近年の技術の進歩にまったく追いつていない管理人です。
職場では、不本意ながらもDXを推進しなければならない立場なので・・・
そんな事はいってられないのですが・・・
国や他の自治体がイロイロやっていますが、正直管理人は冷ややかな目で見ています。
DXというとかならず出てくるようなキーワードについて考えてみました。
自動運転
まずは、クルマの自動運転ですね。
管理人はそれほど長距離を運転することはありませんが・・・
例えば、スキーで県外いくばあなどを考えると・・・
完全自動で運転してくれて、クルマの中で寝ていられるなら大歓迎です。
自動運転レベル
段階 | 名称 | 主体 | 走行領域 |
レベル0 | 運転自動化なし | 人 | – |
レベル1 | 運転支援 | 人 | 限定的 |
レベル2 | 部分運転自動化 | 人 | 限定的 |
レベル3 | 条件付き運転自動化 | 車 | 限定的 |
レベル4 | 高度運転自動化 | 車 | 限定的 |
レベル5 | 完全運転自動化 | 車 | 限定なし |
国交省の資料を見てみましたがイマイチ分かりません。
ただ、レベル2とレベル3には明確に違いがある様です。
- レベル2以下:人間が主体でシステムが補助
- レベル3以上:システムが主体で人間が補助
という感じでしょうか。
あと、レベル2についてはやや幅が広いですね。
googleで【自動運転レベル2 車種一覧】・【自動運転レベル3 車種一覧】で検索すると搭載されている自動車はありますが・・・
かなりの高級車です。
とても庶民が手を出せる品ではありません。
ただ、ACCとキープレーンアシストくらいなら最近は、ボリュームゾーンのクルマにも搭載されれていますので・・・
レベル2下位くらいの技術はこなれてきていると言えるでしょう。
それでも、昨今のクルマの価格の高騰を考えると、普及して安価になっているとはいいがたい気もします。
で、この自動運転ですが・・・
DX推進がからむと・・・MaaSと紐づいて出てくるのですが・・・
管理人にとってはいい迷惑です。
地方の田舎では、クルマは必須ですし、また高齢になって免許を返納したら生活の足がなくなるので死活問題であるのは間違いありません。
民間はもちろんですが、公共交通でも採算が合わないわけです。
それをDXでなんとかしろと言われてもムリです。
仮に完全自動運転が実現されたとしても、その車両の維持管理だけでも、採算が取れません。
1台のバス+人件費 と 完全自動運バスのコスト
を比較して・・・
どっちが安いか???
当面は間違いなく
1台のバス+人件費 <<< 完全自動運バス1台のコスト
となるでしょう。
技術都として求める事は間違いありませんが、最初から採算が合わないと分かっていることとを、ソリューションとして提案して実証実験(国の補助金あり)を進めるのは詐欺の様に感じます。
ドローンによる自動配達
次にドローンによる自動配達です・・・
自動運転とともに、買い物弱者に対して、有効なサービスになるとの謳い文句ですが・・・
ドローンもそんなに安いモノではありませんし、現状では課題が多すぎです。
- 積載量の問題
- 飛行時間の問題
- 荷物の積み下ろしの問題
- 操縦者の確保
など問題は山積です。
いちぶ実証実験を行っていますが・・・
これも採算が合わないと管理人は考えています。
仮に、買い物弱者が5世帯ほどある地区を想定して・・・
食料品等の生活費需品を届けるとしましょう・・・
何日分を運搬するかにもよりますが・・・
産業用ドローンの積み荷の上限が20キロ前後・・・
1バッテリー当たりの飛行時間が30分前後と考えると・・・
1往復で済むわけがありませんし、何往復も必要となります。
また、最寄りの店舗から飛ばすことになると思いますが・・・
そこに操縦者が向かう必要がありまし・・・
当該買い物弱者の地区で、積み荷を安全にドローンから降ろす作業ができることが前提でもあります。
これらの問題点を考えると・・・
やはり採算が合うとは考えられません。
現状では生活協同組合が当該世帯に必要な商品をクルマでまとめて配送した方が最も効率が良いかと思います。
だいたい、これらサービスについては、やろうと思えば、これまでもやれたわけですよね。
例えばですが、ヘリを飛ばすとか・・・
ただ、どう考えても採算が合わないからできなかったわけです。
ヘリを飛ばすよりもドローンを飛ばす方がコストは安価ですが・・・
それでも、1往復で輸送できる物量を考えると・・・
採算が合うとは思えませんし・・・
それらのコストを配送料として購入者から取ることも困難ではないでしょうか?
とうなるとまた、補助金をアテにしてくるわけですよね。
まぁコミニティーバスを走らせることと、ドローンを飛ばすことを比較してどっちが安価なのか???
と比較することはできますが・・・
コスト的には・・・・
ドライバ < ドローン操縦者
バス >> ドローン
となると思うので、ドローンを飛ばした方が安価かもしれません。
ただし、ドローンでは人は運べませんので、通院等の問題がある以上・・・
公共交通を廃止することもなかなか難しいと思います。
メタバース
最後にメタバースです。
こんなことまで、自治体が考えなければいけないのかと思うと・・・
ぶっちゃけ反吐がでます。
まずは、メタバースについてChatGptに質問してみました。
メタバースは、仮想現実の世界のことを指します。この世界は、人工的に作られたデジタル空間であり、ユーザーが自分自身を仮想的な存在として表現できるようになっています。メタバースは、様々な技術を用いて構築されており、現実の世界と同様に、人々が様々な活動を行うことができます。
メタバースは、多くの場合、3Dグラフィックス、VR、AR、IoT技術、AI技術、ブロックチェーン技術などの最新の技術を利用して構築されています。これらの技術を利用することで、メタバースは、リアルな現実世界と同じような経験を提供することができます。
一般的に、メタバースには、人々が仮想空間での活動を行うために使用するアバター、仮想通貨を含む経済システム、そしてユーザーが独自の仮想空間を作成できるようにするツールが含まれます。これらの要素は、ユーザーがより多くの自由を持って、より自由にメタバース内で活動できるようにすることができます。
また、メタバースは、多くの業界に影響を与えることが予想されています。たとえば、不動産業界では、メタバースにおける仮想不動産の販売が増加することが予想されています。また、エンターテインメント業界では、メタバースを利用した新しい形態のエンターテインメントが開発されることが期待されています。
ただし、メタバースの開発には、いくつかの問題もあります。たとえば、プライバシーやセキュリティの問題、データ保護の問題、そして経済的な問題が挙げられます。これらの問題に対処することが、メタバースがより安全で持続可能なものとなるために重要です。
Chatgpt
試しに・・・
バーチャル秋葉原を使って見ましたが・・・
正直、これらに莫大な投資する意味が分かりません。
メタバース(仮想現実)の利点として・・・・
仮想空間での活動には、現実社会では実現が難しい体験を提供することができる場合もあります。例えば、想像上の世界を探索することや、ファンタジーの世界で冒険をすること、宇宙を旅することなどが挙げられます。これらの体験は、現実社会では難しいこともあり、仮想空間でしか実現できないものとなっています。
chatgpt
たしかに、いう事はわかりますが・・・
エンターテイメントの域を超えることができのか???
疑問でなりません。
メタバースの究極の正解が米国映画のマトリックスだと思います。
- 人間は一か所に集められてチューブに繋がれて生かされている
- 仮想現実と現実世界の区別が付かず仮想現実を現実として生活している
人間は非効率的な生き物ですので・・・
食って、出して、寝る必要があります。
そのためには、さまざまなインフラが必要なわけです。
また、世界中のどこにでも住んでいるわけですし、それらの生活を維持する社会システムも必要なわけで・・・
インフラ・社会システムを含めて非常にコストがかかります。
また、エネルギーも必要としますし、環境にも悪い。
マトリックスの世界観では、人間の維持に掛かるコストは最小限で済んでいます。
また、仮想社会の中でそれなりに満足して生きているわけですから・・・
非常に効率が良いシステムでしょう。
ここまで、突っ切ってしまえば、メタバース(仮想現実)も地球を存続させる為に必要かなとも思えますが・・・
現時点では、大手プラットフォーマーが金儲けの手段(新たな投機先)と考えているとしか思えません。
これまた、米国の映画でレディープレーヤーというものがありましたが・・・
映画の世界観は
荒廃した現実社会と豊かな仮想現実という対比となっていました。
仮想現実で手に入れても現実では使えない
メタバース内で買った商品が自宅に届くというサービスはありますが・・・
それだと、ネットショッピングとあまり変わりがありません。
では、仮想社会内で使えるモノ(ゲームでのアイテムの様なもの)を購入したとして、それは現実社会で使えるものではありません。
今後、こういう売買が現実的になってくるのであれば・・・
ゲーム内の課金と変わらないわけで・・・
それを商売と言ってしまえば、そうなのかもしれませんが・・・
それで少なからず搾取される方々が出てくると思うと・・・
心配でなりません。
ChatGptと討論したが論破された
管理人は、どちらかと言えばメタバースは否定派ですので・・・
ChatGptと試しに討論してみましたが。
負けました・・・
最終的に、メタバース(仮想社会)に価値化を見出すか否かは、人それぞれだと言われれば・・・
現実でも3Dゲームで課金する人間は、沢山いるわけですので・・・
メタバースが商売として成立しないと考える方が無理があります。
いずれにしても、世の中は変な方向に向かっているとしか考えられない・・・
視野の狭い管理人のグチでした。
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