昨年末頃から、政府が打ち出した就職氷河期世代の支援の一環である国家公務員採用!
なんと3年間でたったの450人とという事です・・・
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あまり比較するのは良くないかもしれませんが、2018年の障害者を対象とした国家公務員試験の採用人数の754人から比較すると、かなり少ないですね。
倍率は一体どれだけになるのか?
政府は、就職氷河期世代の約30万人に3年間で、600億円の支援をするとの話でした・・・
また、国家公務員に大量採用するとのことで、その規模がどれだけくらいになるのか興味深々でしたが・・・
まずあり得ることではありませんが、約30万人全てが受験したとしたら・・・
30万人/450人=667倍という恐ろしい数字になります。
先日厚労省が実施した就職氷河期世代向けの採用試験では、採用枠10人に1900人が応募し、倍率約190倍という数字でした。
また、内閣府が実施した 就職氷河期世代向けの採用試験では 、若干名の採用白に680人が応募したそうです。
採用人数が明らかになっていませんが、若干名ですので、数名程度でしょう。
仮に厚労省と同じ10人としても、68倍です。
試験は人事院が実施する統一試験
統一試験は人事院が実施する見通しとのことです。
内閣府や厚労省の試験と異なり、全国の会場で筆記試験を行うとい事ですので、地方の方もでも受験しやすい環境になるのは良い事でしょう。
筆記試験に合格すると、受験者が各府省の面接に進む流れですので、一般の国家公務員の採用試験と同じく官庁訪問が必要になるということです。
受験できる対象年齢は、 35~54歳と幅広く設定する方向とのことですので、氷河期世代は30代半ば~40代半ばから若干はずれる事になります。
もともと就職氷河期世代が対象の支援策のはずなのに、54歳までとはかなり幅が広くなりますね。
受験できる条件(過去の就労状況)がまだ明確になっていませんが、50代も対象となると・・・
転職組等も参戦してきそうな感じがしますので、どうなのかな・・・と疑問に思います。
就職氷河期世代の採用!国も地方も求めているのは、いつでも切れるスケープゴード(捨て駒)だよ!多分・・・
さて、管理人はかなりひねくれた性格ですので、なんでも裏があるのか・・・
と考えてしまします。
今回の就職氷河期世代の公務員の採用についてもなんだか裏を感じずにはおられません・・・
まず公務員の世界でも、その頃は採用を絞っていたので、世代的には恐らく国も地方も職員数が少ないのが現実です・・・
いくら定年が延長されようが、最終的にはそのボリュームの年代が人材不足になる訳です・・・
ちょうど中間管理職の年代ですね。
さて、就職氷河期で中途採用された職員が、要職に就く事ができるでしょうか?
よほど優秀な方であれば例外もあるかと思いますが・・・
一般的に考えたら狭い公務員の世界です・・・「妬み・恨み・嫉み」の渦巻く世界で、勤務年数の長い職員を差し置いて抜擢するとはとても思えません。
また、たとえ新卒採用でも、この年代になると明らかに差が出てきます・・・
要するん将来の幹部候補生・危ない橋を渡らさせられるスケープゴート(所謂捨て駒)に分けられます。
ちなみに危ない橋とは、人気がない部署も含みます。
管理人なんて、正にこの境遇ですよ・・・
役所は苦情の掃き溜めの様な職場です・・・
ぶっちゃけパワハラも多いです・・・
ですので、今後不足してくるであろう就職氷河期世代を「支援という名の元に」採用し、幹部候補生がやりたがらない仕事・・・
つまり辛い仕事や人気の無い仕事をやらせる様な気がしてなりません。
これは、恐らく民間企業でも同じ事が起こると予測されます。
なんとなくですが、この就職氷河期支援策の本質は、人手不足が深刻な職種(特に労働環境や待遇が厳しい業種)に、氷河期世代を投入する事だと思えてなりません。
役所の仕事に夢をみると間違いなくかなり凹むことになるよ
他の記事で役所に採用されて夢見る方がいらっしゃいました・・・
大学院修了後もアルバイトをしながらフリーで 鳥や昆虫、魚などの生物学をテーマに研究を続けてきたそうです・・・生物と同じように、人間もそれぞれの構成があって多様性があります。多様性のある人たちがどうやって共生していくのかそんな分野で役立てるのであればば何でもやりたいです・・・
さて、役所には、それこそゆりかごから墓場までありとあらゆる仕事があります。
おおよそフリーでたってきた(専門的であったとしても)研究を活かせる仕事なんてまずありません。
また、この方のやりたい事からは、企画政策部門が該当すると思いますが、いちおう企画政策部門は、役所的には出世コースに該当します。
かといって特別に人気がある部署でも無いですので、この方が採用後いきなり企画政策部門に配属されない可能性も否定できませんが、所詮は、役所の数多くある部署の中の一つです。
そう簡単にいきたい部署に配属されるほど、役所は甘くありません。
多くが思ってもいない部署に配属されて・・・
兎に角、事務を正確かつスピーディーにこなす事が要求されます。
さらに事務の効率化・合理化なんて言葉は通用する世界ではありません。
自分の意見がとおる様な世界では無いんですよ。
大袈裟に言えば、全てが上からの命令・トップダウンです。
上が黒と言えば、白でも黒なんです。
これが公務員の世界です。
お花畑な気持ちで仕事に行っても飛んでもない思いをする事に間違いはありません。
まとめ
就職氷河期の公務員採用が3年間で450人・少なすぎない?
約30万人・600億円の支援策っていったい何よ?
もしかしてこの支援策の本質は、人手不足が深刻な職種(特に労働環境や待遇が厳しい業種)氷河期世代を投入する事?