ヘッポコヘタレライダーの管理人です。
立ちゴケからの復活過程で・・・
微妙に曲がったクラッチペダル(乗るのに支障はないが)を直すために・・・
純正パーツを取り寄せるか、この機会にバックステップを導入するか、
悩むに悩んだあげくにバックステップを導入することに決めました。
BEET・ハイパーバンク
以前に乗っていたZX-10RにもBEETのハイパーバンクを付けており、
結構、好きだったので、今回も安心して購入したのですが・・・
先日の記事のとおり取り付け不可でした。
ベースプレートと車両側のネジ穴が合わず・・・
どうやっても付けられない。
いちおう、購入店とメーカーにクレームは入れましたが、無しの礫です。
ショップで購入して付けて貰えば保証も聞くのですが・・・
納期未定だったため、やむを得ずネットで購入して持ち込みで取り付け依頼・・・
結局、取り付け不可で工賃だけ取られて大損です。
こういうパーツはネットで購入したらダメですね。
ネジ穴が合わない証拠写真
管理人は今回の件ではかなり腹が立っています。
怪しい中華品等のいい加減なものを購入した訳ではありません。
税込み7万円オーバーの買い物で、製造不良品を送られたのではたまったものではありません。
中途半端にネジ穴がずれているので・・・
無理やり付けようとすればネジの先は入ります。
しかし、ネジのカラーの部分で、引っかかります。
ただ、この段階で諦める決断をできれば良いのですが・・・
諦める決断ができずに、無理にネジを締めていったら
- 1.ネジが折れて取れなくなる
- 2.車両側のメスネジを潰す
かのどちらかです・・・
管理人は・・・
なかなか諦めることができずに・・・
もう少しで、車両側のメスネジを潰すところでした。
怪しい中華品ではないので、普通はボルトオンで付くと誰でも考えますよね???
ということで、他の方が同じ思いをしないように写真を公開しておきます。
上の写真のとおり・・・
ブレーキ側もクラッチ側もベースプレートのネジ穴がズレています。
上を合わせれば下が・・・
下を合わせれば上がずれます。
いずれもこれだけズレているとパーツに付属しているカラー付きボルトではカラー引っかかってボルトを締結できません。
下の写真は・・・
純正のクラッチペダルにBEETのベースプレートを重ねたものです。
下側と後ろ側のネジ穴を合わせると・・・
上がズレていることが分かります。
上の写真のとおり・・・・
ネジ穴がズレています。
正確に言うと・・・
付属のネジのネジ部はとおるのですが・・・
カラーのところで引っかかってネジが入りません。
上の写真の左がパーツに付属しているボルトで・・・
右側は普通のキャップボルトです。
太さはM8ですね。
見てのとおり、パーツに付属しているボルトはカラーの部分が太くなっています。
ネジ穴がズレているので、このカラーの部分で引っかかって取り付けできないわけです。
クレームを入れたが無しの礫
購入店・メーカーともに写真を付けてクレームを入れましたが・・・
残念ながら無しの礫です。
7万円泣寝入りです。
確かにバックステップの箱には・・・
袋から出すまえにパーツが揃っていること・傷が無いことを良く確認しろ
開封後はいかなる理由でも返品は受け付けないと記載がありますが・・・
そもそも【付かね~モノを売りつけ】ておいて、
返品も交換も受けないっておかしいだろ・・・
なんとか無理なく取り付ける方法を考える
返品も交換も受付ないとなったらもはや・・・
このパーツはもはやゴミです。
なんとか取り付けるには・・・
ベースプレートのネジ穴を削って大きくするしかありませんが・・・
こんな分厚いジュラルミンのプレートのネジ穴を削る技術も機器も持ち合わせていません。
知り合いにそういう加工ができる方がいれば良いのですが・・・
ボッチな管理人には、そういう方もいませんので・・・
7万円オーバーを無駄にしないためになんとか自力で対応します。
付属のカラー付きボルトから全ネジのボルトに交換
さて、よくよく観察すると・・・
ネジ穴のズレは・・・
なんとか全ネジならとおりそうです。
カラー付きボルトから全ネジボルトに交換することで・・・
カラーの太さ分だけ若干遊びができ全ネジだと3か所全てを締結できます。
付属のカラー付きボルトだと、遊びが全くないので、穴のズレの分どうやってもボルトのカラーが引っかかります。
いちおう記載しておきますが、ネジの締める順番は全てを試しました。
ネジを1つずつ締めていくのではなく、全てのネジをベースプレートに通して、
仮止めして少しずつ締めていく・・・
これが一番可能性がありましたが・・・
どうやってもボルトのカラーがベースプレートに引っかかりボルトが締結できません。
最後の手段は、車両側のメス側のネジを潰すくらいの覚悟で無理やりボルトを締めていくしかありませんが、余りにもリスキー過ぎます。
車両側のメス側のネジはフレームに溶接されているので・・・
フレームを壊すことになります。
ということで、カラーがない全ネジのボルトを探しに行きました・・・
結局、ホームセンターを何度か行ったり来たり・・・
工具の先がつぶれて買いなおしたりで・・・
ボルトに3,000円ぐらい、工具に3,000円くらいで、
合計6,000円くらいの出費になりました。
さて・・・
付属のネジを見て見ると・・・
ベースプレートを留めるカラー付きのボルトは・・・
6ミリのHEXレンチ用です。
一般的なM8のキャップスクリューだと、工具は5ミリのHEXレンチなので・・・
高トルクを掛けるとネジ山がすぐに潰れます。
おそらくですが、高トルクを掛けられるようにカラーで太くして、
6ミリのHEXレンチを使えるようにしているのでしょう。
サービスマニュアルでは、ステップブレッケトのボルトの締め付けトルクは25Nです。
最初は、バイクショップで、M8のボタンキャップボルトを購入ましたが・・・
5ミリのHEXレンチだったので、20Nも掛けられずにネジ山が潰れました。
これで、ボルト6本で1,000円がパーです。
純正パーツのこの手のボルト類は必ず鉄製なんですが・・・
バイクショップに行くと大概の場合はステンレス製のモノしか売っていません。
例えば【KITAKO】のボルトとかですね。
鉄製の強度区分12.9のボルトなら安心なのですが・・・
ステンレスだと弱くて高トルクを掛けるとすぐにナメます。
次に、ホームセンターに行って、なにか良いボルトがないか探します。
鉄製で強度区分12.9のボタンキャップボルトがあれば良いのですが・・・
どこにもありませんでした。
あらにホームセンターを彷徨い・・・
探し当てたのが、低頭のキャップボルトです。
ただ、通常のM8のキャップボルトでは、6ミリのHEXレンチなのですが・・・
低頭になると5ミリのHEXレンチとなります。
ステンレスのM8のボタンキャップだと20Nも掛けられませんでしたが・・・
鉄ならなんとか行けるかもと思い・・・
必要本数を購入して、2,000円くらい掛かりました。
本来であれば、図の赤丸部分のボルトを低頭のキャップボルト【M8×20ミリ】に交換するだけなので、4本で良いのですが・・・
ここだけ、ボルトが黒色だと不自然だと思い・・・
ベースプレート・メインホルダーヒールプレートの全てのボルトを交換しました。
必要本数は次のとおりです。
- キャップボルト M8×20mm 2本
- 低頭キャップボルト M8×20mm 8本
- 低頭キャップボルト M8×15mm 2本
- 低頭キャップボルト M8×30mm 2本
です。
結果的に統一感が増した
パーツ付属のカラー付きボルトを全ネジ(低頭)に交換することで・・・
無理なくネジも付ける事ができ・・・
ベースプレートも取り付ける事ができました。
ここが一番の難所で、ここを超えればあとは楽々です。
全てのM8ボルトを20Nで締めて終了です。
ボルトが全て黒色になったことで・・・
全体的に見栄えが良くなりました。
あとは、クラッチ・ブレーキのリンケージのボルトも黒色に交換したいのですが・・・
これはまたおいおいやろうかと思います。
とりあえず、7万円をドブに捨てる事だけは避けられたのでとりあえずは良かったです。
おまけ・ブレキースイッチのツメは必ず割れる・・・
バックステップ導入時には必ず・・・
純正のステップからブレーキスイッチを外す必要があるのですが・・・
純正ステップからブレーキスイッチを取り出す時に・・・
ほぼ必ず、樹脂のツメが折れます。
かといって、この樹脂のナットの部分だけパーツは出ないので・・・
なんとか補修して使います。
とりあえず、自己融着テープを巻いてタイラップで留めておきました。
純正にしても、BEETのバックステップにしても、ベースプレートを外さないと、
この部分を回して調整することは手が入らないので事実上できません。
なお、BEETのバックステップの場合は、バックステップ側で調整ができるので、
このスイッチを触ることはなおさらありませんので・・・
タイラップで固定しても問題はありません。
バイクや自動車に使われいてるシルバーの鉄製の高強度ボルトは、一般的には販売していないようです。
社外のパーツでもステンレス製のA2-70のボルトが付いていたりします。
また、M10以上になると一般的にはネジピッチは1.5になりますが、
バイクで使われているボルトはネジピッチが1.25(細目)となりますが、
これがまたホームセンターでは売っていません。
なお、一般的なホームセンターで買える高強度ボルトが黒色酸化被膜のキャップボルトですね。
特殊ボルトが手に入らないので今回は、これがたまたま使えましたが・・・
改めて、社外品パーツの導入には注意が必要であると実感しました。
基本的には、ボルトオンなので取付は自体ははさほど難しくありませんが、
今回の様にパーツ自体に寸法違いがあった場合は対応できません。
やはり、どうしても社外パーツを付けたい場合は、
お金を払ってでもプロに購入から取り付けまで依頼すべきですね。
なお、今回のパーツに関しては、一般的なシルバーの在庫が無く、たまたまブラックが1つだけ残っていたものを購入しました。
一般的には高強度ボルトが黒いモノしか手に入らいない事を考えると・・・
シルバーのパーツを購入して、ボルトだけが黒色になるよりも・・・
結果的にはこっちの方が良かったです。
ただ、こういう場合って一般的なバイクショップだったらどうやって対応するのでしょうか?
ベースプレートを削って穴を調整するか・・・
メーカーにクレームを入れるしかないかと思いますが・・・
車両側を壊す覚悟で無理やりネジ込まれて、
とりあえず付けたフリをされるのがイチバン怖いですよね。
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