豆腐メンタルでいつ仕事に行けなくなってもおかしくないヘタレな管理人です。
さて、2019年の起こった・・・
神奈川県の情報漏洩事件(HDDの転売問題)のせいで・・・
地区町村にもとばっちりがきて、以降・・・
HDD等のドライブを廃棄するときは、職員立会いのもとで破砕しなければならくなりました。
パソコンを大量廃棄するときはかなり辛い
定期的に職員が使用するパソコンは、ほとんどの自治体がリース契約していると思います。
これがリースアップとなると・・・
中のHDDを破砕しなければなりません。
職員が少ない自治体であれば、それほど苦でもないかもしれませんが・・・
職員が多い地区町村になると・・・かなり大変な作業となります。
- パソコンからHDDを取り出す
- 破砕機に掛ける
言葉ではたった2行の作業ですが・・・
実際にはかなり時間が掛る作業です。
HDDの取り出しが辛い
もちろんHDDを破砕するにはHDDを取り外す必要があります。
最近の省スペース型のノートパソコンとなると・・・
パソコンの裏側を全部外さないとHDDを取り出せない機種が一般的です。
1台あたりどのくらい掛かるでしょうか?
ぶっ壊すつもりで、雑にやれば・・・
10~15分程度でできますが・・・
リース品なのでHDDを外すとしても・・・
綺麗に外して、元に戻さなければなりません。
となると・・・
1台当たり30分くらいは掛かります。
めちゃくちゃコストが掛かる
リスクマネジメントとして・・・
- 回避
- 軽減
- 移転
- 受容
がありますが・・・
請負契約は移転であると管理人は考えています。
もし、委託先が何かやらかしたら、委託先に責任を取ってもらう。
請負契約は完遂責任がありますので、リスクを移転することができると思っていたのですが・・・
神奈川県の事件の際には【委託した方が悪い】という風潮でした。
このため、職員立会いのもとで、HDDを破砕する必要が出た訳ですが・・・
1台/30分となると・・・
人件費がかなり掛かります。
例えば、パソコンが1,000台あるとしたら・・・
1,000台×0.5時間=500時間
となるわけです。
これを、8時間で割ると・・・
62.5人日・・・
公共単価で軽作業員とすると諸経費を入れて・・・
1人日当たり単価 >= 20,000円
62.5人日*20,000円=1,250,000円
という計算になります。
実際には、もっと安いとは思いますが、単純計算ではこうなります。
めちゃくちゃコストが掛かるわけです。
実際にHDDを破砕してみた
さて、試しに管理人もHDDを実際に破砕してみました。
ノートパソコン用の2.5インチであれば、カナズチでぶっ叩けば、ディスクは簡単に破砕できます。
しかし・・・
デスクトップ用の3.5インチとなると、カナズチでぶっ叩いても、びくともしません。
となると・・・
専用の破砕機の出番となります。
この専用の機械を使えば・・・
硬い3.5インチのHDDでも簡単に穴が開きました。
メーカーHPをみると・・・
6トンの力がでるそうです。
ちなみに、電源は、普通の商用100V電源で動きます。
管理人の職場にも1台あったら便利だなと思い・・・
価格を調べると・・・
なんと【696,000円】もします。
しかし、そんなに出番はない機会ですが、あるとかなり便利なことは間違いありません。
簡単には予算は付かないだろうなと思いますが・・・
次年度あたりに要求してみようかなとも思います。
安くはない買い物ですが、転ばぬ先の杖として欲しいですね。
スペック
価格 | 696,000円 |
破壊 | 破壊力:6.0トン |
方式:物理破壊 | |
圧迫破壊(加圧変形+V字破壊) | |
日本方式と米国方式の物理破壊が可能 | |
米国防総省(DoD5220.22-M)に準拠 | |
処理対象 | 2.5 インチ HDD |
3.5 インチ HDD | |
CD/DVD,ZIP,MO,スマートフォン等 | |
安全機構 | 各種安全インターロック機構を搭載。 |
ハイドロリックモーション機構(特許) | |
寸法(重量) | 220x460x380mm(約37Kg) |
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