へっぽこヘタレシステム管理者の管理人です。
さて、どこの自治体も当たり前ですが・・・
多種多様なシステムが導入され業務を行っているわけでありますが・・・
多くの場合は、システム改修が繰り返され・・・
ベンダロックイン状態となり、容易に別のSI会社に乗り換えるということが難しい状況であります。
管理人が勤務する自治体もこのような状況であり・・・
システムの耐用年数(約5年)が経過しても・・・
容易に一般競争入札とはいかずに・・・
なんだかんだと理由を付けて、随意契約している状況です。
イチバンのネックは・・・
別SIベンダのシステムに移行するには・・・
避けては通れないデータの移行(エクスポート・コンバート・インポート)に莫大な費用が掛かる為・・・
コスト的に、見合わない事から、費用面での現実解として随意契約とならざるをえない問題もあります。
また、仮にコスト的な問題が解決できたとしても・・・
システムを使用する人間が多すぎて・・・
GUIを変えることにリスクが多すぎる訳です。
特に、住民情報系と言われる基幹系システムは・・・
各社さまざまなGUIであり、結構操作にクセがあります。
業務自体が複雑ですので、画面遷移や画面階層も多く・・・
たかだか住民票1通発行するだけでもそれなりにシステムを分かっていないとできません。
話はそれましたが・・・
これらの理由で、管理人が勤務する自治体でも・・・
業務の電算化が始まったころからず~っと同じ業者のシステムを使い続けています。
管理人が役所に入る以前からの付き合いらしいので・・・
40年くらいなんでしょうか・・・
管理人なんどか異動でシステム管理部門に配属になったことがあるので・・・
付き合いもあるのですが・・・
はっきり言って、年々品質が低下しており、嫌になるほどです。
理由は分かりません。
ISOの品質やセキュリティ等のマネジメントは取得しているのですが・・・
とても、それらの品質が確保されているとはいいがたい状況です。
金額的に大きなシステムについては、当該SIベンダしか管理人は付き合いがないので・・・
他社だったらどうなのか???
という思いはありましたが・・・
そういえば、防災行政無線がらみで付き合いのある【N〇C】も似たようなもんだと思い出しました。
別に、デカイ会社だったら品質が良いとも言えな状況のようです。
おそらく、業界全体が人材確保と技術面の面で、レベルが下がっており、品質も低下しているのだと思われます。
国は、デジタル庁なんて立ち上げましたが・・・
それにぶら下がっている業界自体のレベルがたかが知れていると思うと・・・
先が思いやられます。
さて、今回は役所で使っている会計システムでトラブルがあったのですが・・・
覚知してすぐに、SIベンダに連絡して、原因の特定と対処を依頼したのですが・・・
担当者は呑気なもので、平日はできないので、週末に対応するとか言い出す始末です・・・
この予算時期に週末まで、数日会計システムが使えない事は、かなりクリティカルな問題である伝えても、理解しません。
結局、話人ならないので、その担当の上席に連絡し、即日対応することで話が付いたのですが・・・
そもそも、アリエナイシステムトラブルであり・・・
リリースに際して、バグ取りがしっかりされていない事が原因でした。
他の自治体でもリリースされているのですが、たまたま問題が出ていなかったとのことで・・・
なんともお粗末な話です。
また、今回のシステムトラブルの現象(どういう場合にエラーが出るか)についても・・・
最終的には、SIベンダよりもこちらが早く把握できたため、それを伝えたような状況です。
問題解決には、プログラム改修なトラブルだったのですが・・・
プログラム改修ができるまでは、システムを使うなという始末で、暫定処置も考えません。
頭がどうかしているとしか思えないくらい酷い対応でした。
以前は、こんなひどい事は無かったのですが、ホントに年々、品質が低下しており嫌になります。
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