へっぽこヘタレライダーの管理人です。
なんとか取り付けたがボルト穴のセンターがズレている
さて、付かないBEETのハイパーバンク(バックステップ)をなんとか取り付けはしましたが・・・
当たり前ですが、ボルト穴のセンターは出ていません。
写真を見て分かる通りですが、ベースプレートの上側のボルトのセンターが明らかにズレています。
とても気持ち悪いですね。
メーカーにクレームを入れて交渉する
やはり気持ち悪いので・・・
とりあえずメーカーにクレームを入れて現在は対応待ちです。
メーカー曰く・・・
これまで何台も取り付けているが付かなかった事はないとのこと・・・
H2 SX用のハイパーバンクのベースプレートは、
2018年モデルより共通であり、相当数製造及び出荷しているが、
取り付けが出来なかったケースは無いとのことでした。
つまり、メーカー側の設計と製造には何ら問題は無く、
管理人の車両のフレームの個体差(歪み)を暗に指摘されているわけです。
ということで、車両を購入したカワサキプラザにも情報を共有させていただきました。
なお、カワサキプラザでも相当数カスタムパーツは取り付けているが、
フレームの個体差や歪みが原因での取り付けできなかったことは経験が無いとのこと。
カスタムパーツ製造メーカーとカワサキプラザでの見解が真っ向から対立しており・・・
いったいどっちが正しいんだという状況です。
設備の点検・校正はしているのか?
純正ステップのブラケットは、特に無理をしなくても車両に取り付けが可能です。
ですので、車両側の問題とは考えにくいのが管理人の見解です。
もし、フレームの個体差や歪みがあるのであれば・・・
純正ステップを取り外したら、ネジ穴がズレて二度と取り付けできないハズです。
しかし、そういった問題はなく、ネジ穴はビシっと合います。
以前、KTMのDUKEに乗っていた時は・・・
純正パーツの精度が悪く、パーツのボルトを外した瞬間にネジ穴がズレて、
元に戻すのにかなり難義した経験がありますが・・・
流石に国産バイクで今のところその様な経験はありません。
カワサキの車両は4代目ですが、今のところ漢カワサキでもそこまで酷いことは経験がありません。
ということは・・・
管理人的には・・・
バックステップの問題だと思うのですが、どうなんでしょうか?
例えばですが・・・
設計は正しかったとしても・・・
製造設備の点検・校正をしっかりしていなくて・・・
製造段階で設計よりもミリ単位でズレることはあり得るのではないでしょうか?
そうでなければ、これほど穴がズレるとは考え難いです。
付属のボルトの強度区分が分からない
後は、バックステップに付属のボルトの強度区分が分かりません。
ボルトを見ても強度区分の表示が無いんですよね。
一応ネットで調べた限りでは・・・
生地(黒色酸化被膜)の場合は、12.9
めっきの場合は10.9らしいです・・・
管理人が購入した低頭のキャップボルトの強度区分は10.9でした。
ただ、明らかにボルトを締めた感じでは、付属のボタンキャップボルトの方が弱いんですよね。
M8のボタンキャップボルトの場合は5mmのHEXレンチとなります。
通常のM8の六角穴付きキャップボルトの場合は6ミリのHEXレンチです。
たった1mmの差ですが・・・
ボルトの締結にトルクを掛けていくと、5mmの方が明らかに弱いです。
バックステップのボタンキャップボルトで、20Nのトルクを掛けると・・・
ボルトの六角穴が歪みます。
カワサキのM8ボルトの一般締め付けトルク(特に指定が無い場合)は20Nです。
ちなみに、この部分のカワサキ純正のボルトは6mmのHEXレンチ対応となっています。
おそらくですが、20Nのトルクを掛けられるように考慮されているのでしょう。
そうなると、バックステップ付属のM8のボタンキャップボルトは強度が足りないということになります。
バランスや強度考えると純正がイチバン良い?
こうなるとアフターパーツはデザイン重視で強度があまり考慮されていないのではないか???
と疑いたくなります。
ボルトの選定が明らかに強度不足です。
やはり、なんだかんだで、純正が一番バランスや強度が良いのかもしれません。
強度を要する部分をアフターパーツに交換するときは気を付けないといけませんね。
そういえば・・・
ZX-10Rにブレンボのキャリパーを付けたときですが・・・
カラーが必要だったので、コーケンのボルト付きカラーセットを購入したのですが・・・
その時のボルトがステンレスのA2-70の全ネジでした。
ちなみに純正ボルトはクロモリの半ネジです。
キャリパーの取り付けボルトでA2-70のステンレスの全ネジは明らかに強度不足です。
それなりに名前の売れたアフターパーツメーカーでもこの程度が実情ですので・・・
本当にアフターパーツの取り付けには注意が必要です。
今回の一件で改めて思い知らされました。
ボルトの強度区分は、安全と命にかかわりますのでとても大切です。
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