管理人が所有している「ZX-10R」は「2011年式」のEUR(フルパワー)仕様です。
排ガス規制(ユーロ4)の関係かと思いますが、このバイクにも排気デバイスが付いております。
特に、排気デバイスが付いてるからといって、GSX-S1000の様な乗り難さを感じる事はなかったのですが・・・
サーボモーターがおかしくなってきた
経年劣化の影響だと思いますが、排気デバイスのサーボモーターがガタガタして壊れそうな感じになってきました。
恐らくサーボモーターの交換が必要になるのですが、これが案外高い・・・
かと言って、壊れてしまうと、FIランプが付きっぱなしになるので、車検がとおりません。
悩んだあげく排気デバイスキャンセラーを付ける事にする
悩んだあげくに、GSX-S1000と同様に、ZX-10Rにも排気デバイスキャンセラーを取付ける事にしました。
ZX-10Rの場合は、サーボーモータはシート下のアクセスしやすい場所に、排気デバイスは、触媒(キャタライザ)とサイレンサーの間にあります。
GSX-S1000と異なり、サーボモーターについては、かなりアクセスしやすい場所についてるのが幸いでした。
排気デバイスキャンセラーの取付方法
排気バルブキャンセラーには2種類あります。
一つは、排気バルブのモーターとワイヤーを撤去し、モーターが接続されていた配線にカプラーオンでキャンセラーを接続する方法です。
もう一つは、排気バルブのワイヤーのみ撤去し、モーターのプーリー部分に疑似的にワイヤーの代わりとなる物を付ける方法です。
「ZX-10R」の場合は、排気バルブのモーターとワイヤーを撤去し、モーターが接続されていた配線にカプラーオンでキャンセラーを接続する方法でした。
パーツは、写真の様なカプラーオンのパーツです。
写真左側の長方形の小さいパーツです。
上の写真は分かり難いですが、ワイヤー撤去後の排気デバイスの写真です。
ワイヤーを撤去した状態で、全開状態ですが、念のため排気バルブが動かない様に針金で固定してあります。
ヤフオクで「ZX-10R 排気デバイス」と検索してヒットしたものを購入しました。
当時の価格は、3,000円程度でしたので、サーボモーターを変えるよりも遙かに安くすみました。
「ZX-10R」の場合は、サーボーモータとワイヤーを撤去して、サーボモーターが刺さっていたカプラーに購入したカプラーオンのパーツを取付けるだけで終了です。
「GSX-S1000」の場合は、サーボーモーターにアタッチメントを付けるタイプでしたが、兎に角狭くて作業が困難でしたが、「ZX-10R」はかなり簡単に作業が終了しました。
作業完了後、イグニッションをONにしても、FIチェックランプが付かなければOKです。
パーツの中身は見ていませんが、疑似的にモーターが接続されている様に見せかけるパーツですので、抵抗等が入っているのでしょう?
排気デバイスキャンセラーの効果は・・・?
排気バルブキャンセラーの効果としては次のとおりです
排気デバイスのサーボモーターやワイヤーが撤去できるので、少し見た目がすっきりしました。
サーボモーターは、結構な大きさがあるので、空いた空間にETCくらいなら入れれそうです。
懸念していた低速トルクについても、殆ど変わりませんでした。
排気デバイスをキャンセルすると低速が弱くなるので、発進時のエンストがし易くなるかと心配していましたが、特に問題はありません。
ノーマルでもかなり吹け上がりが良いエンジンですが、さらにふけ上りが良くなります。
アイドリング時の排気音が若干高くなりましたが、これもGSX-S1000同様に、近所迷惑になるほどではありません。
排気デバイスを取り外した状態で車検にも出しましたが、特に問題はありませんでした。(音量・排ガスには影響無し)
総じて満足感はかなりありました。
最近のバイクは排気デバイスを含めて余計な物が沢山ついているので、これを撤去する事により、多少でも故障時の金銭的なリスクを軽減できるのは良いです。
実は、排気デバイスのワイヤーも少し切れ目が入っていたので、これが引っかかり、サーボモータに負荷が掛かり壊れ掛けていたのではないかと予想できます。
まとめ
排気デバイスをキャンセルしても特に走行上影響は無い
エンジンの吹け上がりがさらに良くなる
バイクの本来の性能が解放された・・・様な気分になれる
サーボモータとワイヤーを撤去するので若干すっきりする
サーボモターが付いていた部分にETCくらいなら入れれるかも
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