超ド底辺地方公務員の管理人です。
さて、組織の縦割りはダメだとか・・・
横ぐしを入れろとか・・・
組織横断的にとか・・・
全社から協力体制とか・・・
まぁ組織の在り方として、よく見聞きする言葉ですが、
管理人の職場も、もちろん旧態依然とした縦割り組織です。
ただ、組織的には・・・
そういう縦割り組織を打破するために、
●×▲■◆▼調整室・・・
というモノがあったりするのですが、
名前ばかりで、なんの権限もありません。
適当に組織だけ設置して、
あとは好きにしろみたいな感じなのですが・・・
配置された職員からすれば、
そういうのがイチバン困るわけですよ。
別に上位の権限があるわけでもありませんし、
なにか組織的に業務改革やら改善をしようとしても、
現場の抵抗に合うだけで・・・
結果的には何もできない。
しかし、組織を設置した以上は、成果を求められるわけで、
どうにも困っています。
かといって、何かしらのトップダウンでの意思表示でもしてくれれば良いのですが、
特にそれもなく。
何の武器も持たずに、旧態依然とした組織と戦うことになります。
さて、今回嫌になった案件ですが・・・
ちょっとした接客窓口の改革?っぽいことをしようとしたのですが、
最後にハシゴを外されました。
改革っぽいことをする上で、
とりあえずそれなりに根回しをして、
関係部署の合意を得たつもりだったのですが、
いざ試行で当番制のローテーションを回そうとすると、
その関係部署が当番を出せないと・・・
だったら、試行期間中は派遣で人員を賄おうとしたら、
次は、財政部門が金は出せない・・・
正に【進行中にふと後ろを向いたら誰も付いてきていなかった・・・】という状態。
それならば・・・
試行すること自体を止めたいのですが、
なんかそれもNGらしく・・・
なんとか関係部署で調整してやらなければならないようです。
こういう時は、トップダウンで【なんとかしろと!】意思表示してくれるとありがたいのですが・・・
そのような援護射撃も今のところ望めなさそう。
名前ばかりのハッタリ的な部署。
こんなことなら、何もしなければ良かったとちょっと後悔しています。
最後は上の判断になるかとは思いますが、
結果的に、無理にでもやるとなれば、
ローテーションを組まれた関係部署から恨まれるだけ。
損な役回りで嫌になります。
さて、話は変わりますが・・・
国が推進するDXの一環で、
自治体基幹業務(20業務)システムの標準化・共通化というものが、
法律で義務化され、令和7年度末までに実施しなければなりません。
ここで、摩訶不思議なのが・・・
標準化・共通化の補助金を得るには、
努力義務であるはずの、ガバメントクラウドの利用が原則必須となっています。
しかし、このガバメントクラウドの利用を含めるとかなり金が掛かります。
円安の影響もありますが・・・
- 標準システムの移行費用
- ガバメントクラウドの利用料
- ソフトウエアサービス利用料
- ネットワーク回線利用料
- 等々です。
5年から10年のスパンで考えると・・・
例えるならば・・・
標準化・共通化だけだったら・・・
10億くらいで済むものが・・・
標準化・共通化+ガバメントクラウドの利用だと
30億くらい掛かるイメージです。
ガバメントクラウドを利用することで、補助金が15億出るとしても・・・
これだったら、標準化・共通化だけで自治体単独費用で済ませた方が
結果的には5億円安価に済む計算になります。
補助金を貰った方が結果的に自治体負担が多くなるなんて、
本末転倒な話です。
本当に真面目に感じるのですが、
増税して金をバラ巻くくらいなら、
何もせずに増税しなければ良いと思うのですが・・・
なぜ、わざわざ無駄な仕事を増やすのでしょうか?
業務改善とか改革とかいっておきながら、
国は本当にムダな仕事を増やすのが好きで困ります。
とりあえず、誰でも良いので、
デジタル庁と地方公共団体情報システム機構(J-LIS)を解体してくれませんかね?
この2つのクソ組織は、自治体から金を巻き上げて成り立っていると言っても過言ではない組織。
こいつらのせいで、自治体のシステム負担コストは年々右肩上がりです。
自治体システムの標準化・共通化も当初は、システムコストを3割下げるとか、
大風呂敷を広げていまいたが・・・
蓋を開けてみれば、億単位で支出が増加・・・
アホらしくてやってられません。
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