絶賛、底辺地方公務員中の管理人です。
さて、管理人は、なるべく【youtube】は見たくないのですが・・・
ついついスマホを手に持つと・・・
【youtube】を立ち上げてしまいます・・・
これ!ダメです!!!
個人的に感じることは【youtube】を見て楽しんでる様では、所詮は負け犬なんだな~とつくづく思います。
何故なら、それは自身の時間を搾取されているからです・・・
さて、前置きは置いといて・・・
【youtube】を立ち上げるとオススメ動画に、【公務員を辞めて良かった系】が何故か???
表示されるので、それを見て思ったことを掲載します。
公務員はキャリアが形成ができない?
だいたい、公務員という仕事を批判する内容の一つとして、3年平均で異動があり、仕事がリセットされるので、キャリア形成ができないとうものです。
特に地方公務員に当てはまると思います。
管理人は、同年代と比べると異動は少なめですが・・・
それでも、税金・福祉・情報処理・危機管理等の部署を経験しております。
とくに都道府県や市区町村の場合は、その業務範囲が、人の人生の全て・・・
正に【ゆりかごから墓場まで】ありとあらゆつ仕事があります。
国の行政機関では・・・
- 内閣府
- 復興庁
- 総務省
- 法務省
- 外務省
- 財務省
- 文部科学省
- 厚生労働省
- 農林水産省
- 経済産業省
- 国土交通省
- 環境省
- 防衛省
- 国家公安委員会(警察庁)
1府11省2庁がありますが・・・
おおざっぱにいうと、これらの受け皿となる部署が役所にはあるという事になります。
簡単に言い切れば、市区町村は、国の孫請け企業みたいなもんです。
ですから、さまざまな部署があるわけです。
ずっと同じ場所に、同じ人間を置いておくこともできませんので、定期人事異動があるわけですが・・・
ある意味、これだけの部署があるので、仕方がないところもあるのかなと思います。
民間企業はどうよ?
民間企業ではまず業種がきまります。
例えば、モノを作って売るという業種を考えても
- 製造業
- 卸売業
- 物流業
- 販売業
と・・・
最低でも4業種は必要となります。
それから、さらに商品カテゴリー毎に企業があるわけですから・・・
民間企業=業種別=商品カテゴリー別
という図式になります。
しかし、単に製造業を取ってみても・・・
- 経営戦略
- 商品企画
- 設計
- 製造
- 資材発注
- 受注
- 発送
- 人事
- 経理
- 営業
- 等々・・・
民間企業一つとっても、少なく見積もってもこれらの部署があります。
大きな企業になればなるほど、それぞれの部署も大きくなりますので、企業人生を40歳と見積りこれらの部署をすべて経験するとなると・・・
1部署当たり4年です。
公務員とそんなに変わらないと思いませんか?
実際、民間企業の場合は、もう少し異動の流動性は少ないと思いますが・・・
それでも、製造から営業とか・・・
営業から経理とか・・・
あると聞きますので、たいして公務員と変わらないじゃんと感じます。
終身雇用が崩壊するこれからは変わると思う
少なくとも、終身雇用が当たり前だったこれまでだったら、なおの事だったでしょう・・・
これまでの日本は、欧米とは異なり・・・
ジョブ型・・・
ではなく・・・
メンバーシップ型・・・
を取っていました。
それぞれの特徴は次のとおりです。
- ジョブ型:職務(ジョブ)を特定しそれを遂行できる人を採用する
- メンバーシップ型:新卒一括採用型
つまり、メンバーシップ制を取っていた企業では、民間であろうが終身雇用を前提として、定期人事異動によりその企業にあった企業戦士を育成していたという事になります。
ということは、メンバーシップ型の企業では、いずれにしても、キャリア形成なんてできないという事になります。
その企業(ローカルな範囲)内でしか、役に立たない人間しかできないという事です。
この点では、民間だろうが公務員だろうが・・・
全く変わりません。
公務員は年功序列で若手に仕事が任されない?
次に公務員は、年功序列で若手に仕事が任されないという意見がありますが・・・
これは組織規模が大きくなれば、その傾向が強くなりますので、これも民間だろうが公務員だろうが関係ないと感じています。
例えばですが・・・
- 平均年齢50代の企業
- 平均年齢30代の企業
どちらが若手に仕事を任されると思いますか・・・
当然、平均年齢30代の企業となります
つまり終身雇用制度をとってきた企業であれば、少子高齢化社会においては、必然的に平均年齢があがります・・・
ということは、それだけ若手に、仕事を任せる機会が減るわけです。
公務員に限ったことではありません。
公務員は転職せずに転職を経験できる?
かなり乱暴な言い方ですが・・・
公務員は、転職せずに転職を経験できます。
先にも掲載したとおり・・・
管理人は、税金・福祉・情報処理・危機管理等の部署を経験しております。
民間企業ではなかなか経験できない体験もしております。
中でも、債権回収・不動産売買・不動産登記等は、管理人自身良い経験になったと思っていますし・・・
ネットワーク設計・工事・ソフトウエア開発等もやりました・・・
ただ・・・
管理人が経験したこれらの特殊業務は、別にその部署にいたからといって必須の業務ではありません。
どれだけ、掘り下げややるか・やらないかは、個人の趣向性の問題です。
たまたま管理人は、ちょっと掘り下げてやってみただけの事です。
また、情報処理に関しては・・・
情報処理技術者資格である・・・
- システム監査技術者
- ITストラテジスト
- 上級システムアドミニストレーター
- 情報セキュリティアドミニストレーター
等を・・・
無駄に20年も掛けて取得しましたが・・・
ちなみに、20年も掛かったのは、単に管理人のデキが悪いからです・・・
役所に出入りるITベンダーでも、これの資格を持っている人間に出会った事がありません。
正直話をしていても、商談相手のレベルが引いと感じる事が多々あります。
結局は人次第
結局、民間だろうが、公務員だろうが、キャリアが形成できるか否かは、その人次第ということです。
デキる人は、民間だろうが公務員だろうがデキるし・・・
デキない人は、民間だろうが公務員だろうがデキないというということです・・・
しかし、これからの時代は、間違いなく、組織にしがみつくのではなく、個人で稼げる人が生き残れるのだけは、間違いないと思います。
民間だろうが、公務員だろうが、特定の組織に特化された人材は、淘汰されていくでしょう・・・
管理人も組織型人間ですので・・・ヤバイ気持ちでいっぱいです。
かといって、いまさらどうこうできる頭の柔らかさも行動力もありません・・・
とりあえずは、組織にしがみついて、生きていくしかないのかなと感じております。
転職を考えている人は自己の価値判断を誤ってはいけない
さて、まとめですが・・・
民間だろうが公務員だろうが・・・
自己の価値判断を見誤って転職すると・・・
恐らく大変な目にあうと思います。
当然、心身に異常をきたすような労働環境の場合は除きます。
もし、転職を考えているのであれば、仕事を辞める前に、転職相談を行って、自身の市場価値を正しく評価し、転職先や次にやることを明確に決めてからにすることをオススメします。
コメント