最近の自動車には当たり前の様に、アイドリングストップが装備されています。
排ガスによる環境に与える影響を考慮すればやむを得ない事かもしれませんが、管理人は正直このアイドリングストップが鬱陶しいです。
目次
アイドリングのストップのメリットとは?
やはりアイドリングストップのメリットは、燃費の向上が見込まれることであり、これにより環境負荷が軽減されることです。
しかし、アイドリングストップ後にエンジンを再始動するときには、アイドリング時以上の燃料を消費しますので、自動車の日々の使い方によっては、反対に燃費が悪化する事があります。
一般社団法人省エネルギーセンターの情報では、エンジン始動時の燃料消費増加分はアイドリング5秒分と同じだそうです。
つまり5秒以上アイドリングストップすれば燃料の消費を節約できます。
反対に、5秒未満のアイドリングストップでは、燃費が悪化します。
停止している時間が多い都市部等では、アイドリングストップで燃料の消費を節約できるケースが多い事となるでしょう。
アイドリングのストップのデメリットとは?
燃費の向上が期待できるアイドリングストップですが、実はデメリットもあります。
まず、エンジンの再始動には、自動車の各パーツにかなりの負荷がかかります。
まず、エンジン始動の為のスターターモーターの作動には、非常に大きな電力を必要とします。
この為、まず搭載されるバッテリーが大型化します。
このバッテリーが結構高額であり、交換を要する場合は、通常のバッテリーと比べてかなりのコスト増となります。
また、エンジンを再始動する回数が、アイドンリグストップにより各段に多くなりますので、スターターモーター・バッテリー・オルタネーターの負荷が高まりますので、その分劣化も早くなります。
さらに、エンジンを再始動する際には、自動車がかなり振動しますので、細かい内容ですが、ゴム製品でるブッシュ類やベルト類の劣化も早くなります。
エンジンの再始動に当たり電気系統ののON/OFFも頻繁になりますので、ECU等の電子部品の不具合も起こりやすくなります。
夏場であれば、アイドドリングストップ中は、エアコンも停止しますので、最近の気象状況を考慮するとかなりキツいと感じます。
つまり、燃費が多少向上したとしても、その分以上に部品の劣化が早く、部品の交換や修理が必要となる為、結局はコスト増になる場合もあるということです。
管理人の嫁の自動車には、アイドリングストップが付いていますが、クルマの使用頻度がが短距離の通勤のみです。
朝夕の通勤ラッシュ・帰宅ラッシュに必ず巻き込まれるので、かなりの頻度でアイドリングストップが作動します。
念のため納車時から数カ月経ってからバッテリーの状態を調べましたが、かなりの劣化が見られたので、現在はアイドリングストップをキャンセルしています。
アイドリングストップはキャンセルできる!
アイドリングストップは、キャンセルすることができます。
運転席に周辺のボタンを調べると「A/OFF」等のスイッチがあります。
分からない場合は、自動車の取り扱い説明書を確認してください。
必ず付いている筈です。
エンジン始動後にこのスイッチを押すことにより「アイドリングストップをキャンセルする事」ができます。
しかし、これはエンジンを始動する毎に、毎回必ず押さなければなりません。
「アイドリングストップをキャンセル」しても、自動車は覚えていてくれませんので、自動車に乗る度に毎回スイッチを押す必要があるのです。
実はこれがかなり面倒くさい作業となります。
管理人的には、
デフォルトが「アイドリンスストップがキャンセルされた状態」で
長距離等走る際に「アイドリンスストップ」の効果が十分に見込まれる場合にのみ・・・
スイッチを押して「アイドリンスストップ」の機能を有効化したいのですが、それができない仕組みとなっています。
アイドリングストップキャンセラーを導入する!
インターネットショッピングで「アイドリングストップキャンセラー」という商品を入手する事ができます。
価格は、概ね3,000円から5,000円前後となっています。
取り付け方法おそれほど難しくなく、自動車に付いている「アイドリングストップスイッチ」の配線に割り込ませるだけでできますので、それほど作業の難易度も高くありません。
管理人はこれを嫁の自動車に取り付けました。
これを取り付ける事によって、
デフォルトが「アイドリンスストップがキャンセルされた状態」となり
「アイドリンスストップスイッチ」を押す事により「アイドリングストップ」の機能を作動させる事ができます。
つまり、アイドリングストップ機能が付いている自動車の純正状態と反対の状態となるという事です。
特に「アイドリングストップキャンセラー」を付けたからと言って、車検に通らなくなるという事もありません。
自動車の使用方法によりますが、「ちょい乗り」が多く「アイドリンストップ」による効果が見込めず、部品の交換や修理により反対にコスト増が見込まれるような場合には、導入を検討した方が良いと考えます。
最近では、カプラーオンの商品もある様ですので、配線に自信の無い方はこちらの購入をオススメします。
まとめ
アイドリンスグストップは良い事ばかりでは無い!
自動車の使い方によってはデメリットの方が多くなる場合有り!
アイドリングストップキャンセラーによりアイドリングストップ機能を止める箏ができる!