地元のスキー場がようやくオープンしたので、今シーズン初滑りに行ってきました。
全国的な暖冬で、白馬の八方尾根すら下まで滑って降りてこれない状態です。
管理人の記憶の中でも史上最高の暖冬です。
仕事の関係で気象台の方の話を聞く事がありましたが、管理人の住んでいる地域では、年間の降水量は毎年あまり変わらないとの事でした。
しかし、近年の豪雨災害のとおり、年間にまんべんなく降るのではなく、一時に集中して降る事が多くなっているとのことです。
年間の降水量が変わらないとの事ですので、この暖冬のしわ寄せが、いったいどこに来るのか少々不安です。
目次
スキー場の営業開始はかなり無理やり状態だった
さて、話はそれましたが、待ちに待った初滑りです。
管理人はシーズン券を購入していますので、最低でも10日前後滑りに行かないと元が取れません・・・
ですので、営業開始を心待ちにしてはいたのですが・・・
正直なところ、この状態で営業を開始するのはかなり無理であると感じました。
無理があると感じた点は次のとおりです。
- 滑走できるコースがあまりにも少ない・・・(全体の1~2割程度)
- 雪が薄く所々地面が見えている
- 雪が少ないので側溝などがまだ出ている所がある
- 夏道の起伏がそのまま残っている
- 雪が少なく滑走できない斜面の規制線が張られていない
- 滑走できるコースの説明が分かり難い
とまぁこんな具合です・・・
シーズン券の販売時規約に、いかなる事があっても払い戻しはしないと明記されています。
ですので、雪が全く降らなくて営業できなくても、返金される事がないのは分かっています。
営業開始については、かなり問い合わせが多かったらしく、スキー場としても少しでも営業したかったのでしょうが、上記の点からまだまだ営業を開始するには難しい状況であったと考えます。
安全管理上の問題で怪我人が出てもおかしくない・・・
滑走できるコース・雪不足で滑走できないコースの規制がイマイチ分かり難かったです。
管理人はそのスキー場がホームゲレンデですので、良く知っているつもりですが、それでも分かり難い状況でした・・・
ですので、年に数回しか滑りに来ない様な方であったら、なおさらでしょう・・・
故意・悪意を問わず雪が少ないコースにも入れる状態でしたので、そこに入り込んでしまった場合は、怪我人が出ても全くおかしくない状況です。
雪がある所から外れるとモロに地面が出ています。
スキーやスノボの滑走スピードで、雪がある所からそんなところに突っ込んでしまったら、吹っ飛ばされて怪我することは容易に想定できます。
アナウンスはしているが・・・
「雪が少ないので滑走には十分に注意してください・・・」
と、アナウンスはしていましたが、アナウンスすればそれで良いのかという感じもありました。
管理人もシーズン券が掛かっていますので、スキー場は営業して欲しいとは思っています・・・
しかし、あまりに雪が少ない状態で無理やり営業を開始するは、事故による怪我人の発生リスクが非常に高くなますので、スキー場の安全管理上の問題でどうなのかなと疑問を感じます。
周辺の旅館業者からもせかされる・・・
スキー場周辺の旅館からも早く営業を開始するように圧力を掛けられる様です。
年間売り上げの6割くらいが冬場の営業収益とも言われているので、暖冬でスキー場が営業できない事が死活問題です。
管理人も役所の職員の端くれです。
地元の旅館が営業できないという事は、携わる方々の生活に直結しますので、なんとか営業できる様に雪が降ってほしいと思っています。
しかし、自然相手の事ですので、こればかりは人間の力ではどうする事もできません。
今後暖冬はますます進む・・・?
平成30年の豪雪は例外として、平均するとやはり年々降雪量が減っていると感じています。
そのうち、地元ではスキーができなくなるかもしれません・・・
管理人にとっても嬉しい事ではありませんが、降雪をアテにした産業(スキー場や周辺の旅館業)が成り立たなくなる日もそう遠くない様に感じます。
白馬や北海道のスキー場は外国人客で成り立っている・・・
今や、先進諸外国と比較すると日本の物価は安いとの事です。
ですので、外国人観光客が多いのは、日本が物価が安くコスパが高いからとも言われています。
白馬や北海道のスキー場でも日本人よりも外国人客が多く、インバウンドで持っているような状況です。
また、宿泊料金や飲食料金も外国人旅行者向けに非常に高く設定されてる様です。
雪が降らなくなったこれらの産業がどうなるでしょうか・・・?
まとめ
暖冬で降雪アテにしている産業(スキー場や周辺の旅館業)はガタガタ
少ない雪でかなり無理やり営業しているスキー場もある
事故が起きやす状況での営業でありスキー場の安全管理上問題があるのでは?