へっぽこヘタレシステム管理者の管理人です。
さて、先日ガバメントクラウドの国の説明会がオンラインでありましたが・・・
酷いものでした。
説明資料が多すぎる
まず、説明資料は下図の調整照会一斉システムからダウンロードする必要があるのですが・・・
これが、クソです。
たった7~8MBの資料が・・・
半日たってもダウンロードできません。
しかもしょっちゅう失敗するので、何回もやり直し・・・
これだけでかなりストレスです。
説明が早すぎる
で、大量のドキュメントを前に・・・
ただ単に、資料を棒読みするだけの説明です。
情報量が多すぎてとても頭りに入りませんし・・・
資料も難しくて理解できません。
何度もいうのですが、自治体の職員の偏差値にもかなり幅があります・・・
管理人は、偏差値50未満ですので、マジで分かりません。
大げさに言えば、東大生が解く問題を、Fランク大学の学生に解けと言っているのと同じです。
もちろんここまで極端では、ありませんが、もう少し優しい内容の資料にしていただきたい。
説明したという既成事実だけが残る
国にとっては、オンライン形式の説明会は【説明したという既成事実】を残すには、とても良い方法ですよね。
説明を受けた自治体が【付いてこれるかどうか?】なんて、関係ないわけですから・・・
案の定ですが・・・
説明会は、大量の情報を一方的に垂れ流すだけの説明会でした。
クソですよ。
国内ベンダはかなり苦しいと聞いている
自治体システムをかついでいる主なメーカーは次のとおりと認識しています。
- NEC
- 富士通
- 日立
- RRK(九州)
- TKC(栃木)
- 電算(長野)
そのどこもが、国のスケジュール感では苦しいと国に提言しているらしいのですが・・・
【国はそんなの関係ね~】という感じだと聞いています。
現場の意見をまったく聞かずに話を進めるというやり方は・・・
国民の現実を見て見ぬふりする政権与党と全くやり方が同じですよね。
仕様もまだ定まらない
ガバメントクラウド(自治体システムの標準化・共通化)の仕様は・・・
対象業務(17+3)を業務にわけて・・・
第一グループと第二グループに分かれていますが・・・
いまだに第一グループの仕様も定まっていません。
にも拘わらず・・・
国からは、ガバメントクラウドへの移行費用(所要額)を出せとの調査モノが来ています。
むちゃくちゃすぎですね。
なぜそこまでしてガバメントクラウドを使わせたがるのか意味が分からん
全国の自治体システムの仕様を標準化・共通化する・・・
この発想自体は大賛成です。
仕様が共通化されれば、システム更新時にベンダの乗り換えも楽になりますし・・・
変なカスタマイズができなくなるのでコストも下がります。
※カスタマイズの中には担当者レベルの好き嫌いでやっているモノも実際にはありますので・・・
とするのであれば・・・
標準仕様を定めて、その仕様に沿ったシステムを使うことを指示するだけでよいと思うのですよね。
なぜ、地方のDCの食い扶持を奪ってまで、ガバメントクラウドにしたいのか管理人には、全く理解ができません。
将来的に、日本の人口は5,000万人になると予測はでていますが・・・
それは50年以上も先の話です。
もちろんそのころには少子高齢化・労働生産人口の減少により・・・
地方のSIベンダやDCセンターが無くなっているかもしれません。
そうなるとガバメントクラウドの必要性も出てくると思いますが・・・
現時点で、地方の雇用を奪ってまでやる必要があるのでしょうか???
しかも・・・
ガバメントクラウドのCSPは・・・
全て外資です。
- アマゾン
- グーグル
- マイクロソフト
- オラクル
国民の血税を国民に再配分せずに米国のサービスを買うわけですよね。
これが国のやることですかね???
ガバメントクラウドの一つの基準であるISMAPの認定も・・・
国内DCではなかなか認定を受けられないとも聞いております。
これも当たり前の話で、敗戦国である日本は軍事技術の開発が制限されているので、軍事技術に直結するICT分野で外資に勝てるわけがないのですよね。
国が率先して国内産業の空洞化を図るのは如何なものなのでしょうか?
底辺の管理人は全く分かりません。
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