転売価格でも、1箱500円前後の物が、高くても10倍の5,000円前後が平均です。
1枚原価15円のマスクが、489円だと32倍以上の価格です・・・
逆によくもそんなに高値で、売り切ったと感心させられます・・・
何故こんなにマスクを持っていたのか・・・
この県会議員は何故こんなに大量にマスクを持っていたのでしょうか・・・
記事では・・・
2007年頃からインターネット通販会社を経営しており、中東地域で MERS が流行した時、 今回同様にマスクの需要が高まり、 会社でマスクの大量の仕入れを行ったが、マスクが会社に到着したころには、MERSが沈静化し、大量の在庫が会社に残っていたとのことです。
また、在庫処分の為、自社のネットショップで、騒動以前から、原価1枚15円のマスクを在庫処分のため、赤字覚悟の1枚6円で常時販売していた。
県会議員は、マスクについて、経営している貿易商社で数年前に仕入れたもので、在庫の8割を業者に販売し、1割を県外の病院や小学校などに寄付、残った1割を出品していたということです。
元々はMERSの時に転売する目だったんじゃないの?
この記事を見て、感じたのが、元々MERSの時に、商売として転売目的で大量発注したという事ですよね・・・
それが、アテが外れて転売できずに、大量在庫となったと・・・
在庫を処分する為に、赤字覚悟で、安く売っていたが・・・
今回の新型コロナウイルス騒ぎで、普段だったら売れない箱潰れ等の不良在庫を、インターネットオークションだったら売れると思って出品したというのがホンネでしょう・・・
特にマスク程度の消耗品であれば、箱潰れ商品の様な不良在庫は、普段だったら例え、インターネットオークションでもまず売れないでしょう・・・
もし売れたとしても、原価割れは必須です。
よくある在庫処分ってやつですね。
それを、新型コロナウイルス騒ぎでマスクが品薄状態で、出品したのですから、まさしく売れる事が分かってやった、確信犯としか言いようが無いと思います。
結局、これまでの赤字をなんとか回収したいという思いがあったのでしょう・・・
箱潰れ商品の不良在庫なら、それこそ無料で寄付すべきであったと思います。
しかも、10年前の商品です・・・
保存状態が分かりませんが、ちゃんと使えるものだったのでしょうか?
また、記事では・・・
10年前の商品なので、箱つぶれなど完品として売れないものが1,2割残った。
これらについて、売却するにも売値の設定が困難で、自分で価格を決められなかった。そこでヤフーオークションで1円から出品して、市場に価格を決めてもらおうと思った。
とありますが、これも苦しい言い訳ですよね・・・
高ねで売る気が無いのであれば、1年で出品して、損がでない程度の価格で即決価格を設定しておけばいいだけでしょうと思います。
結局、仕入れた時期と売れた時期に開きがあるだけで、転売には変わりないんですよね。
また、即決価格を設定しない点で、高値で売れる事を見越している事も分かります。
所詮、何を言ってもいい訳です・・・
まとめ
即決価格を設定していない時点で高値販売を見越していた
仕入れと売れた時期が異なるだけで転売には変わりない
MERSの時の損を今回の新型コロナウイルスで挽回しようとしただけでは?
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