へっぽこヘタレシステム管理者の管理人です。
さて、本日は・・・
国から自治体向けに出ている【未定稿】のFAQを見ながら・・・
年明け以降に本格的に始まるであろう・・・
【住民税非課税世帯及び家計急変世帯への10万円給付】の対象世帯の抽出のために・・・
基準日である【令和3年12月10日】現在の住基データ等から・・・
無い頭を絞って・・・
シコシコとSQLを作っていましたが・・・
これがかなり難しい・・・
非課税世帯の条件については次のとおりですが・・・
- ①:令和3年12月10日を基準日として令和3年度分の住民税が非課税である世帯(但し、住民税が課税されている者の扶養親族等のみからなる世帯を除く)
- ②:①のほか新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、①と同等の状況である世帯
先日の記事のとおり・・・
やはり【言うが易すし】ですが【やるのは困難】を極めます。
抽出フローとして次のとおりなのですが・・・
1:令和3年度の住民税非課税世帯をとりあえず抽出する(これはできる)
2: 1で抽出したデータに令和3年1月2日以降に転入した者(転入前の自治体に所得照会要のため)がいる世帯はとりあえず除外する(これはできる)
3: 1で抽出したデータに無申告者がいる世帯はとりあえず除外する(これはできる)
4: 1で抽出した世帯構成員の被扶養状況を調べる(これはできる)
5: 住民税が課税されている者の扶養親族等のみからなる世帯を除く(実はこれが非常に困難)
6:2の転入者はマイナンバーで住民税課税状況を前住所地に照会する
7:3の無申告者には住民税申告をさせる
8:世帯全員が令和3年1月2日以降に転入した場合は世帯全員の住民税課税状況を 前住所地に照会する
予想どおりですが・・・・
5でコケました。
【住民税非課税世帯】でその世帯員の誰かが【被扶養者】である場合は・・・
【扶養者】の住民税課税状況を調べる必要があります。
下の図の様に4パターンあるのですが・・・
この4パターンをSQLで分ける事がかなり難しい・・・
というか【そもそもできるのか???】という感じです。
①②③は支給なので良いのですが・・・
④は不支給なので・・・
①②③と④は条件判定で分ける必要があります。
しかし、あくまで住民税の課税は、個人単位でなされるものであり、世帯単ではなされません。
ですので・・・
SQLで判定するには・・・
世帯で【group by】を使って・・・
扶養者の住民税額を合計して非課税か課税か【=0 か > 0】を判定するのですが・・・
このやり方だと・・・
②③の扶養者の住民税課税額の合計が【> 0】となるので・・・
本来は支給対象なのですが・・・
抽出条件的には不支給になってしまうんです・・・
となると・・・
漏れなく支給対象世帯を拾い上げるには・・・
この①②③④の世帯については、全て住民税課税状況を目視確認となります。
さらに・・・
扶養者が他の自治体の住民だったら・・・
【非課税証明書】を持ってきてもらう必要があります。
これを全て自治体で調べて【確認書】をプッシュで通知しろなんて・・・
はっきり言って【無理ゲー】すぎます。
事態の規模によりますが・・・
数千世帯から数万世帯を全て目視確認する必要があります。
無理ですよ・・・
コメント