絶賛底辺公務員中の管理人です。
さて、自治体職員をやっていると・・・
選挙のたびに選挙事務が当たるのですが・・・
選挙の告示から最終投票日までは、連日期日前投票というものがあります。
言葉のとおり期日前に投票できるという制度なんですが・・・
これも連日当番制で、投票事務が当てられます。
土日関係なくありますので、これが当たると結構面倒くさい。
今回、管理人は週末に当たりましたので、折角の休みが台無しです。
ほぼ丸一日潰れます。
しかも、金が当たる訳でもなく、これもまた取れない振替となりますので、正直やってられません。
恐らくですが、一般の人が思っているよりも、市区町村は休日出勤が多いです。
かくいう私も、役所に入るまでは、こんなに休日出勤が多いとは思っていませんでした。
さて、衆議院議員選挙のときは必ず最高裁の国民審査がセットになります。
国民審査とは、言葉のとおり最高裁の裁判官を国民が審査するというものです。
最高裁の裁判官に任命されてから最初の 衆議院議員選挙 挙の時に・・・
その後は、10年経過後の 衆議院議員選挙選挙の時に実施されます。
辞めて欲しい、裁判官がいる場合には、【×】を付けるというものなのですが・・・
ぶっちゃけ、情報が少なすぎて、判断なんてできるわけがありません。
形式的にやっているだけで、現実は審査なんてものではありません。
管理人の知る限りでは、過去に罷免された裁判官なんていません。
しかし、こんなやっても仕方がないモノに各投票所毎に、投票用紙交付係という人員を配置する必要があります。
正に人的リソースの無駄遣い・・・
顔もロクに知らない、どんな裁判をやったか、どんな判決を出したかも分からない・・・
どう審査しろと・・・
無駄の極致ですね。
しかも、一般の政治家の選挙とは異なるので、いちいち投票用紙を配る時の説明が、これまた面倒くさい・・・
政治家の選挙の場合は・・・
1.候補者名を記載してください。
2.政党名を記載してください。
3.候補者名又は政党名を記載してください。
で済むのですが・・・
国民審査の場合は、
辞めさせたい裁判官がいる場合は該当する者に【×】を付けてください。
と無駄に説明が長くなります。
また、何を書けば良いか分からないと・・・
結構な確率で質問されるので・・・・
いちいち説明するのがこれまた面倒くさい。
最高裁の国民審査って良く知らない方が多いんですよ。
挙句の果てに、良く分からないといって棄権する方も出てきたりします。
そうすると、投票用紙の配布枚数が・・・
小選挙区と比例代表と国民審査で違ってくるので・・・
日々の集計がまた面倒になります。
また、例えば、期日前投票に来た人が、国民審査を棄権しても・・・
後から気が変わったといって、投票することも可能です。
こうなると・・・
選挙人名簿に、【国民審査のみ投票していない】と記録しておく必要があります。
そんなに多くはありませんが、毎回確実に国民審査については、必ず棄権する方が出ますので・・・
管理が面倒なんですよ。
そう思うと、ますます、最高裁の国民審査なんてやる意味が無いように感じざるをえません。
そもそも、国は、デジタル庁まで作って、DX【デジタルトランスフォーメーション】と声高に叫んでいますので・・・
さっさと電子投票の制度を確立して、無駄な選挙事務なんて仕事自体をなくして欲しいものです。
目に見えて分かりやすい、そういうところからデジタル化していけば、分かりやすいと思うのですが・・・
何故かそういうところって後回しになるんですよね。
コメント