相変わらずのド底辺地方公務員の管理人です。
さて、ネットニュースで・・・
ある自治体職員が発注工事の最低制限価格を漏洩したとのことで逮捕されたという記事を見ました。
容疑は・・・
- 官製談合防止法違反
- 公契約関係競売入札妨害の疑い
とのことです。
ちなみに最低制限価格とは・・・
自治体が発注する工事で落札の下限となる価格でありこれを下回った場合は失格となる。
入札価格が不当に低価格であった場合、契約が履行されなかったり、工事の品質低下が懸念されたりするため設定されているもの。
です。
さて、この最低制限価格では、予定価格が公表されている工事であれば・・・
過去の入札案件を調べれば・・・
簡単に積算できるものであり・・・
大抵の発注案件では、最低制限価格で複数の業者が入札して・・・
最後は、クジで決めるということが結構あるものです。
ですので、最低制限価格なんて、あえて危険を冒してまで聞き出す情報ではないような気がしてなりませんし・・・
聞いたところで有利に働く情報とも思えません。
また、こういった捜査案件は・・・
おそらく敵対業者のリークがあって捜査当局が動くものだと思いますが・・・
【最低制限価格の漏洩】というだけで 捜査当局が動くものなのか???
という思いもあります。
管理人の勝手な思い込みかもしれませんが・・・
過去の官製談合での逮捕劇の殆どは・・・
【有利な情報の漏洩や便宜を図った+贈収賄】
というイメージがあります。
つまり【入札情報の漏洩】のみで逮捕されるイメージってあまりもっていません。
良くないことではありますが・・・
入札の不調を避けたいという思いは発注者側の担当者には必ずありますし・・・
明確な【入札情報の漏洩】とはいかないまでも・・・
●×▲■な話をそれとなくすることも無いとは言えません。
とすると・・・
この逮捕劇に関しての管理人の興味は・・・
【贈収賄の有無】となります。
【贈収賄があった】なら、管理人としても逮捕は仕方がないかなと思えますが・・・
【贈収賄が無かった】なら、ちょっとビックリです。
正直なところ・・・
贈収賄が無くても逮捕されるのであれば・・・
恐ろしくて、すべての発注案件について、担当なんてやりたくないです・・・
平たく言えば、担当することだけでも、逮捕されるリスクとなるわけです。
【そんなもん公正にやれば、いいじゃないか???】
というのは、確かに正論なのですが・・・
その中、正論だけでは、物事が進みませんし・・・
正論だけで、物事を進めるスキルがある人材は、それほど役所にはいません。
多かれ少なかれ・・・
暗黙の了解で、一定の情報を提供したり・貰ったりしないと、仕事なんてやってられないのが現実です。
最終的に今回の逮捕劇が【贈収賄が無くて】有罪案件となったら・・・
多くの自治体職員が、戦々恐々となるのではないかと思っています。
管理人も恐ろしくて発注担当なんてやりたくありません。
コメント