環境問題には全く興味がなくGXとはなんぞや?と常々思う一般常識が欠落しているアラフィフ親父の管理人だ。
さて、近年の夏はとにかく異常なほど暑くて本当につらい。
単なる「夏日」などという生易しい表現ではなく、文字通り「猛暑」であり「酷暑」である。
管理人が小学生だった約30年前の記憶を辿ってみると、
当時は最高気温が30度を超えただけで、ニュースや街中が大騒ぎしていたものだ。
「今日は30度の大台に乗りました」などとメディアが報じていた時代が、確かに存在したのである。
それが今やどうだろうか。最高気温が35度を超える真夏日は当たり前になり、
地域によっては40度に達するような危険な暑さが連日のように観測されている。
わずか30年ほどの間に、真夏の最高気温が10度近くも跳ね上がってしまうとは、
一体この地球の気候に何が起きてしまったのだろうか。
職場の冷房が効かない!古い設計の建物と現代の過酷な労働環境
この殺人的な暑さは、当然ながら日中の仕事環境にも深刻な影響を及ぼしている。
管理人が勤務する職場の建物はかなり古く、平成初期の基準で設計されたものだ。
当時の技術や設計思想において、「真夏の気温が40度を超える」などという事態は1ミリも想定されていなかったはずである。
そのため、備え付けられている冷房機器をフル稼働させたところで、
建物の断熱性能やエアコンの冷却能力がまったく追いついていない。
結果としてどうなるか。
室内であるはずのオフィスで、ただデスクに座っているだけで額や背中からダラダラと汗が流れてくるという、悲惨な環境で業務をこなす羽目になる。
人間、このような過酷な室温環境に置かれて、まともな判断力や高い集中力を維持できるはずがない。
やる気が湧いてこないのも、体調を崩しそうになるのも、生物として極めて正常な反応と言えるだろう。
※こんな環境で業務の効率化・生産性向上なんて夢のまた夢だ。
一般人の視点から見ても、このような環境で業務効率や生産性を求められるのは、
酷以外の何物でもない。もはや精神論でカバーできる限界を完全に超えているのだ。
高気密・高断熱住宅の罠と「24時間エアコン運用」のジレンマ
仕事が終わって命からがら家に帰ってきても、安心はできない。
家の中もまた、信じられないほど暑いからだ。
管理人が現在のマイホームを建てたのは今から約13年前のことである。
当時としては標準的、あるいはそれなりに質の良い断熱材が壁や天井にびっちりと施工されていたはずだ。
建築当時は「冬暖かく、夏涼しい快適な家」という触れ込みに満足していたものだが、
現代の極端な酷暑においては、この「断熱材」が思わぬ裏目に出ていると感じざるを得ない。
高断熱住宅というのは、外からの熱を遮断する効果がある反面、
一度建物の中に熱が侵入してこもってしまうと、
今度はその熱が非常に抜けにくくなるという構造的特徴を持っている。
つまり、一度温まりきってしまった家の中は、
夜になっても熱帯夜の熱気をそのまま保持し続けてしまうわけだ。
これでは、実質的に「24時間365日(少なくとも夏の間は全自動で)」エアコンをつけっぱなしで運用することを前提としているのではないだろうか?
しかし、そこで頭を抱えるのが連日の電気代の高騰である。
快適さと健康を維持するためにはエアコンを稼働させ続けるしかないが、毎月の電気代の請求書を見るたびに溜め息が出る。
地球環境に配慮したエコな暮らしを目指したい気持ちはあるものの、
現実の暑さと電気代の挟み撃ちにあい、
個人レベルではどうにもならないジレンマに陥ってしまう。
振り返ってみれば、昔の日本の家屋は木造で隙間が多く、
良く言えば風通しが良いスカスカな構造であった。
冬は冬で隙間風が吹き込んで地獄のように寒かった記憶があるが、
少なくとも夏場に関しては、風を通せば、現在の熱が逃げない高断熱住宅よりは幾分かマシだったのではないだろうかとさえ思う。
現代の家づくりと気候のミスマッチを、身をもって痛感させられる毎日である。
気候変動のファクトと未来像:地球温暖化は「数度」の上昇だが
ここで少し客観的なデータ(ファクト)を確認してみたい。
世界的に「地球温暖化」が叫ばれて久しいが、気象庁や世界の科学的データによれば、地球全体の平均気温の上昇幅自体は、産業革命前と比較して「1.5度〜2度程度」の上昇であるとされる。
「なんだ、平均気温の上昇はたった数度程度なのか」と思われるかもしれない。
しかし、この「平均気温の数度の増加」こそが、
局所的・一時的な極端現象(猛暑日や豪雨など)の発生頻度を跳ね上げる原因となっているそうだ。
平均値がわずかに底上げされることで、これまでの常識では考えられなかった「40度超え」という極端なピーク値が頻発するようになってしまったのである。
管理人が昔読んだSF漫画や未来予測の作品の中に「地表の気温が上昇しすぎて人間が住めなくなり、人々が巨大な地下都市に移住して暮らす」というテーマを描いたものがあった。
当時は「あくまでフィクションの空想科学の世界」として面白がって読んでいたものだが、
近年のこの常軌を逸した酷暑を体験していると、
近い将来、マジで人間が地下に街を作って移住しなければ生活できない時代が来るのではないかと本気で考えてしまう。
少なくとも、現在の日本における夏の暑さは、単なる「季節の風物詩」で片付けられるレベルを完全に逸脱している。
気候危機時代を生き抜くための現実的解
もはや「気合で夏を乗り切る」などという旧態依然とした精神論は通用しない。
職場においては、古い設計の建物であってもサーキュレーターの導入や遮光フィルムの施工、
場合によってはテレワークの活用や可搬型エアコンの設置など、
ハード・ソフト両面での迅速な対策が不可欠である。
また家庭においても、電気代を気にしてエアコンを我慢するのではなく、
命を守るためのインフラと割り切って適切に冷房を使用することが求められる。
この30年間で劇的に変わってしまった日本の夏。
管理人は今日も、クーラーの風にあたりながら、かつての「30度で大騒ぎしていた穏やかな夏」を懐かしむと同時に、今後の地球環境がどうなっていくのか深い懸念を抱かずにはいられない。



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