自治体DX推進計画を策定するよう言われているが?担当として何から手を付けてよいか分からなず悩む?

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080-お仕事

超底辺地方公務員の管理人です。

さて、今年は・・・

担当部署の目玉?事業の一つとして・・・

自治体DX推進計画を作ることがあります。

国のガイドラインは出ているが

令和2年12月25日発表の総務省のガイドラインはこちらを

上記の総務省発表の資料が、各自治体で策定するDX推進計画のガイドラインではあるのですが・・・

正直まだまだガイドライン自体が漠然としていて、何をどうやって計画を策定すればよいのか分からず困ってます。

骨子としては・・・

  • 1.自治体システムの共通化・標準化
  • 2.マイナンバーカードの普及・促進
  • 3.自治体の行政手続きのオンライン化
  • 4.自治体のAI・RPAの活用
  • 5.テレワークの推進
  • 6.セキュリティ対策の徹底

の以上6ポイントなっています。

まさにお題目だけ見れば【DX】ではあるのです。

ここから、各自治体の地域特性を織り交ぜながら地域にマッチした計画を策定する必要があるのですが・・・

どうにも国の【DX】ガイドラインを見てみると・・・

確かに、良さげなこともあるのですが・・・

コストを無視した夢物語的なモノもあったりして・・・

どうしたもんかな?と悩ましいわけであります。

国から手順書も出たが

また、国のガイドラインを詳細化した手順書が令和3年7月に発表されました。

令和3年7月発表の手順書はこちらを

いちおうすべて読みましたが・・・

特に

資料3 自治体DX全体手順書【第1.0版】(案)

については、平たく言えば、田舎の役所でも【DX】に精通した人材を確保し組織体制をしっかりやれよ・・・

ということですが・・・

一部の大企業を除いて【ICT】の活用がうまくいっているとは思えない日本で・・・

弱小な自治体にそれをやれと言われても・・・

無理ゲーじゃね?

というのが正直な感想でしかありません。

そもそも【DX】なんて・・・

強力なリーダーシップを持ったトップが、経営方針・経営戦略から目的を明確に決めて、スコープを決定し、【トップダウン】で推進しないと・・・

なんもなりませんよ?

お役所の組織で、外部から【DX】人材と登用したところで、トップの意識を変革できるとは到底思えません。

結局は、国のガイドラインに合わせた【フリ】をするだけで、実際には何にも推進されないという事が往往にして起こると予測されます。

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何かにつけて数千万円から数億円単位でお金がかかる

あと、何をするにしてもお金がかかります。

例えば、自治体システムの標準化・共通化ですが・・・

おそらくどこの自治体でも、現状のシステム運用で・・・

システム利用料・システム運用料・処理委託料で、数億円のコストがかかっているでしょう。

これを・・・

国が仕様を決めた標準・共通システムに移行する必要が出てくるわけですが・・・

国は、クラウド基盤【Govクラウド】を用意するだけで・・・

国が決めた仕様に準拠した標準・共通システムの利用については、自治体で自らが調達して移行する必要があります

どうせなら、全国統一な仕様のシステムであれば・・・

国がアプリケーションまですべて準備したうえで、自治体に移行させ、利用負担金を取る仕組みにしてくれれば、良かったのですが、なんでこんな中途半端な状態になったのか不思議でなりません。

まぁ、そんなことをすれば・・・

多くのSIベンダが【NEC・富士通・日立・NTT等々】が淘汰され消えてしまうので、業界の反発があってできなかったのかもしれません。

いずれにしても、自治体にとっては、いい迷惑です。

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カイスタマイズ禁止となりますので、保守性はあがるかもしれませんが・・・

どこまで、国の標準に仕様に、機能面で取り込まれるかまだまだ不明ですので・・・

今まで、自動でできていた機能が、手作業になってしまう【その逆もあるかもしれない】ことが想定されます。

また、管理人の自治体の場合は、現在使っているシステムが標準化・共通化に対応しないことが、ベンダが明言していますので、システムがガラッと変わることが必須です。

GUIや操作性を含めて変更となるで、現場の混乱は目に見えています。

あと、標準化・共通化されないシステムもありますが、重要な情報は連携しているので、その連携を異なるシステムでどうやって保つか・・・

等に不安も残ります。

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国は、自治体システムの標準化・共通化で、システムコストを3割削減を目指しているらしいですが・・・

そこもかなり懐疑的なんですよね。

果たして自社のシステムを共通化・標準化に対応させたベンダが【 NEC・富士通・日立・NTT等々 】既存の価格体系からどれだけ値段を下げてくるか???

と言われれば、簡単に価格を下げてくるとは思えないわけです。

AIもめちゃ高い

AIの活用も言われていますが・・・

例えば、国の実証実験であった・・・

自動車にカメラを付けて、道路の破損状況を撮影し、その動画をAIに掛けて、修繕箇所を判断させる

というものがありましたが・・・

確かに便利だと思いますが・・・

実証実験のコストは、数千万円です・・・

費用対効果を考えるとどうしても小規模な自治体では導入に無理があると思えます。

結局計画書のひな型らしきものが無くて困る

話がかなりズレましたが・・・

結局は、DX推進計画を策定するのに参考にできるような【ひな型】が無い問うことなんですね。

管理人は、頭が悪いので、国のガイドラインと手順書からDX推進計画を作れと言われてもかなりの【無理ゲー】です。

そのままサル真似にできるよな【ひな型】がないとどうしようもありません。

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